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映画『若き人妻の秘密』(感想)ミステリアスな恋愛映画、最後にどんでん返しが待ち構える。レア・セドゥの魅力全開!

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映画『若き人妻の秘密』のあらすじ・概要

アデル、ブルーは熱い色」のレア・セドゥーと「息子のまなざし」のオリビエ・グルメが共演し、若く美しい人妻と孤独な男の愛の行方を描いた(官能)心理サスペンス・ドラマ。

初老の弁護士ショレーは元教え子・部下ポールの失踪をきっかけに、ポールの妻エーブと久々に再会します。ポールの経営する弁護士事務所が数カ月前に破産していたという事実を知ったエーブは、多額の借金を抱え心身ともに疲れ果ててしまいます。

一方、1年前に妻子を亡くしたショレーは、そんなエーブを見かねて借金全額を肩代わりし、彼女への金銭的な支援を申し出ます。エーブは戸惑いながらも徐々に心優しいショレーに惹かれ、ショレーもまた若く美しい彼女に次第に夢中になりますが……。

「ザ・ロード」の俳優ジャムシェド・ウスマノフが監督をつとめました。

2011年製作/101分/フランス
原題:Le roman de ma femme

映画『若き人妻の秘密』のスタッフとキャストについて

ジャムシェド・ウスマノフ監督・脚本

レア・セドゥー(エーヴ):女性同士の運命的な恋を描き、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「アデル、ブルーは熱い色」(13)では主人公アデルの恋人役を演じ、作品へのパルムドールと同時に、アデル役のアデル・エグザルコプロスとそろって史上初めて俳優としてパルムドールを受賞している/失踪した弁護士の夫ポールが多額の借金をしていた事に気付く。しかし、その借金はポールの元上司であった弁護士のショレーによって知らぬ間に返済されている。結婚して6年目の25歳の若妻。

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オリビエ・グルメ(ショレー):ベルギー出身/妻と息子に先立たれて孤独な中年男性。弁護士でエーヴの夫ポールの元教授・上司。心臓病を病んでおり、余命5年という。

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映画『若き人妻の秘密』のネタバレ感想

(ネタバレ有り)旧作映画ですが、今回予告編でレア・セドゥの魅力に魅かれ初観賞してみました。フランス語の原題と邦題が著しく異なる為、内容詳細をよく知らす「官能」映画を期待した視聴者は「失望」させられるかもしれません。しかしながら、サスペンス恋愛映画としてみれば、それなりに興味津々でどっぷりストーリーに浸り見る事の出来る非常に良く出来た映画で、レア・セドゥの魅力も十分引き出せているのではないかと感じました。特に素晴らしいファッション、更に本作品で常時見せていた不機嫌そうな表情も”魅力”の一つになっていました!

毎朝の日課であるジョッギングから戻らず、忽然と姿を消してしまった夫ポールに取り残された若妻エーヴ。なんと彼の経営する弁護士事務所は数か月前に破綻し、借金が残されている事実が明らかになります。そこに夫ポールの元教授であり、独立する前の上司であった弁護士のショレーが現れます。

困り果てていたエーヴを見かね、ショレーは借金の肩代わりから、生活費の面倒、更には夫の失踪後精神的に不安定になっている彼女を自分の別荘に招待するという行動に出ます。一方、警察からは、夫の事務所の破綻の原因はショレーが仕組んだのではないかという”嫌疑がある”ことが仄めかされます。

親子ほども年の差があるエーヴとショレーですが、彼の優しさに魅かれて行くところが、ごく自然に描かれています。その後、警察からの上の様な嫌疑がある事を説明されたこともあり、エーヴがショレーに傾きかけた心を「閉ざす」という行動に出て、ショレーを失望させることになります…

わたしはエーヴとショレーが仲睦まじい関係になっているところに、夫ポールが突然現れ、三角関係の修羅場が待ち構えていると思っていましたが、ストーリーはまったく違う展開をします。(これは見てのお楽しみにしておきます。ラストを見てしまうと「なんだぁ〜」と思うかもしれません)

最後の電話のシーンでエーヴは重要な言葉を発しますが、彼女のこの心理はとても良く理解できました。

見終わったあと、とても考えさせられる、深い余韻を残すフランス映画らしい映画という気がします。

 

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