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おすすめ映画感想|『つぐない』(2007/ジョー・ライト監督)現代文学を代表するブッカー賞作家イアン・マキューアンの最高傑作を映画化

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Solène DesjardinsによるPixabayからの画像

『つぐない』のあらすじと概要

1935年戦火が忍び寄るイギリス。ある夏の日、タリス家の末娘ブライオニーは、姉セシーリアと使用人の息子ロビー・ターナーの些細ないさかいを目撃する。将来小説家を目指す多感なひとりの無垢な少女の嫉妬と勘違いが嘘を生み、その偽りの証言によって、刑務所送りになり人生を狂わされてしまった男・女が運命の波に翻弄される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる、現代英国文学界を代表するブッカー賞作家イアン・マキューアンによる傑作小説「贖罪」(新潮社刊)、映像化は困難と言われた複雑な物語を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督&キーラ・ナイトレイ主演で緻密な構成で映画化された。共演にジェームズ・マカボイ、ロモーラ・ガライ、バネッサ・レッドグレイブらが共演する。

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『つぐない』のスタッフとキャスト

ジョー・ライト監督:1972年生まれ、英・ロンドン出身。

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キーラ・ナイトレイ(セシーリア・タリス):03年には「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のヒロイン役エリザベスに大抜てきされる。

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ジェームズ・マカボイ(ロビー・ターナー):英スコットランド・グラスゴー出身。

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シアーシャ・ローナン(ブライオニー・タリス、13歳):ジョー・ライト監督の本作品「つぐない」(07)で13歳にしてアカデミー賞をはじめ様々な映画賞の助演女優賞にノミネートされ、期待の若手女優として注目を浴びる。

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ロモーラ・ガライ(ブライオニー・タリス、18歳):ウッディ・アレン監督作「タロットカード殺人事件」(06)で実力を見せ、「アメイジング・グレイス」(06)でヒロインを、フランソワ・オゾン監督の「エンジェル」(07)で主演を務めた

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ジュノー・テンプル(ローラ・クィンシー):「あるスキャンダルの覚え書き」(06)のオーディションでケイト・ブランシェットの娘役に選ばれる。

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『つぐない』のネタバレ感想

(ネタバレ有り!)

多感な少女がついた嘘の代償は余りに重く、大きな問題を引き起こし、永遠に消し去る事の出来ないものとなりました。少女の淡い恋心が生んでしまった悲劇だと思います。冒頭大邸宅の自室でタイプライターに向かい戯曲を描き上げ、大喜びして屋敷中を駆け回るシアーシャ・ローナン扮する可憐なブライオニ―の姿が映し出されます。余りに幼い顔だったのでシアーシャであるのかどうか、見分けがつきませんでした。また、部屋の窓から、自分も思いを寄せているロビーが姉と一緒にいるところを目撃します。姉はいきなり噴水池に着衣のまま飛び込むというシーンに呆気に取られていると。その後、直ぐにその時何が起こっていたのか詳細な二人のやり取りを”解説”する映像が映し出されます。

意味深な恋文の手渡しを頼まれたり、図書室内での姉らの情事を目撃したりと、ここまでくると、純真あ乙女の複雑な心中を推し量る事は、我々大人の男性にはまったく不可能です。その夜、暴行事件が発生します。真犯人を目撃したのですが、まったく嘘の供述をしてしまいます。自分は”裏切られた”という気持ちもあったことの反発も有ったのかも知れません…また、愛情の裏返しで、重大事件の犯人に仕立て上げてしまいます。しかしながら、この時は、ほんの出来心であって、ここまで恐ろしい深刻な結果が待ち構えている事を本人は全く理解していなかったと思います。これを一生涯負い目と感じながら、一生を送ることは酷な気持ちもします。

確かに映像化困難と思われる複雑な物語を見事に映像化するジョー・ライト監督の力量は素晴らしく、またキーラ・ナイトレイ、シアーシャ・ローナン等女優陣の美しさ・演技の素晴らしさにも魅入ってしまいました。

 

 

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