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おすすめの映画『アバウト・ア・ボーイ』(2002/ポール&クリス・ワイツ兄弟監督・脚本)感想‣ダメ男ヒュー・グラントと子役時代のニコラス・ホルトの共演が醸し出す素晴らしき世界…

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『アバウト・ア・ボーイ』のあらすじと概要

親の遺産で暮らす38歳無職の独身男ウィルの苦手なものは「責任」。が、情緒不安定の母親と2人暮らしのイジメられっ子、12歳のマーカスとの出会いが、人生観をハッピーな方向に変えていくことになります。「アメリカン・パイ」のポール&クリス・ワイツ監督が「ハイ・フィデリティ」のニック・ホーンビィの同名小説を映画化。「ブリジット・ジョーンズの日記」の製作プロ、ワーキング・タイトルとロバート・デ・ニーロの製作プロ、トライベッカが共同製作。

2002年製作/102分/アメリカ
原題:About a Boy

『アバウト・ア・ボーイ』のスタッフとキャストについて

クリス・ワイツ、ポール・ワイツ監督・脚本:米・ニューヨーク出身。

原作:ニック・ホーンビィ

ヒュー・グラント(ウィル・フリーマン):ロンドンで暮らしをする38才独身男性。仕事をせず、父親が残した遺産で暮す薄っぺらいダメ男役、しかしながら本作は子供や親子関係の影響を受け、本人の意思に全く関係無く、徐々に変化し(良い方向に)”成長”していく男の姿が描出されます/ブレイクするきっかけとなった恋愛映画「フォー・ウェディング」(94)で、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の最優秀主演男優賞

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ニコラス・ホルト(マーカス):12才の學校でいじめられっぱなしの男の子。精神的に不安定な母フィオナを気遣い健気に暮らす。ウィルは言動とは裏腹に本質的に”良い人”であることを見抜いており、是非自分の母親フィオナの恋人になって欲しと願っている/最近の映画「ザ・メニュー」等で大活躍。現在の顔は現在と基本的に変化はないように思います。本作の魅力は美少年ニコラスの可愛らしさ、抜群の演技力にも負うところが多く、ニコラス・ファン必見の映画です。

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トニ・コレット(フィオナ):マーカスの母親のシングルマザー、情緒不安定な面を抱えていて自殺未遂を犯すほど落ち込むことがある。ベジタリアン。ヒッピーの様な独創的な恰好をしている。

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レイチェル・ワイズ(レイチェル):以外にも後半になって初めて登場する美貌のシングルマザー。マーカスと同級生の子供アリを持つ。

『アバウト・ア・ボーイ』のネタバレ感想・見どころ

レイチェル・ワイズ出演作という事で鑑賞しました(今回初見)

ところが中々レイチェルは出演して来ません。出演するのは何と後半以降となっていました。レイチェル・ワイズという同姓同名の女優でも出演しているのではないかと何度も「映画詳細」を見直してしまいました。

ストーリーそのものは大変に面白く、いつものヒュー・グラントが映画に出ている事だけで思わず笑いが込み上げて来る部分もあるのですが、本作も同じくしっかり”お笑い”路線上を突っ走っている部分もあります。しかし、何よりも12才の(美)少年マーカスの存在感がとても魅力的で半端ではない可愛らしい笑顔にびっくり仰天しました。大人になった現在とまったく瓜二つの表情にも驚かされます。ニコラス・ホルトのファン必見映画となっています。

マーカスの存在によって引き立てられる男ウィルが38才、独身、無職(親の遺産で生計を立てているので今まで職に就いたことが無い)、優男で女性には異常に興味があるものの女性との関係はほとんど永続きせず、いつも孤独感がいっぱい…趣味はビデオ鑑賞!

そんなウィルが少年マーカスに慕われ、友だち付き合い(親子程26才以上も年齢は離れていますが…)を始めた事で、マーカスは12才の少年にも関わらず、口から出る大人びた内容の言葉、それは時に真実をズバリと衝いたりしてはっとさせたかと思うと、一瞬にして少年そのままの無邪気な笑顔を振りまいています。ウィルの人生に対する考え方が大きく変化して行く過程が面白可笑しく、時にシリアスに描かれていきます。本作は少年マーカスの成長記録というよりは、少年の力を借り大人のウィルが如何に”成長”していくか、人生に意義を見出していくかという大変稀有なストーリー展開となっています。

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