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映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(感想)「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の凄絶な戦いを描く。何度も死を体験する謎の『無限ループ』の世界に頭は大混乱!?

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映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のあらすじ・概要

桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」(集英社スーパーダッシュ文庫刊)を、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。

「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続き、人類絶滅の危機に瀕している近未来を舞台に、同じ時間を何度も繰り返すはめになった兵士が、幾度もの死を経験し、劇的に成長していく姿を描く。(しつこい位繰り返されるループ世界の体感が本作品の最大の魅力の一つ)

戦闘に対して逃げ腰な軍の広報担当官ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘経験が全くないにもかかわらず、上官である将軍の命令に従わなかった為に、2等兵に降格され最前線に送り込まれてしまい、あえなく戦死します。

しかし、死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる前に戻っていました。再び戦死するとまた同じ時間に巻き戻り、不可解なタイムループから抜け出せなくなったケイジは、同様にタイムループの経験を持つ軍最強の女性兵士リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)に訓練を施され、次第に戦士として成長していきます。

戦いと死を何度も繰り返し、経験を積んで戦闘技術を磨きあげていくケイジは、やがてギタイを滅ぼす方法の糸口をつかみはじめます。監督は「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。

なお、戦士の纏う機動スーツは一体36㌔から装備の違いものでは55㌔にも及ぶものがあり、とてつもなく重かったという。

2014年製作/113分/アメリカ
原題:Edge of Tomorrow

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のスタッフとキャストについて

ダグ・リーマン監督「ボーン・アイデンティティー」(02)以下シリーズの大ヒットをもたらす。また、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー共演の「Mr.&Mrs.スミス」(05)や「ジャンパー」(08)といった話題のアクション映画を監督

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トム・クルーズ(実戦経験ゼロの広報官/ウィリアム・ケイジ少佐):本編開始早々20分で死亡するが、何と冒頭と同じ場所で目を覚まし生き返るというシーンが何度も繰り返されるというびっくり仰天の『無限ループ』を経験する。しかし、生きかえる度に戦闘能力が備わり強靭になり逞しい戦士となって行く。

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映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のネタバレ感想

(ネタバレあり)まったく実戦経験の無い、広報担当のウィリアム・ケイジ少佐が二等兵に降格され、『侵略者』との戦争の最前線に送り込まれるという恐怖感がこちらまで良く伝わってきました。激しい戦闘が繰り広げられており、兵員輸送機も攻撃を受けあわや墜落の危機に瀕しながらも、兵員は地上に降下しますが、先を読まれて待ち構える『侵略者』に攻撃を仕掛けられ全滅寸前に追い込まれます。事もあろうに主演のウイリアム・ケイジ少佐は呆気なく戦士してしまいます。

ところが、本作品は驚くべき展開で、少佐は映像を巻き戻したように最初の場面に記憶は遡り、同じ体験を繰り返すという『無限ループ』の中に取り込まれてしまいます。かなり頭が混乱しますが、何度死んでも生き返るので安心といえば安心ですが、「そんな馬鹿な話があるもんか!」といえば、それまで何ですが…(これは映画なので何でも許容される世界です…)

本編が痛快なところは、トム・クルーズ扮する少佐が生きかえる度に急激に戦闘能力を高め、無敵戦士に変身していくところではないかと思います。馬鹿にしていた兵卒仲間も徐々に畏敬の念を持ち始めます。

更に、二つ目の大きな見どころは4カ月もの長期にわたって本作映画撮影の為に身体を鍛え上げたというエミリー・ブラントの女戦士の雄姿です。30㌔以上もある戦闘スーツを着込み、戦場を縦横無尽に駆け抜ける姿は涙ぐましいシーンでした。

侵略者の親玉がパリ・ルーブル美術館の奥底に潜んでいたという展開は多少ついて行けない点はありますが、少佐は首尾よく地中深く侵入して悪玉に手榴弾5,6発を食らわせ見事にやっつけてしまいます。人類が殲滅されてしまいそうになる圧倒的な攻勢を掛けられていましたが、盲点を突き一瞬に退治してしまう手腕はかなり冴え渡ります。

 

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