>

青森県小牧温泉「星野リゾート青森屋」東北新幹線利用による楽旅

スポンサーリンク
温泉 おすすめ
スポンサーリンク

真冬の青森の小牧温泉を訪問しました。以前にゴールデンウィーク中、八甲田山の春スキーで「酸ヶ湯温泉」に宿泊しました。その時の印象は強烈、酸ヶ湯千人風呂は老若男女混浴です。外気温との差がとても大きく温泉室内に立ち込める濛々とした湯気で目の前の人の男女の判別も付かなったことなど思い出しました。東北の温泉地はどこもこんな大らかな雰囲気が漂うのかと驚愕した覚えがあります。さらに、冬季には忘れもしない、40年以上前の2月末、北海道の大学受験を目指し、上野からブルートレイン「はくつる」で真夜中、青森駅到着し、青函連絡船に乗り換え函館に向かいました。石川さゆりの「津軽海峡冬景色」そのままの世界(漆黒の闇の中、連絡船の哀愁感漂いまくりの霧笛、初めて見るイカ釣り船の揺れ動く点々とした淡い光)を体験しました。それ以来青森には何かと縁があり、帰省の途中(鉄路&フェリー、飛行機よりも時間は掛かるが安上がり)、仕事の関係や山登りで足繁く通いました。宿泊は駅前の主にビジネスホテルだったのですが、今回漸く夢が叶い念願の家族旅行で青森・小牧温泉を訪問しました。

「星野リゾート青森屋」へのアクセス方法

【東北新幹線利用】

(JR) 上野駅 11:26発 八戸駅 14:13着 はやぶさ21 所要時間は3時間弱

(私鉄)八戸駅発 14:43発 三沢駅 15:04着 ※青い森鉄道  

三沢駅から施設へは無料の送迎バスで4,5分(歩いても10分程度と極めて至近)

「星野リゾート青森屋」のおすすめポイント

館内・部屋の雰囲気

想像よりも近代的な外観です。三沢駅から見えるくらいのとても近い距離にあります。徒歩10分位ですが、大型バスが何台か待機しており、荷物を預け迷わず乗車しました。ホテルフロントでは受付の窓口が多数準備されており、バスから降車した旅客は待つことなく受付を開始できるシステムになっていました。さらに受付の女性担当者は東北美人揃いでびっくり仰天!愛想もかなりいい。

部屋はたっぷり大き目の和洋室が準備されていました。

正面はホテルフロント

フロントから吾々の宿泊棟〝西館”に向かう廊下 演出効果抜群(いつでもお祭り気分になり切り)

時間制ながらいつでも飲める”りんごジュース”甘酸っぱく美味しい、湯上りに何杯でも飲めます…

広々とした寝室、ゆったり寛げます…読書灯はなかったので夜中の読書は無し!

温泉の魅力

温泉は男女ともに内風呂2つ、露天風呂1つの構成でした。内風呂は39度のぬるゆと42度の温湯。青森で産するヒバ材を贅沢に使った湯船は非常に心地良い湯加減でした。ちょっと珍しい無色透明のアルカリ単純温泉Ph9.1。肌への感触はぬるぬる、トロトロですが、風呂上りはさっぱりとしています。42度の熱めの湯舟より39度の温めの湯船を利用する機会が断然に多かった気がします。

また、露天風呂は「浮湯」と称して、湯船の周囲を池に囲まれている為、水に浮かんでいる様な雰囲気になります。生憎積雪は殆んど無かった為、期待していた『雪見風呂』を体感することは今回できませんでした。しかし、澄み切った夜空に瞬く星を眺めながらの『星見風呂』で満足しました。

年内に新たにサウナ設備が設置されるとの情報がありますが、今のところ湯船と洗い場のみの単純な施設となっています。

更に、ホテルフロントから徒歩5,6分の場所に「元湯」と称する(青森屋の源泉がここから引かれている)温泉設備があり、そちらを利用することも可能でした。こちらは日帰り温泉としても一般に開放されていました。

無色透明な綺麗なお湯が印象的、湯温39度でゆっくり長湯が可能。第一印象はトロトロ感でどろっとした珍しい温泉。

手前の湯船は39度、奥は42度に設定。ほとんど39度の湯船で長湯をしていました…総ヒバ作りの落ち着いた雰囲気です

洗い場も充実。

露天風呂は水中に浮かんでいる様な構造。雪風呂ではなく少し残念。

pH9.1のアルカリ温泉。ラドンの表示は見落としていました…

【元湯】別棟となっている為、ホテルフロントより下足に履き替えて6,7分歩きます。

「元湯」入り口付近、青森屋宿泊客は無料で利用出来ます。一般客にも開放されています。大人450円。単純な内湯1つの風呂なので30分も浸かれば十分だと思います。青森屋の源泉があるそうです。

このこたつは利用しませんでした。足の温度とこたつの外の温度が違い過ぎるような気もします

ホタテ養殖の浮玉から生まれた「津軽びいどろ」で有名な北洋ガラス製の板ガラスが使われています。同じく漁業用の浮き球作りから起った小樽の北一硝子を思い出しました。帰宅後ちょっと調べてみたら「津軽びいどろ 東京ミッドタウン八重洲店」として昨年3月、初のオフィシャルショップが進出しているという情報がありました。近い内に行って見ようと思います。

豊富な地元食材中心の彩り豊かな食事

青森と言えばホタテ!新鮮で大きなホタテ、海老、イカ、鮪、鮭等々の豊富な海鮮。牛肉ステーキ、天ぷら…また、ニンニク、山芋を初め豊富な野菜料理も多種多様。食べ過ぎましたが、仕方がありません。なお、2泊したので連日ほぼほぼ同じ料理だったので、さすがに少し飽きました。夕食・朝食ともに同じ食堂でのバイキング形式。

「みちのく祭りや」舞台でのムード満点の祭り観賞

みちのくの祭りを再現したショータイムを観賞する事が出来ました。事前予約制。21時開演。1時間。大きな舞台が設定されており、大人気で客席は大満員。なおショー実演中は写真撮影が禁じられているので要注意です。青森市内にある”民謡酒場”でも津軽三味線の素晴らしい演奏を何度も聞きましたが、懐かしさを感じました。

最後に

都心から青森県八戸までわずか3時間という利便性に驚きました。一方、列車の旅で旅情を味わう暇もないのが少し残念です…お金さえ払えば気ままに行ける東北に変貌していることに驚きました。また、新幹線も旅館も平日にも関わらずどこも満員でした。「青森屋」の人気ぶりが覗えました。

温泉・宿泊施設・食事などまったく不満はありません。しかしながら、「青森屋」が建つ場所は町中でぽつんと孤立した場所であり、周囲に目ぼしい観光名所が無い為、2泊した場合ホテル内で過ごさざるを得ないのがちょっと残念でした。(敷地内の”元湯”で温泉を楽しむにしても所要時間は1時間ほど)

土産物は三沢駅周辺には店舗らしきものが無いので、八戸駅で買いました。八戸駅は新幹線と在来線の乗換駅です。大きな土産物屋が一軒、野菜果物の小さな専門店が一軒あったので、お目当ての青森りんご(種類が豊富)、ニンニクを購入して帰途に着きました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました