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おすすめ映画感想|『ドッグヴィル』(2003/ラース・フォン・トリアー監督)

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Siegfried PoepperlによるPixabayからの画像

『ドッグヴィル』のあらすじと概要

「奇跡の海」で審査員グランプリ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でパルムドールと、2作連続カンヌ映画祭を制したデンマークの異才、ラース・フォン・トリアー監督。彼がブレヒトの「三文オペラ」の挿入歌「海賊ジェニー」にインスパイアされ、ダシール・ハメットの「血の収穫」やカフカの「アメリカ」を参考に“想像上のアメリカ”を描いたと語る実験的作品で人間の「本性」を無視した観念的な道徳の無意味さを描いています。監督自身がDVカメラで撮影にも参加している。

(ストーリー)

舞台は大恐慌時代のロッキー山脈の廃れた鉱山町ドッグヴィル(犬の町)。医者の息子トム(ベタニー)は偉大な作家となって人々にすばらしい道徳を伝えることを夢見ていました。

そこにギャングに追われたグレース(キッドマン)が逃げ込んできます。トムは追われている理由をかたくなに口にしないグレースを受け入れ、かくまうことこそが道徳の実践だと確信し、町の人々にグレースの無償奉仕の約束と引き換えに彼女をかくまうことを提案します。

グレースは受け入れてもらうために必死で努力し、やがて町の人と心が通うようになります。しかし、住人の態度は次第に身勝手で不条理なエゴへと大きく変貌していくことになります。

Willi HeidelbachによるPixabayからの画像

『ドッグヴィル』のスタッフとキャストについて

ラース・フォン・トリアー監督:1956年生まれ、デンマーク・コペンハーゲン出身。本作品「ドッグヴィル」(03)、「アンチクライスト」(09)など常に物議を醸す作品を送り出し、デンマークの映画界を牽引している。                                    なお、トリアー監督は、以前酒量は毎日ウォッカ1本 薬物とアルコール依存症の治療を受けていたことを、デンマークのポリティカン紙のインタビューで明かにしているそうです。そして過去の作品のほとんどは、アルコールや薬物の影響下で脚本を執筆したものだというから驚きです。さらに、薬物乱用の真っただ中で書いた本作品「ドッグヴィル」の脚本はわずか12日間で完成したというから驚愕です。

ニコール・キッドマン(グレース):1983年に映画デビューし、「デッド・カーム 戦慄の航海」(89)がアメリカでヒットしたのを機に「デイズ・オブ・サンダー」(90)でハリウッドデビュー。

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ポール・ベタニー(トム・エディソン):イギリス・ロンドン出身。「ビューティフル・マインド」(01)や「マスター・アンド・コマンダー」(03)、「ダ・ヴィンチ・コード」(06)などで広く知られるようになる

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クロエ・セビニー(リズ):モデルとしてデビューしたのち、1995年に映画「KIDS」のヒロイン役で女優デビュー。➢おすすめ映画|『荒野にて』(2017/アンドリュー・ヘイ監督)天涯孤独の少年と一頭の馬との放浪の旅路

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ローレン・バコール(ジンジャー):1924年生まれ、ニューヨーク出身。“ザ・ルック”と呼ばれた上目遣いの視線とハスキーボイス、知的な美貌の元祖クールビューティとしてハリウッドの黄金時代を代表する女優。「脱出」(44)で女優デビュー、同作で共演した25歳年上のハンフリー・ボガートと恋に落ち、45年に結婚している。

パトリシア・クラークソン(ヴェラ):➢おすすめ映画|『小悪魔はなぜモテる?!』(2010/ウィル・グラック監督)エマ・ストーン主演青春ラブコメディ

『ドッグヴィル』のネタバレ感想

ネタバレ有り

大きな舞台の上に白い線で家と道路の仕切りを描いたセットを設定し、観客に舞台劇を見せるような趣向の映画作りにまず驚きました。しかも上映時間は3時間! ストーリーは”人間の「本性」を無視した観念的な道徳の無意味さを描く”というかなり哲学的な観念の描出になっていました。

なお、本作品は上述している通り、ラース・フォン・トリアー監督が”薬物乱用の真っただ中で書いた本作品「ドッグヴィル」の脚本はわずか12日間で完成した”という代物です。衝撃的なラストシーンは常人では描けない結末の様な気がします。勿論、ドッグヴィㇽの人々にとっては自業自得、神の天罰が下ったのだから仕方がないという考え方もあります。それにしても、非常に後味の悪い終演には驚きを隠せませんでした。

飛行機恐怖症の為、一度もアメリカを訪問した事が無い、ラース・フォン・トリアー監督にとって、ドッグヴィㇽとは”アメリカ”の概念そのものだという事らしいですが、やはりかなりの『偏見』があるような気がします。

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