おすすめ映画『ミークス・カットオフ』(2010/ケリー・ライカート監督)感想‣希望の旅から疑心暗鬼の旅へ、バケツ一杯の金よりも”水”が欲しい
「ウェンディ&ルーシー」の監督ケリー・ライカートと主演ミシェル・ウィリアムズが再タッグを組み、西部開拓時代のアメリカを舞台に描いたドラマ。1845年、オレゴン州。移住の旅に出たテスロー夫妻ら3家族は、道を熟知しており近道を知っているという男スティーブン・ミークをガイドに雇います。旅は2週間で終わるはずでしたが、5週間が経過しても目的地にたどり着かず、道程は過酷さを増すばかりです。3家族の男たちは、ミークを疑い始めていました。水と食料が不足する一方、お互いへの不信感による緊張が高まります。妻たちは、意思決定に参加できず、夫らがミークをいつまでフォローし続けるべきかについて話し合っているのをじっと見守っています。そんな中、一行の前にひとりの原住民が姿を現します。原住民の存在を知ることで彼らの襲撃を恐れる事になります…
2023.03.29
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