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「パトリス・ルコント監督」おすすめ10作品(最近見た映画、見直した映画限定。順不同)

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絶対見逃せない映画 おすすめ
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昔の作品でも色褪せる事のない精彩を永遠に放ち続けています。多くの作品は男女の恋愛に絡むものが多く、悩める男性の姿を描かせたらそのリアルさに衝撃を受けます。一方、女性の魅力を引き出す天才だと感じました。おすすめの珠玉の10作品をご紹介します。参考にしてみてください。

『髪結いの亭主』(1990)

少年時代に女性理髪師に淡い憧れを抱いて以来、理髪師との結婚を夢見てきたアントワーヌ。やがて中年を迎えた彼は、美しい理髪師マチルドに出会い、唐突なプロポーズにもかかわらず彼女を射止めることに成功する。それから10年間、マチルドとの愛に溢れた平穏な日々が過ぎていく。しかしながら、突然の大雨の日、ふたりの幸福な生活は思いもよらぬ結末を迎える事になります

おすすめ映画感想|『髪結いの亭主』(1990/仏パトリス・ルコント監督)官能的なラブストーリー。こんな魅力ある床屋に行ったことはない!

『仕立て屋の恋』(1992)

ひとりの少女が殺された、この殺人事件の容疑者として浮かび上がった、前科を持つ仕立て屋の男、極端に綺麗好きながら、禿げでチビでうだつのあがらない、引きこもりで嫌われ者の中年男イール(ミシェル・ブラン)、しかし、生業の仕立て屋の腕前は超一流。しかし彼は犯人ではなく目撃者だったのだ。孤独な生活を送るイールは、向かいのアパートに越してきたエロティックな女性アリス(サンドリーヌ・ボネール)を覗き見ているうちにいつの間にか彼女に恋をし、そしてある日、犯行の現場を見てしまいました。イールは彼女が定期的に恋人らしい男と外出することも知っていました。そしてその男エミールこそが少女殺しの真犯人であることも知っていました。

おすすめ映画感想|『仕立て屋の恋』(1992/パトリス・ルコント監督)フランス映画らしい官能と裏切りのドラマ!

『歓楽通り』(2002)

舞台は、45年のパリ最後の娼館<オリエンタル・パレス>の中だけで育ち、娼婦の世話役として生きてきた中年男プチ=ルイ。そんな彼の夢は“運命の女の人と出逢って、その人を一生を賭けて幸せにする”ことでした。そして、ついにある日彼は歌手を夢見る若い娼婦マリオンと出会います。プチ=ルイが願うのはただひたすらに彼女の幸せだけでした。彼は、彼女の為に”運命の人”まで探し出してきます…

マリオン役は、イブ・サンローランの最期のミューズとして知られる、トップモデル出身のレティシア・カスタ。モーリス・シャバリエ、ミスタンゲットなどのシャンソンが全編を彩る。

映画『歓楽通り』(2002/パトリス・ルコント監督)感想‣「彼のように人を愛せない」と言われたプチ=ルイの人生とは?

『親密すぎるうちあけ話』(2004)

税理士の事務所に、精神分析クリニックと間違えて入ってきた女性が赤裸々に胸の内を語り、奇妙な関係を築いていくラブ・ストーリー。監督は「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント。出演は「マドモワゼル」のサンドリーヌ・ボネール、「バルニーのちょっとした心配事」のファブリス・ルキーニ。

夕暮れのパリの街。問題を抱えたひとりの若い女(サンドリーヌ・ボネール)が、ビルの6階のモニエ医師の診察室へ向かいます。女を出迎えた男(ファブリス・ルキーニ)は、「6時に予約を」という彼女に不審な表情を浮かべながらも、オフィスに招き入れます。彼女は、いきなりすっかり冷え切った夫婦関係を一気に告白します。女は、当惑顔の男の言葉を待つこともなく、次のカウンセリングの予約をして、早々にオフィスから立ち去っていきます。実は、彼はモニエ医師と同じフロアにオフィスを構える妻と別れて孤独な日々を送る税理士のウィリアムだったのです。彼女はうっかり部屋を間違えてしまったのです。

映画『親密すぎるうちあけ話』(2004/パトリス・ルコント監督)感想‣孤独な男女の織りなす緊張感ある感情の駆け引きを描くロマンティック・コメディ。

『列車に乗った男』(2002)

「仕立て屋の恋 」「橋の上の娘」のパトリス・ルコント監督が描く、全く異なった人生を歩んできた2人の男が、偶然に交差する友情物語。主演は「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォール、「ゴダールの探偵」のジョニー・アリディ。列車から降り、薬局に立ち寄ったミランは、そこで初老の男性、マネスキエと出会い、彼の家に立ち寄ることになります。

ミラン(アリデー)は、週の初めに電車で小さな町に到着します。ホテルは閉鎖されていますが、彼は引退したフランス人教師、マネスキエ(ロシュフォール)との偶然の出会いを通して、薬局で頭痛薬を買い求めたミランを見掛け水を飲ませる為に自宅に呼び寄せた事が縁となり。宿泊場所を提供することになります。本作品は、まったく異なる素性の2人の男の関係が発展していくという物語を描いていますが、背景には、それぞれが土曜日に起こることを期待している(!?)ある避けられない出来事があります。ミランは(最初はこの秘密を守っていますが…)土曜日に銀行強盗を決行することが目的でこの鄙びた町にやってきたのでした。マネスキエはすぐにミランの計画に気づきます。しかし、お互いのライフスタイルを相互に尊重して2人の独自の世界に干渉しようとはせず、数日間を過ごす事になります。ところが、最後に銀行強盗を実行を思いとどまるように話をしますが、ミランは計画を思いとどまる事はありませんでした…

映画『列車に乗った男』(2002/パトリス・ルコント監督)感想‣まったく別の世界に生きる男同士の奇妙な交差

『ぼくの大切なともだち』(2006)

自分の誕生日パーティで友人たちから「お前の葬式には誰も行かない」と言われてしまった美術商フランソワ。彼らの前に10日以内に親友を連れてくるという賭けをしたフランソワは、偶然出会ったタクシー運転手ブリュノの助けを借りて親友探しを模索しますが……。

フランスの名匠パトリス・ルコント監督が、中年男性の友情をユーモラスに描いた人間ドラマ。主演は「あるいは裏切りという名の犬」のダニエル・オートゥイユと「戦場のアリア」のダニー・ブーン。

映画『ぼくの大切なともだち』(2006/パトリス・ルコント監督)感想‣友人のいない中年男が真剣に親友作りに奔走するコメディ映画

『暮れ逢い』(2013)

「髪結いの亭主」「イヴォンヌの香り」など、恋愛映画を得意とするフランスのパトリス・ルコント監督が、自身初の英語劇として、第1次世界大戦前夜のドイツを舞台に、孤独を抱える若妻と、美しい青年の8年間にわたる純愛を描きました。

1912年、初老の実業家カール・ホフマイスタ―の屋敷に、個人秘書として若く美しく、才気にあふれた青年フレドリックがやってきます。カールの若き妻ロットは、裕福で優しい夫や可愛い息子にも恵まれていたが、孤独を抱えており、フレドリックにひかれていきます。

ひとつ屋根の下で暮らすうち、フレドリックもまたロットにひかれますが、許されない恋であることから、2人はその思いを口にすることは出来ませんでした。しかし、フレドリックが南米メキシコに転勤することになり、それをきっかけに2人は胸にしまっていた互いの気持ちを告白。2年後にフレドリックが戻るまで、変わらぬ愛を誓いますが……。

映画『暮れ逢い』(2013/パトリス・ルコント監督)感想‣監督自ら「集大成」と語る純情恋愛映画!

『フェリックスとローラ』(2000)

父から受け継いだ移動遊園地のオーナー、フェリックスは陽気で家族の様な仲間から慕われる、頼りがいのあるいい男でした。ある日、遊園地でさびしげに過ごす美しい女性ローラに一目ぼれをしてしまいます。ローラから突然“遊園地でわたしを雇う気はない?”と申し出を受け、フェリックスは即座に彼女を雇うことにしますが、ローラはある不審な男性を見て逃げ出してしまいます。その後何度も情緒不安定な行動を繰り返しますが、ミステリアスなローラに益々謎が深まるばかりですが、一層彼女に魅せられるフェリックスでしたが…

映画『フェリックスとローラ』(2000/パトリス・ルコント監督)感想‣謎多き孤独な女と、彼女に一途に想いを寄せる男との愛の物語

『イヴォンヌの香り』(1994)

1950年代アルジェリア紛争の頃、フランスのレマン湖畔の避暑地で、パリから徴兵を逃れ貴族的蕩尽生活を送る30才のビクトールは、50才程のゲイの医師ルネと美しい女性イボンヌに出会います。ロシア人伯爵と偽るビクトールは、イボンヌとすぐに愛し合うようになります。ある日、彼女の伯父さんの家に呼ばれたビクトールはイヴォンヌに結婚を申し込み、アメリカ移住を誘います。約束のパリ行き急行列車で彼は待ちますが、イヴォンヌは現われません。彼は捜し回リ、やがて彼女がアンドリックス(美人コンテストの審査委員)という別の男とどこかへ行ったことが分かるのですが・・・

映画『イヴォンヌの香り』(1994/パトリス・ルコント監督)感想‣避暑地で繰り広げられる若い男女のひと夏の恋を官能的に描く!

『橋の上の娘』(1999)

ナイフ投げの曲芸師ガボールは、アデルと橋の上で出会います。男から男へと渡り歩き、すぐ捨てられてしまう人生に絶望したわずか22歳アデルは、セーヌ川にかかる名も無き橋の上から、欄干を乗り越えて立ちすくみ、今にも自殺を図ろうとしていました。そんなアデルとその場に偶然居合わせた、ガポールはナイフ投げの”的”にならないかとスカウトします。コンビを組んで巡業に出た2人はツキに恵まれ人気も出ますが、アデルは行きずりの男たちと関係を重ねていきました。

映画『橋の上の娘』(1999/パトリス・ルコント監督)感想‣究極の純愛映画!?

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