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映画『幸せの教室』(感想)中年男性がリストラ後、心機一転大学生となり、新しい人生の扉を開いていくコメディ

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映画『幸せの教室』のあらすじ・概要

トム・ハンクスが「すべてをあなたに」(1996)以来15年ぶりに長編映画のメガホンをとり、ジュリア・ロバーツを共演に迎えて描いたハートフルラブコメディ、本作でハンクスは自分自身のイメージにぴったりの中年男性役を好演しています。

長く勤めていた地元の大型スーパーで同僚や常連客からも慕われていた優秀なベテラン従業員・退役軍人であるラリー・クラウンは、ある日突然、大卒ではないという一つの理由でリストラされてしまいます。再就職のために多くの会社の面接を受けますが、不景気や学歴もあり、どこの会社も彼を雇ってはくれません。おまけに住宅ローンの返済も残っていました。

心機一転して地元の大学に入学する事になったラリーは、大学での新生活に希望を抱いていました。教室やって来た講師は、いつしか教えることの情熱を忘れてしまったスピーチ術を教える美人教師のメルセデスでした…

2011年製作/99分/アメリカ
原題:Larry Crowne(主人公の名前)

映画『幸せの教室』のスタッフとキャストについて

トム・ハンクス監督・脚本・主演:「すべてをあなたに」(1996)以来15年ぶりに長編映画のメガホン取ります。

主人公ラリー・クラウン。大型スーパーの優秀な店員として働いているが、学歴が大卒では無いという理不尽な理由で解雇されてしまう。

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ブライアン・クランストン(ディーン・テイノー):妻に隠れてインターネットのポルノばかり見ている元大学教授の小説家。

ググ・バサ=ロー(タリア・クラスメート):ジュード・ロウと共演した舞台「ハムレット」(09)でブロードウェイでの成功を収め、米TVシリーズ「アンダーカバー」(10~11)でも主演を務めた。

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ラミ・マレック(クラスメート):伝説的ロックバンド「クイーン」のリードボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」(18)ではフレディ役を熱演し、第76回ゴールデングローブ賞や第91回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。

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映画『幸せの教室』のネタバレ感想

ほのぼのホームドラマの様なコメディー映画です。『フォレスト・ガンプ』の主人公を想わせるようなラリーは天真爛漫ながら、非常に客当たりもよい優秀なスーパーの店員でした。しかしながら、大卒ではなという理由だけでリストラに遭ってしまいます。そして米国の不況という時代背景もあり、就職に応募した企業からは悉く門前払いを食ってしまいます。

仕方なく、一発奮起して入学した”大学”でしたが、大学側から勧められた講義を受ける事になります。そのスピーチクラスの美人の教授との出会いが、”棚からボタ餅”ではありませんが、人生が180度変わってしまうような変化が訪れます。ずっとスーパーの店員で活躍するのも良かったとは思いますが、やはりメルセデス講師との出会いの方がはるかにときめきを感じます。

一方、メルセデス自身も家庭内では大きな悩みを抱えていました。また、担当している授業に対する情熱も余り感じられません。同じく大学教授であった夫は小説家を目指し、家にいるだけで働こうとしません。小説を書いているのかいないのか良く分からない生活を送っていました。

そんな中、ラリーはリストラされた事を悔やんでばかりいませんでした。徐々に若い”同級生”たちとすっかり打ち解けて会い、学生生活をエンジョイするようになっていました。また、遊び呆ける事はせず、授業を真剣に聴き、どんどん知識を吸収して行きます。このあたりは、実生活での経験が役立っているという印象を受けました。

さらに、メルセデスの不人気なスピーチクラスと違い学生から大人気の経済学も受講します。日本人風のいかつい顔の教授(ジョージ・タケイ)に授業中いつも、ラリーは睨まれており携帯電話を取り上げられてばかりいました。しかしながら、蓋を開けて見ると、意外にも「講義の内容をしっかり理解したのはラリーが一番だ」と最後に教授に認められます。人間どこにどのような才能が埋もれているか分からないものです。『人間(じんかん)至る所青山在り』という言葉を思い出しました。

 

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