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おすすめ映画感想|『ラスト・ボディガード』(2015/アリス・ウィンクール監督)‣マティアス・スーナールツxダイアン・クルーガー共演の緊迫したサスペンスアクション!

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映画『ラスト・ボディガード』のあらすじ概要

戦場で心に傷を負った孤独なボディガードが、愛する女性を守るべく戦う姿を描いたサスペンスアクション。

舞台は「フレンチ・リビエラ」、南フランスにある保養地として知られる地中海沿岸の景勝地にある大富豪の邸宅。元軍人のヴァンサンは、帰還後もPTSDに悩まされる日々を送っていました。知人の紹介で大富豪ワリードの豪邸を警備する仕事を引き受けたヴァンサンは、ワリードが留守の間、ワリードの妻ジェシーと子どもアリの警護をすることになります。ヴァンサンは美しいジェシーに次第に惹かれていきます。そんな矢先、外出中に何者かの襲撃を受けたジェシーたちを間一髪で救出しますが……。

主人公バンサン役を「リリーのすべて」のマティアス・スーナールツ、ジェシー役を「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガーがそれぞれ演じた。監督・脚本は「博士と私の危険な関係」のアリス・ウィンクール。

2015年製作/99分/フランス・ベルギー合作
原題:Maryland

PIROによるPixabayからの画像

映画『ラスト・ボディガード』のスタッフとキャストについて

アリス・ウィンクール監督・脚本:映画「マスタング」をデニズ・ガムゼ・エルギュヴェンと共同執筆しています。2015年カンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映されました。この映画は、第88回アカデミー賞で最優秀外国語映画のフランスのエントリーに選ばれています。

マティアス・スーナールツ(アフガニスタンの戦地からの帰還兵、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいる元兵士ヴァンサン):ジャック・オーディアール監督の「君と歩く世界」(12)とギョーム・カネ監督「Blood Ties(英題)」で女優マリオン・コティヤールと共演しています。

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ダイアン・クルーガー(裕福なビジネスマンの妻ジェシー):「ホワイト・ライズ」(04)でハリウッドに進出。同作の撮影中にウォルフガング・ペーターゼン監督の歴史大作「トロイ」(04)のヘレン役に抜擢されています。

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RD LawによるPixabayからの画像

映画『ラスト・ボディガード』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り

フランス映画らしいと言えばフランス映画らしい映画でした。特に、ネタバレになってしまいますが、最後の最後、ジェシーは空港に向けて子供アリと共に出発してしまうのですが、その直後ジェシーがヴァンサンの背中に抱き着いて来るシーンで終わります。最初は、車を停めて戻って来たのではないかと信じました。わたしの想像ですが、これはあくまでのヴァンサンの頭の中だけの妄想のシーンではないかと思います。その理由は、映画を見れば分かりますが、命の恩人ではあるものの、彼女の心はヴァンサンのある行動を目撃してしまい、心は遠く離れた事は明らかでした…

マティアス・スーナールツxダイアン・クルーガー共演作品として大変期待して視聴しました。マディアスもダイアンも期待通りの素晴らしい演技で申し分ありませんでした。強いて言えば、ハリウッド作品と全く異なり、派手なアクション、戦慄する恐怖、濃厚なロマンスなどがないので、物足りないと感じる視聴者も多いのも納得できます。しかし、全編にわたり連続する、底はかとない緊迫感は半端ではない恐ろしさに満ちていました。

元兵士が大豪邸のパーティー会場を警備することから始まり、更に、夫が外出中の母子の警備などは簡単かと思いきや、夫は大物ビジネスマン(武器商人で違法取引で巨万の富を稼いでいるらしい…)でスイスとの国境付近で警察に逮捕されてしまいます。それも関係してか、夫人も子供と外出中に何者かに襲われます。ヴァンサンの決死のガードで無事救出されます。事なきを得て、邸宅に戻ってみると、無人となっており、広い室内は何者かに物色された跡が残り、書類などが散乱したままになっています。

何台もの監視カメラで外部からの侵入者を監視しているものの、如何せん広過ぎる屋敷を守るには人出が足りません。結局侵入者に襲われ絶対絶命のピンチとなります。しかし、実戦で鍛え上げた戦闘能力を駆使、悉く悪漢を退治して行きます。一人助っ人に来ていた同僚も指摘している通り、ヴァンサンは”戦場”では人が変わります。無類の強さを発揮すると同時に”殺人鬼”に化し、容赦なく敵を痛めつけていきます。

ヴァンサンは夫人がカナダの友人を頼りに国外逃避を計画しており、彼女を守る名目で同行する事を考えていました。少し、その辺のストーリーは飛躍が大き過ぎだと感じました。もう少し練る余地はあったのではないか!

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