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おすすめ映画『タイタニック』(1997/ジェームズ・キャメロン監督・脚本)感想‣永遠の名作

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『タイタニック』のあらすじと概要

北大西洋上で氷山に衝突し、20世紀最大の海難事故となった史上最大の豪華客船タイタニック号の悲劇を、ラヴ・ストーリーの要素を交じえて描いたスペクタクル大巨編。

1912年4月10日。イギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号に、賭けで勝ってチケットを手に入れて三等船室に乗り込んだ画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)がいました。17歳のローズ(ケイト・ウィンスレット)は上流階級のアメリカ人で、大資産家で婚約者のキャル(ビリー・ゼーン)、ローズの結婚を強引に決めた母親ルース(フランシス・フィッシャー)、コロラドの富豪夫人モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ)と一緒に一等船室に乗り合わせる事から、物語が始まります。

ほぼ原寸大に再現されたタイタニック号をはじめ、総製作費2億ドルという巨費を投じたゴージャスな雰囲気が見どころ。監督・脚本は「ターミネーター2」「トゥルーライズ」のジェームズ・キャメロン。SFXはキャメロン自身が設立した特撮工房のデジタル・ドメインがあたった。

製作費は2億㌦と、当時の映画界で最も高額な作品となりました。なお、空前の大ヒットとなった本作は世界興行収入は22億㌦に上っています。2010年に同じくキャメロンが監督した『アバター』がこれを超えるまで、史上最高の興行収入を記録したという。

原題:Titanic

ELG21によるPixabayからの画像

『タイタニック』のスタッフとキャストについて

ジェームズ・キャメロン監督・脚本:カナダ/オンタリオ州出身。「ターミネーター」(84)が大ヒットし、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーをアクションスターに押し上げた。「ランボー 怒りの脱出」(85)の脚本を手がけ、リドリー・スコット監督から引き継いだ「エイリアン2」(86)を成功に導いている。

レオナルド・ディカプリオ(ジャック・ドーソン/米・ウイスコンシン州出身、画家を目指して世界中を旅する青年)

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ケイト・ウインスレット(ローズ・デウィット・ブケイター/家が破産寸前のため母に言われるがままに政略結婚を強要されており、タイタニック船上で自殺を図ろうとするところを、ジャックに救われる)/ 英バークシャー・レディング出身で、両親ともに舞台俳優。

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ビリー・ゼイン (キャルドン・ホックリー/アメリカの大富豪の御曹司、ルイ16世の所有していたという、王族が所有してきたとされる52カラットのブルーダイヤモンド=「碧洋のハート」を婚約者のローズに贈る)

キャシー・ベイツ (マーガレット・“モリー”・ブラウン/新興成金ながらジャックの味方):テネシー州メンフィス出身。1990年、スティーブン・キング原作のホラー映画「ミザリー」で作家である主人公の狂信的なファン、アニー・ウィルクスを演じ、アカデミー主演女優賞を受賞している。

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『タイタニック』のネタバレ感想

ローズもジャックも架空の人物というのが少し残念ですが、ジェームズ・キャメロン監督の脚本・演出が素晴らしく、たっぷり3時間が夢の様に過ぎ去る映画でした。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウインスレットのふたりの光り輝く演技、表情など彼らの魅力を120%出し切り映像化している演出は実に見事だと感じました。

冒頭の沈没したタイタニック号をカメラの映像で捉えるシーンはほんもののタイタニック号の船体だそうです。この映像を見る事で、視聴者は否が応でも現実のタイタニック号に乗り合わせたかのように現実味を増してきます。船内、一等船室と三等船室の待遇の差は驚くほど大きく、多分現代でも豪華客船の内部では同じような歴然とした格差は存在するものと思われます。一等船室は超豪華で華やか、毎日のように晩餐会、パーティーが繰り広げられます。一方、三等船室内もそれなりに楽しく過ごしている様子が垣間見られました。

一番過酷なのは船底のボイラー室で働く船員たちです。燃料の石炭を一日中釜に放り込む作業が続いていました。それに氷山に衝突して海水が浸水し始めるのもこちらが一番最初。

多くの犠牲者を出した大惨事の海難事故の様子を、タイタニック号の中で実際に他にも数多あったであろうラブロマンスの一つ(架空)をテーマにして描いた悲劇です。しかしながら、ほんの短い一瞬の出会いでありながらも、困難を乗り越え生き残った一人の女性ローズの心にジャックは永遠に生きていたという事実が明らかになっていく部分にじーんとさせられ、とても深い余韻が残りました。

 

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