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おすすめ映画『テイキング・ライブス』(2004/D・J・カルーソ監督)感想‣アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク共演で描くサイコサスペンス

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『テイキング・ライブス』のあらすじと概要

FBI特別捜査官の女性が、次々と被害者自身に成りすましながら生きていく連続殺人犯を追うサイコスリラーサスペンス。

1983年、カナダ。マーティン・アッシャーという名の少年が、交通事故で死んだというニュースが流れます。そして現在。ある工事現場で白骨化の進んだ死体が発見され、猟奇殺人の匂いを感じたモントリオール警察のレクレアは、FBIに捜査協力を要請します。単身で乗り込んできた特別捜査官の女性イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)は、殺人犯像を分析するプロファイルの天才でしたが、彼女は目撃者の男コスタ(イーサン・ホーク)に徐々に魅力を感じ始めていきます。

監督はこれが日本初公開作となったD・J・カルーソー。原作はマイケル・パイの小説『人生を盗む男』。出演は「17歳のカルテ」のアンジェリーナ・ジョリー、「トレーニング デイ」のイーサン・ホーク、「24」のキーファー・サザーランド他が出演。

2004年製作/103分/アメリカ・カナダ合作

原題:Taking Lives

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『テイキング・ライブス』のスタッフとキャストについて

J.D.カルーソ監督:アメリカ/コネチカット州出身。映画作品では長年興業的に成功しなかった。しかし2007年、『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』番組を観たスティーヴン・スピルバーグから直に電話をかけられ、『ディスタービア』の監督に着任します。同作は全米No.1を記録するヒットとなったというエピソードが語られています。

アンジェリーナ・ジョリー(イリアナ・スコット特別捜査官)「17歳のカルテ」(99)でアカデミー助演女優賞を受賞し、一躍スター女優となる。

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イーサン・ホーク(コスタ):元々は作家を目指していたが、中学時代に演劇を始め、プレストン大学にある劇団「マッカーター・シアター」で演技のレッスンを受けたことから俳優の道に進むことを決意したと。なお、MCU史上、最もダークでミステリアス 複数の人格に苦悩するヒーローをとらえた「ムーンナイト」が今月公開予定されています。(こちらは3月30日午後4時からDisney+で配信開始予定)

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キーファー・サザーランド(ハート):ロブ・ライナー監督の「スタンド・バイ・ミー」(86)等で注目を集める。90年代以降、人気が低迷するが、01年のTV「24」に主演し、ドラマとともにキーファーの人気も復活している。

ポール・ダノ(少年時代のマーティン):2006年公開の『リトル・ミス・サンシャイン』の根暗な一家の長男役や、2007年公開でダニエル・デイ=ルイスと再共演を果たした『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール/イーライ役で注目を集める。 『ワイルドライフ』では監督を務めた。

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『テイキング・ライブス』のネタバレ感想

多少ネタバレ有り。ご注意!

監督は、主にテンポの良いサスペンス映画を得意とし、車が激突するシーンが登場することが多いという評判。本作でも重要なシーンで大迫力の衝突映像が何度もありました。これは真に迫る迫力満点映像です。

冒頭シーンいきなりポール・ダノの出現に驚きました。彼の犯罪シーンの異常性には衝撃を受けました。彼は主人公の少年時代を演じるだけの出演だったのがとても残念。それからあっという間に20年以上経過した現在に切り替わります。成長した彼の役は一体誰が扮しているのか暫く分からないまま映画は展開していきます。サスペンス映画なので、種明かしをしてしまうと映画の面白さも半減するので詳しくは言いません…実際、誰が真犯人なのかは最後の最後まで隠されています。

さらに驚くべき事には、かなり優秀なFBI捜査官であるイリアナは、殺人事件の目撃者という人物(イーサン・ホーク)に私的感情を覚えるという人間的な”ミス”を犯してしまいます。「こういった展開は絶対無いよな」と視聴者の誰もが思うに違いありません。正直「どうしてそうなるのぉ?」と思いました。

真犯人に見せかけた犯人は呆気なく、自動車事故で死亡してしまい一件落着かと思われましたが、その後、思わぬ衝撃的な殺人事件が発生することで、『真犯人』が明らかになって行きます。しかしながら、更に最後の大ドンデン返しにもびっくり仰天しました。連続殺人犯は何をしでかすか全く予想が付きません。妊婦に対し、信じられないあの態度は無いでしょう!

正直おすすめする内容の映画としてはかなり無理があるかもしれません。しかし、イーサン・ホーク、アンジェリーナ・ジョリーのファンにとっては彼らの魅力の一面を見るには見逃せない作品となっています…

 

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