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【奥日光】人気の百名山「日光白根山」を菅沼登山口からの周回ルートで登る

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前回の登頂した記憶は30数年前、会社の同僚数名のパーティーで真冬の積雪期に五色沼避難小屋に泊まる一泊二日の行程でした。避難小屋には水場が無かった為、大型のポリタンをぶら下げて登らされたはっきりした記憶があります。ロープウェイに乗った記憶は無く、歩き辛いスキーゲレンデを歩いたようです。今回は日光湯元キャンプ場で前泊、登山の前後に温泉に入る比較的余裕たっぷりの山旅でした。早朝に日光湯元から菅沼登山口まで車で移動、菅沼〜弥陀が沼〜日光白根山〜五色沼〜弥陀が沼〜菅沼へ戻る人気の周回ルートを選びました。天気にも恵まれ(陽射しは強烈…)山頂からの抜群の眺望を堪能する事が出来ました。

前泊地 日光湯元キャンプ場

キャンプ場は「休暇村日光湯元」の建物からさらに右手奥にキャンプ場が広がっています。利用受付は近くにある「湯元ビジターセンター」フロントで行います

キャンプ場はなだらかな傾斜面ですが、所々平坦に整地された所もあります。テント設営場所は「この範囲内で勝手にどうぞ!」スタイルでした。1名1泊1000円。料金支払い済を示すグリーンリボンを渡されテントに縛り付けておきます。炊事場、炊事場(調理用かまど台)、トイレなどが完備されていて大変便利。キャンプ場は薪を使用しての焚火・BBQが楽しめます。背景は男体山!

標高1500㍍なので、真夏でも朝晩の冷え込みは厳しく冬用フリースなど防寒具は必携です。シュラフを掛けて寝ましたが、夜半地面からの冷え込みが厳しく、シュラフにすっぽり潜り込んで寝る体制を整えました。朝テントの表面は朝露でびっしょり!

日光湯元キャンプ場の一角にあるヤナギラン自生地!?(害獣被害を防ぐためか?ネットで保護されていました。後々わかりましたが、日光湯元周辺は至る所に野生のニホンジカが跋扈)は現在満開。防護ネットに足を取られ、転倒しない様に注意しましょう(わたしは振り向きざまに思わず大転倒!怪我無し)

菅沼登山口から周回コース

【アクセス】菅沼登山口駐車場へのアクセスは車となります。日光湯元方面から国道120号を利用し、金精トンネルを越えてしばらく走った左側に入口ゲートが見えてきます。料金徴収の方がいるので1000円/日を支払う必要があります。120号の道路反対側は菅沼キャンプ場が広がります。駐車場の収容台数は70台程度、先着15台は更に奥に駐車スペースがあるので突き当りまで進み駐車しました。午前6時過ぎには7,8台の車が停まっていました。(平日)

【参考コースタイム】

6:30 菅沼駐車場(登山口)出発

7:43 分岐点(登山口から2キロ地点)通過

8:06 弥陀が池到着

9:31 日光白根山山頂着

10:43避難小屋を過ぎて途中休憩

11:18五色沼着

12:00弥陀が池着

13:24菅沼駐車場まで後1㌔地点

13:40菅沼駐車場着

登山時間 7:10(含む休憩時間)

駐車場を背にいよいよ出発です。

なだらかな道は直ぐに終わり、本格的な登山道は直ぐ始まります!雲一つ無い快晴の朝!

菅沼登山口から2キロ地点。もっと楽かと思いましたが、剥き出しの倒木の根っこ、露出した大岩などが行き先を阻み、意外と時間が掛かってしまいました。何年か前の台風、豪雨の影響があり、一旦かなり荒廃し漸く時間を経て登山道は回復してきたという印象を受けました。

弥陀が池までの登り、更に日光白根頂上への急登1時間!

鬱蒼とした樹林帯を歩きます。日陰なので強烈な陽射しも気にならず…

漸く弥陀が池に到着、静寂に覆われています

ここから急登1時間を経て日光白根山頂上をめざします。湖畔には休憩用のベンチが設置されています

至る所に咲いていたハクサンフウロ、オクヤマオトギリソウ?

ニガナ、トンボと戯れる?

この後何度も出て来るハクサンシャクナゲの群落

山頂らしきてっぺんが見えて聞きましたが…まだまだ遠い!

五色沼が見えてきました…

ひたすら続く急登!炎天下の山登りも正念場を迎えています

ハクサンシャクナゲ 満開の姿…

あっちにもこっちにも…

シャクナゲの押し合い、へし合い状態…

ニガナ

 

愈々頂上直下まで辿り着きました!?それにしても噴火の時に噴出された溶岩の塊(溶岩ドーム)は巨大

遥か彼方に広がる大きな中禅寺湖、岩場の連続となりますが、それ程の危険個所は無く、一歩一歩確実に足場を確保して、ゆっくり登れば問題はありません…

大きな岩伝いに上っていきます

山頂着、眺めは最高です。関東以北では最高峰。山頂は大変な数のトンボが乱舞

中禅寺湖が大きく広がります。眺望は抜群です。上空に物凄い数のトンボが舞う↑

名残り惜しくも、五色沼に向かって下山を開始

避難小屋経由五色沼への下り

エメラルドグリーンの湖面に吸い込まれそう。文字通りハクサンシャクナゲが花を添えています

山頂をもう一度振り返る。相当荒々しい山容(溶岩ドーム)に改めてびっくり仰天

忘れた頃にコマクサの大群落が出現、山頂から五色沼への下りルートにて

小さな花ですが、岩場が埋まりそうな程沢山のコマクサ。環境の悪そうな岩場をすき好んで繁殖するとは!

ニガナ

 

頂上を再び振り返ると急峻な壁が迫りくる…

素晴らしい景観の下山道です。五色沼は神秘的

樹林帯に再び戻りました

コオニユリ。五色沼近くの登山道脇にひっそりと一輪。

弥陀が池同様静寂が支配する世界!

イワギキョウ?これも一輪咲いていました

弥陀が池に戻り、もと来た道をひたすら下ります(結構長い)

最後に日光湯元温泉に戻りひと風呂 「日光山温泉寺」初体験

温泉寺の山門を入ると大きな石灯籠がずらりと並ぶ参道があります。奥まで車で入る事が出来ます。とても日帰り入浴が出来る場所とは思えない入り口の雰囲気に圧倒されました…

正面入り口が受付。『日帰り入浴』のとても小さい表示があります。ベルを鳴らし、現れた係のおばちゃんに入浴料を支払います(大人500円)、応対はとても丁寧です。利用時間は8時から17時まで(入場受け付けは16時まで)各自利用時間は1時間以内で…

温泉寺HPより転載させて頂きました。コバルトブルーの源泉掛け流し温泉。源泉に近い為か源泉温度は60度以上、加水して利用。素晴らしい温泉に感激しました。湯船は4人程度と小ぶりながら、素晴らしい源泉を堪能…洗い場は2か所、ネット入りの固形石鹸のみ備えられています

涼風が吹き抜ける落ち着いた和風の休憩所。いっ時お寺にいる事を忘れてしまいそう…今回の山旅の締めくくりには最高の温泉

広大な境内を悠然と散歩する珍客2頭 ニホンジカ!

日光湯元温泉 日帰り入浴受け入れ施設一覧(湯元ビジターセンターより入手)可能ならば事前に電話で入浴可否の確認をした方が良いとのアドバイスを頂きました。

首都圏から日帰り登山も可能ですが、やはり余裕を持って湯元温泉などで前後泊されることを是非ともお勧めいたします。過去、奥鬼怒温泉加仁湯には2回程訪れていました。湯元温泉は初体験となりました。なお、豊かな大自然に囲まれ宿泊施設も多く、日光散策を楽しむ人を受け入れていました…

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