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映画『ウォーターワールド』(感想)地球温暖化によってすべての陸地が水没した未来世界のぞっとする世界が舞台のSFアクション

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映画『ウォーターワールド』のあらすじ・概要

地球温暖化により全ての陸地が水没した未来の世界を舞台に、海賊たちと戦う一匹狼の戦士の活躍を描いたSFアクション。

何世紀にもわたる環境破壊の末、地球の温暖化が進み、北極・南極の氷はおろか、シベリアの広大な凍土までが全て溶け、地球に大洪水が起こっていました。海面は上昇し、地表を覆い、やかて陸地は消えて世界はついに海の底に沈んでしまうという状況。それから数世紀。かつて地球と呼ばれたこの惑星にはわずかな人間だけが残されていました。文明と共に漂流を余儀なくされた彼らは海中から引き上げられた既に消滅した世界の残骸から、巨大な人工の浮遊都市を築いていました。そこでは、一匹狼の戦士と海賊たちの間で展開する熾烈なサバイバル戦が行われていました…

総製作費に当時史上最高の1億7千万ドルを費やした超大作。監督は「モアイの謎」のケヴィン・レイノルズ。400カット以上のデジタル合成など特殊視覚効果を指揮したのは「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のマイケル・マカリスター。ハワイ島沖の巨大海上セットで撮影した大作として注目されたが、期待されたほどの興業成績を収められなかったという。

1995年製作/アメリカ
原題:Waterworld

映画『ウォーターワールド』のスタッフとキャストについて

ケヴィン・レイノルズ監督:米・テキサス州サンアントニオ生まれ。

ケビン・コスナー(マリナー):一人で海で漂流を続ける男。正体はミュータント/1955年、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のリンウッドに生まれ。チェロキー族インディアン、ドイツ、アイルランドの混血である。

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デニス・ホッパー(ディーコン)ドライランドへの上陸を企むスモーカーの助祭/55年、ジェームズ・ディーン主演「理由なき反抗」「ジャイアンツ」に立て続けに出演するが、ディーンの死後ハリウッドの監督たちと意見が合わなくなり、活動の場をニューヨークに移す。そして69年、アメリカン・ニューシネマの代表作である「イージー・ライダー」を監督し注目を集める。

ジーン・トリプルホーン(ヘレン)環礁で暮らす女性。エノーラを母親代わりに養っている。
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ティナ・マジョリーノ(エノーラ)ドライランドへの地図を背中に彫られた少女。無邪気で朗らか。一方で気が強くヘレンに食って掛かったマリナーに抵抗することも厭わない強い性格を持つ。

映画『ウォーターワールド』のネタバレ感想

(ネタバレあり)マリナーが人間ではなく『エラ』があるミュータントという設定が面白い。サリー・ホーキンス主演の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』の”半魚人”を少し連想するところでしたが、マリナーはまったく人間そのものので感情・思考・行動に違いはありませんでした。長い間、孤独な漂流生活を続けており、スモーカーズという海賊もどきの集団との抗争が続いていた為、マリナーは二人の女性への対応に、相当厳しく当たってしまった事は仕方がないのかも知れません。ちょっと冷酷過ぎるかもしれませんが渋い男、頼りがいのある男マリナー役は素晴らしかったと思います。

SFで描かれる世界は地球温暖化の結果、全ての陸地が水没してしまった後の世界が描かれています。実際水没してしまった都市の廃墟まで、潜水して行くシーンがありました。何とも恐ろしい光景でした。南極・北極の氷が全て溶け出してしまうとこんな事態になってしまうのかと想像しただけで息苦しくなりそうで嫌な気分になります。過去何千万年の時間、地球上の温度、陸地と海の面積等々は微妙なバランスの上で、動植物・人類が生存できる最適な環境を保持出来ていたのだと思います。現在の環境破壊が取り返しのつかないところに達する前に、絶対に歯止めを掛けなければならないと思います。

ディーコン率いるスモーカーズの面々がよくぞここまで恐ろしい顔(特殊メイクが効いている)の役者を揃えたものと感心させられるほどの怖さでした。水上スキーを乗り回し暴走しまくるのですが、顔に似合わず結構弱く、あっという間にやっつけられてしまうところは情けない。

一方、マリナーの船に乗って冒険に出ざるを得なくなった二人女性は相当な存在感を示していました。特に少女役ティナ・マジョリーノは無邪気で奔放、どんな大人に対してもまったく物怖じしない、超おしゃべりな女の子で非常に好感が持てました。しかも、全く泳げないにもかかわらず、本気で起ったマリナーに海に放り投げられてしますシーンは本当に気の毒でした。

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