次はどんな役を演じてくれるのか、出演映画毎に非常に個性が際立つ別人を演じてくれることが多いペネロペ・クルス、どの映画も見るのが非常に楽しみです。最近公開された映画『コンペティション』では自分の映画理論にこだわるとても意固地な栄華監督役を演じていました。映画一本一本が全て〝挑戦作品”の気概が溢れています。最近見た10作品を取り纏めて見ました。まだ、未視聴の作品がありましたら、参考にしてみてください。
前回の10作品紹介記事①はこちら
➢「ペネロペ・クルス」出演映画おすすめ10作品パート①(最近観た映画、観直してみた映画限定。順不同)
『ブロウ』(2001/テッド・デミ監督)
1970年代に実在した伝説の米国のドラッグ・ディーラー/ジョージ・ユングの半生を描くヒューマンドラマ。幼い頃、父親は社長なのにお金がなく貧乏な両親の姿を見て育ちます。やがて父の会社は倒産し、苦しい生活を強いられます。彼は20代の時に、マサチューセッツの田舎から、カリフォルニアという当時の流行の最先端の町へツレへ、幼馴染と共に引っ越していきます。そこで一人の女と出逢い、自分の理想の家族を築くため、マリファナの小売りに乗り出すと、すぐさまその商才を開花させていきます。その後、どっぷり裏社会にのめり込み大成功を収めますが… 友人の裏切り、家族との別離、逮捕など、波乱万丈の転落人生を歩むことになります。
おすすめ映画感想|『ブロウ』(2001/テッド・デミ監督)伝説の米国のドラッグ・ディーラー/ジョージ・ユングの半生
『パラレル・マザーズ』(2021/ペドロ・アルモドバル監督)
写真家として成功しているジャニスと17歳の少女アナは、同じ病院の産科病棟で偶然出会い、同じ日に女の子を出産します。ともにシングルマザーとして生きていくことを決意していた2人は、再会を誓って退院します。ところが、ジャニスがセシリアと名付けた娘は、父親であるはずの元恋人から「自分の子どもとは思えない。全然似ていない!」と言われてしまい大変ショックを受けます。それをきっかけにジャニスがDNA検査をしたところ、セシリアが実の子でないことが判明します。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑うジャニスは、激しく悩んだ末にこの事実を封印、アナとも連絡を絶ちます。しかし1年後、偶然アナと再会し、アナの娘が亡くなったことを知ることになります…
新作映画『パラレル・マザーズ』(2021/ペドロ・アルモドバル監督)感想‣同じ日に女児を出産した2人のシングルマザーの数奇な運命を辿る…
『ゴシカ』(2003/マチュー・カソビッツ監督)
美しく聡明な臨床心理学者ミランダは、上司でもあり夫である医師のダグラスが管理官を務めるウッドワード女子刑務所内の精神科病棟で働いていました。ある大雨の夜、車で帰宅途中に謎の少女と鉢合せ、交通事故に遭ってしまいます。3日間眠り続け、目が覚めると自分が勤務していた精神病棟に収容されるという驚きの展開に…そこで彼女は、信じられない様な自分が夫のダグラスを斧で惨殺し、殺人容疑で逮捕されたと聞かされるのでしたが…。
映画『ゴシカ』(2003/マチュー・カソビッツ監督)感想‣女子刑務所内の精神科病棟を舞台にしたホラー映画
『355』(2022/サイモン・キンバーグ監督)
ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴら空前絶後の豪華キャスト陣が大集結、世界各国の凄腕エージェントによるドリームチームの活躍を描いたスパイアクション。
格闘術を得意とするCIAのメイス、トラウマを抱えるドイツ連邦情報局のマリー、コンピューターのスペシャリストであるMI6のハディージャ、優秀な心理学者であるコロンビア諜報組織のグラシー、中国政府で働くリン・ミーシェン。秘密兵器を求めて各国から集まった彼女たちは、ライバル同士だったが互いの手を取り、コードネーム「355(スリー・ファイブ・ファイブ)」と呼ばれるチームを結成。
おすすめ映画感想『355』(2022/サイモン・キンバーグ監督)‣CIA最強の女性エージェント、メイスと世界の女スパイが手を組み世界の危機に立ち向かうスパイアクション大作!
『コンペティション』(2021/ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン監督)
大富豪の起業家は自身のイメージアップを図るため、一流の映画監督と俳優を起用した傑作映画を制作しようと思いつきます。そこで変わり者の天才監督ローラと世界的スターのフェリックス、老練な舞台俳優イバンという3人が集められ、ベストセラー小説の映画化に挑むことに。しかし奇想天外な演出論を振りかざす監督と独自の演技法を貫こうとするふたりの俳優は激しくぶつかり合い、エゴが強過ぎる三人はとことん気が合わず、リハーサルは思わぬ方向へ展開していく事に…
公開中 新作映画『コンペティション』(2021/ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン監督)感想‣ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラスが共演し、映画業界の舞台裏を皮肉たっぷりに描く
『コレリ大尉のマンドリン』(2000/ジョン・マッデン監督)
第二次世界大戦中イタリア軍占領下にあったギリシャ、ケファロニア島。占領軍としてやってきたイタリア兵の中に、音楽をこよなく愛するコレリ大尉がいました。軍人でありながら愛用のマンドリンとその天真爛漫さで島の人々と心を通わせた男の愛と悲劇の感動ドラマが描かれます。彼は島の娘ペラギアと出会い、互いに愛し合うようになります。それは敵味方を超えた真実の恋!……。
おすすめ映画『コレリ大尉のマンドリン』(2000/ジョン・マッデン監督)感想‣ペネロペ・クルス、本作でゴールデンラズベリー賞の最低女優賞にノミネート!そんな馬鹿な!?
『オープン・ユア・アイズ』(1997/アレハンドロ・アメナーバル監督)
ハンサムな独身貴族として人生を謳歌していた大金持ちのセサル。一度会った女には二度と会わないというポリシーの彼が、誕生日パーティーで会ったソフィアという女性に一目ぼれします。その晩、セサルに付きまとっていた女ヌリアは嫉妬から、セサルを乗せた車ごと崖から飛び降り心中を図ろうとします。なんとか助かったセサルだが、顔にひどい傷を負い、ソフィアにも見放されて自暴自棄の生活を送っていました。しかしある夜、酔いつぶれて目が覚めてみると自分の顔は手術で治り、ソフィアとの仲も元通りになっていました。彼の生活は元通りになるかに思われましたが、悪夢を見るようになり、夢と現実の区別がつかなくなってゆきます。後にハリウッドでリメイクされた(アメリカ版の題名は『バニラ・スカイ』)
おすすめ映画『オープン・ユア・アイズ』(1997/アレハンドロ・アメナーバル監督)感想‣夢と現実が錯綜する恐怖の世界体験!
『ズーランダーNO.2』(2016/ベン・スティーラ―監督)
世界的セレブばかりを狙った連続殺人事件が発生。捜査に乗り出したインターポールの敏腕女性捜査官バレンティーナは、最期の表情が、かつてスーパーモデルとして活躍したデレクのキメ顔”ブルー・スティール”であると気付き、デレクとハンセルに協力を依頼します。事件の真相を解明するべくファッション業界に舞い戻ったデレクたちの前に、悪の首謀者ムガトゥとその手下が姿を現します。更にデレクと別れ別れになった息子デレク・ジュニアとの再会場面も見もの…
おすすめ映画『ズーランダーNO.2』(2016/ベン・スティーラ―監督)感想‣抱腹絶倒のおバカ映画、ラジー賞のあらゆる部門にノミネート!
『エレジー』(2007/イザベル・コイシェ監督)
快楽主義を説く初老の大学教授デイヴィッドは自らのクラスで美しいコンスエラに出会う。 30歳という歳の差を越えて二人は愛し合うようになります。デイヴィッドは今までの自分の美学に反しコンスエラに夢中になっていきます。やがて彼はコンスエラの元恋人たちに嫉妬をし始めます。それはエスカレートして、まだ若い彼女が他の男を見つけて自分の元から去っていくのではないかという不安と焦りに陥っていきます…。後半はやや予想もしえなかった展開に驚かされる事になります…
おすすめ映画『エレジー』(2007/イザベル・コイシェ監督)感想‣ペネロペ・クルス主演大人のラブストーリー!
『赤いアモーレ』(2004/セルジオ・カステリット監督)
外科医の男と貧しい境遇の女性との、不倫の恋愛を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本・主演は「マーサの幸せレシピ」などの俳優として知られ、これが監督第2作となるセルジオ・カステリット。原作は、欧州でベストセラーになった、監督の妻でもあるマルガレート・マッツアンティーニの小説『動かないで』。本作は2004年イタリア・アカデミー賞(ドナテロ賞)最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞受賞を受賞しています。
おすすめ映画『赤いアモーレ』(2004/セルジオ・カステリット監督)感想‣心に傷を抱えた孤独な男女が出会い深く愛し合う…
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