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極上のパウダースノーを堪能する北海道ニセコスキー&温泉の旅 2024年2月22日〜28日

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本州同様、北海道も今年は暖冬の影響もありスキー場も雪不足との情報がありました。しかしながら、札幌への出発日2月22日の2,3日前から北海道はたいへんな豪雪に襲われ、交通機関がマヒしたりしていました。新千歳空港に到着した当日午後からは苫小牧から札幌方面へ向かう高速道路がICへの一部入り口が封鎖されるなど最悪の状況となっていました(幸い空港から札幌市内へ向かう列車は通常運転されていました)しかしながら、スキーヤーやボーダーにとっては、このドカ雪が幸いし、一夜明け快晴のゲレンデでは絶好のコンディションで滑走出来る事になりました。旅館の露天風呂では”雪見風呂”という風流な雰囲気を遥かに超えた、雪のかまくらの中で温泉に入っているかのような幻想的な世界(以下の写真ご参照)などなど、今回はとても素晴らしい景観に包まれ、スキー&温泉を堪能することが出来たので、ご紹介します。

なお、最近TVなどでも大変注目を浴びている外国人富裕層のスキーヤ―、ボーダーの集中するエリア・ニセコ。感触としては欧米系及び香港・台湾・韓国系など”外国人”比率は9割強という印象を受けました。又、とてつもない値段の食事メニューなども話題になっています。確かに目玉の飛び出るようなメニュー(ダブルチーズバーガー6500円!!)も有ります。そして総じて物価は高目な事は否めません。ごく普通のカツカレーで2200円でした。しかしながら、そんなべら棒な物価高はあるものの、スキーヤーを引きつけてやまない魅力はニセコにはあると実感しています。その一部分でも感じて頂ければと思います。

旅程

第1日目 羽田空港 → 新千歳空港(JAL)、新千歳空港 → 札幌(JR特別快速エアポート)札幌泊

第2日目 札幌 → ニセコひらふスキー場(車移動)95㌔ 2時間弱、午後スキー 五色温泉旅館泊

この日は昨年同様、ニセコグランド比羅夫スキー場内「BASE」にてスキー3点セットをレンタル、事前にネットで本人・レンタル希望情報を入力していたのでかなりスムースに借り出しを受ける事が出来ました。   、

第3日目 終日 ニセコにてスキー 五色温泉旅館泊  

第4日目 午前 ニセコにてスキー 午後ニセコ→岩内温泉(車移動)40㌔50分 いわない温泉泊

第5日目 終日 岩内町散策                      いわない温泉泊

第6日目 岩内町 → 札幌(高速バス移動)2時間40分程度 98㌔ 札幌泊

第7日目 札幌 → 新千歳空港(快速エアポート)、新千歳空港 → 東京(JAL)

札幌到着直後の市内道路状況、新雪のさらさら雪が降り積もる

夜半に降り続く大雪・・・雪・雪・雪

あっという間にこの状態!猛烈なドカ雪

コンビニの駐車場はしっかり除雪されていました

ニセコのスキー場

スキーリフトチケットはこちらも昨年同様、ニセコ全山滑降可能な3日券シニア券を購入。(22,000円)昨年よりはかなり値上がりした印象を受けました。

さらに、レンタルスキー(3点セット=カービングスキー板、スキー靴、ポール)も3日間のレンタル料金は16000円でした。ニセコエリアのどこのレンタルショップで借りてもほぼ同じような値段かなと感じています。ショップによっては、外国人スタッフが”英語”で対応しているお店もあります(外国人客の方が多い…)

全山というのは「ニセコ花園スキー場」、「グランド比羅夫スキー場」、「ニセコ・ビレッジスキー場」及び「ニセコ・アンヌプリスキー場」の4つのスキー場を指します。各人の好みもあり一概にどこのスキー場が良いとは言えませんが、花園スキー場はファミリー層が多く若干なだらかな林間コースが多いような気がします。

ニセコ・ビレッジスキー場は全長2,700㍍の最長のコンドラ(どのスキー場にゴンドラが有りますが)があり、一気にアンヌプリの頂上直下付近まで到達する事が可能です。ゴンドラ終点から一気に滑る下りるのは体力的にかなりシンドイので途中で何回か小休止する必要があります。天気が良ければダイナミックに羊蹄山を正面に観乍ら滑り降りる迫力満点のスキーを楽しむことができるのでかなり気に入ってます。

また、各スキー場は頂上付近から横移動して相互に行き来出来る為、『全山共通リフト券』の利用が便利です。

ニセコ初日は晴れる

アンヌプリ山頂付近は雲に覆われ”雪模様” 目まぐるしい天気の変化(北海道の典型的な山の天気)

グランヒラフスキー場の高層部のゲレンデ、スキーヤーの姿はまばら!圧雪されていない個所もわずかながら残り、難度が若干上がるところも・・・

本来であれば、正面に羊蹄山の勇姿を望めるが、今日は生憎まったく見えない。陽光が出ないと斜面の凹凸の把握が出来ず、へっぴり腰のスキーになってしまう為(初心者!)足腰への負担も半端ではなくなります…

ゲレンデのほぼ中央付近のヒュッテ(カフェ)には昼タイムにはスキーヤーで満席となります(大半は外国人客…)

最高の状態の雪質、夢のよう!

ヒュッテ内の比較的安目の三元豚カツカレー(2200円)11:30前後は席は余裕がありました(3連休最終日)

宿泊先温泉旅館

ニセコ「五色温泉旅館」蘭越町湯里673番

山中の一軒宿 スキー場から五色旅館までの公道はしっかり除雪されているので安心です。比羅夫付近の道路は融雪剤が散布されており、アスファルトが露出している有り様。五色温泉旅館昨年は何らかの理由で食事提供無し(素泊まりのみ受け入れ)となっていた為、宿泊を断念しました。しかしながら、今年は食事提供を再開してくれました。御蔭で2月の3連休中は大入り満員の大盛況でした。この宿は早目の予約が必須。

初日レンタルスキーを借りたり、リフト券などを購入したグランド・ヒラフスキー場からは23㌔(40-50分)離れている一軒宿ですが、道路は完全に除雪されている為安心です。なお、公共交通機関のサービスが無い為、自家用車、レンタカーでの移動が不可否となります。

宿泊客以外に日帰り入浴客が多い為、夕方は多くの来訪客で込み合います。駐車場はほぼ満車の大盛況でした。何故かこんな辺鄙な所にも西欧系・アジア系の姿も大変に多くびっくり仰天!口コミかSNS情報が拡散されている可能性大!

駐車場は早朝よりきちんと除雪されていました

今回札幌から同行頂いた大学同期のTさん、車の運転もお願いしました。帰りはわざわざ遠回りして岩内温泉まで送って貰いました。

羊蹄山を背に記念撮影!左は少々疲れ気味の筆者、右はTさん

ニセコ滞在3日目にしてすっきりと顔を出した羊蹄山の全貌、羊蹄山を見て元気溌剌!

一番多く活用したニセコビレッジのゴンドラリフト(4人乗り)かなり長い

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_2647.jpg

一泊二食1万円程度では、何となく山小屋風の晩ごはん…余り贅沢は言えません!素泊まりで自炊の出来る”別館”の利用も可能です。目と鼻の先ながら、本館からは100㍍近く離れています。別途露天風呂も付設されています。このジャがバターは冷たい!

鶏つくね団子鍋がついていました

ニセコスキー以外の最大のイベント、源泉掛け流しの雪に囲まれた露天風呂♨ 正直、年によっては温泉が熱過ぎて入浴出来ないような時もありました。今年は適温、時の過ぎるのを忘れ氷点下の外気温の中での一浴は極楽気分(忘我の境地へ!)

ニセコならではの温泉風景は以前と全く変わらず・・・こんこんと湧く源泉

雪が降りだすと頭に雪が積もる為、菅笠でも被ると良いかも…

Ph2.0の酸性泉、肌に刺激感はそれ程ありません。なお、内風呂もあり、そこには半露天の浴槽があるなど趣向の異なる入浴を楽しむことが出来ます。湯口から湧き出す温泉の温度はかなり高目です

日帰り入浴: 9:00-21:00(受付20:00)大人800円

早朝宿の窓辺の風景 アンヌプリ、チセヌプリが青空とのコントラストが眩しい

スマホのカメラにしては雪肌の感触が驚く程鮮明に映し出されています。最高のシャッターチャンスに巡り会いました!

アンヌプリ・チセヌプリ放免厳冬の朝風景

朝の光は最高です!

五色温泉旅館の朝食、ちょっと足りないかなと思われましたが、ごはんをどんぶり二杯お代わり!

岩内町いわない温泉旅館「おかえりなさい」岩内町字野束491番

いつもはスキー終了後そのまま札幌に戻り翌日帰途についていましたが、今年は、ニセコから1時間程の距離にある漁港・岩内町の温泉宿に2連泊で宿泊してみました。日本海に面した町で、温泉と新鮮な海鮮を楽しむことが出来ると評判。

漁港・日本海を見下ろす丘の上に佇む「いわない温泉」に3軒ある温泉宿のひとつ「おかえりなさい」に宿泊しました。

日帰り入浴:10:00-21:00、大人800円

いわない温泉には2種類の源泉があります。「おかえりなさい」で入浴できるのは天水由来の「美人の湯」、もう一つは海水起源の「温まりの湯」。かなりミネラルなどの成分に違いがあるらしく、海水起源の方は桁外れの濃い濃度のミネラルを含む高温泉との説明がありました。近場に有りますが、旅館の設備は無く日帰り入浴を何か所かで体験できるようです。

 

「おかえりなさい」はいわない温泉にある3軒の温泉宿の内の1軒 一番下に位置します。日帰り入浴客にも大変人気があり午後3時チェックインの時間帯には駐車場はほぼ満車の状態でした。

宿泊代は一泊二食11000円/人とかなリーゾナブル(1500円を支払い毛蟹orあわび追加)しかもひとり客は敬遠されるケースが多いのですが、こちらでは温かく迎えて頂きました。

宿の主人は同じく岩内温泉の高級旅館「高島旅館」で調理を担当されて方で、現在独立して本館を取り仕切っているらしいです。その料理の味には納得です。

館内総ケヤキ張りの贅沢な造りの廊下・階段ともピカピカに磨きかけられており清潔感が漂う。スリップが無く、素足で歩き回る事になります。

暖房完備の快適な和室(10畳)スキーでくたびれ果てた心身をゆっくり癒す事ができました。

源泉掛け流し!中性(Ph7)の柔らかい感触の泉質、無色・無臭でゆっくり入浴できました。また、心地よいサウナと冷たい水風呂が完備されており、気分も爽快になります。窓からは岩内町の街中、漁港、積丹半島の山並み、日本海などを遠望出来ます。

食事会場となった大広間、グループ、家族、一人旅客など様々…

(一日目夕食)

新鮮なイカ刺し(ボリューム満点のイカソーメン)

追加注文した毛蟹(半身)1500円 濃厚な味を満喫

ホッケ焼き 岩内で食べるホッケは何故か一味も二味も違う味わいが…

茶碗蒸し、ふろふきだいこんも美味、満腹!

(二日目夕食)

昨晩の毛蟹同様1500円で追加注文したあわび! バター焼きと刺身の選択が出来ますが、多くの客が注文される刺身を選び大正解!大自然の恵み!!北海道バンザイ

あわびの肝

ねっとりとしたあわび、甘エビなど新鮮さが堪りません

海鮮鍋の新鮮な具材

朝食は意外とあっさり系!

波の穏やかな岩内港 後方は積丹半島

町内を流れる川

旅館の後方の岩内岳中腹に広がる「ニセコいわない国際スキー場」

岩内出身の画家「木田金次郎」の絵画を集めた「木田金次郎美術館」が町内に開設されていました。月曜日は休館、再度火曜日に訪問したところ、「ふるさとこども美術展」が開催されていた為、木田金次郎の作品展示は無しだった為、拝観を諦めました。

最後に

今回の旅行で初めて食べる味噌ラーメン@新千歳空港。

今回は本当に岩内まで足を伸ばして得るものがありました。人口一万人ちょいの小さな漁港ですが、隠れた温泉・美食の温泉旅館に圧倒されました。今回もまた、スキー&温泉旅の魅力にすっかり取りつかれました・・・

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