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公開中 おすすめ新作映画感想|『シルクロード.com 史上最大の闇サイト』(2021/ティラー・ラッセル監督)“驚愕の実話”から生まれたサイバー・ダーク・サスペンス

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『シルクロード.com 史上最大の闇サイト』のあらすじ概要

2011年、検索エンジンではヒットしないダークウェブと暗号通貨 “ビットコイン”という二つの暗号化技術を用いて、違法ドラッグや殺人依頼を匿名でやりとりできる闇サイトを立ち上げた天才的頭脳を持つ若者を、パソコンも使えないアナログな捜査官が追い詰めていく姿を、実話をもとに描いたサスペンス。

天才的な頭脳に恵まれたロス・ウルブリヒトは、自由な世界を求め、「世界を変えるぞ」「アマゾンのドラッグ版だ」と唱え、表では絶対に買えない違法物を完全に匿名で売買できる闇サイト「シルクロード」を立ち上げる。瞬く間に熱狂的な支持者を集めたシルクロードは、一日に一億円もの取引を行う程に急成長、警察にもマークされるが、ロスは絶対に身元がバレない強固なシステムを築いていました。

一方、ボルティモアの麻薬取締局に所属していた、はぐれ者の捜査官リック・ボーデンは、アルコール依存症が原因で重大な作戦でミスを犯して、サイバー犯罪課へ異動させられていました。引退まで9カ月を残し、最後の事件を追う事で、家族のために実は一線を越えてしまうことになります。アナログ人間のリックはサイバー犯罪課では足手まといな存在でしたが、周囲も驚く執念の独自の捜査方法でロスとの接触に成功するのですが……。

ロスを「ジュラシック・ワールド」のニック・ロビンソン、捜査官リックを「ターミネーター:新起動 ジェニシス」のジェイソン・クラークが演じています。

原題:Silk Road

愚木混株 Cdd20によるPixabayからの画像

『シルクロード.com 史上最大の闇サイト』のスタッフとキャストについて

ティラー・ラッセル監督・脚本:父親がテキサス州ダラスの地区検察局で働いていた関係で、子供の頃から裁判所や刑務所、警察署に出入りしていた。その影響もあり、犯罪レポーターとしてキャリアをスタートしている。これまでに犯罪に関連する数多くのドキュメンタリー作品を制作してきています。

ジェイソン・クラーク(リック・ボーデン):1969年、オーストラリア、クイーンズランド州生まれ。超大作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 (15)で主演を務める。演技派として高く評価されている。

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ニック・ロビンソン(ロス・ウルブリヒト):1995年、アメリカ、ワシントン州生まれ。大ヒットシリーズ『ジュラシック・パーク』の第4弾『ジュラシック・ ワールド』(15)で、世界的にその存在を知られる。TVドラマで活躍している。彼が演じたロスはFacebookの創設者マーク・ザッカーバーグと同い年です。

ポール・ウォルター・ハウザー(カーティス/ロスの協力者):巨匠クリント・イーストウッド監督の『リチャード・ジュエル』(19)で主演を務め、高く評価される。

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アレクサンドラ・シップ(ジュリア)

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Tiểu Bảo TrươngによるPixabayからの画像

『シルクロード.com 史上最大の闇サイト』のネタバレ感想

(ネタバレ有り)

匿名の闇取引サイトで何でも買えてしまう世の中に既になっている事実が恐ろしいと思います。また、闇サイト運営には、更に匿名性のある暗号通貨 “ビットコイン”なども実際利用されていたようです。余り深入りしたくはない世界ですが、PC画面から”自由”に訪れる事が可能だという便利さの裏の恐怖を感じます。

本作品は闇サイト『シルクロード』の盛衰のストーリーですが、対極にあるアナログのはぐれ者捜査官リックとの対決を描いているところに物語としての厚みを持たせています。映画作りに際し、どの程度のフィクションが加えられたか定かではありませんが、やはり、最後の最後に犯人ロスを恐喝して、娘の小学校入学金・授業料捻出の為、大金を自分の口座に振り込ませるという”失態”はさすがに如何なものかと考えさせられました。(かなり後味が悪い感じ…)

アナログ人間でも努力次第で、ITの世界の天才たちと十分太刀打ち出来る、やれば出来るんだと拍手喝采したいところなのに誠に残念!

 

 

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