様々な役をタフにこなしているスカーレット・ヨハンソン、一体どの役柄が本来の彼女の地に一番近いのか全く分からなくなります。それぞれ自分のもっとも好きなスカーレット・ヨハンソンが見つかるかもしれません。私の一番の好みを強いてあげるならば『ブーリン家の姉妹』の結婚したばかりの気だての良い次女メアリー役かも知れません。
なお、今秋公開予定のスーパーヒーロー映画『ブラック・ウィドウ』は本シリーズの10年間の集大成であり、彼女の身体能力を生かした地上戦に空中戦も加わり更に迫力の増したアクションが堪能できるそうです。期待は益々高まります。
そんな彼女の最近見た、或は最近見直して見たおすすめ作品10本の投稿感想記事を取り纏めてみました。どれも魅力溢れる作品です。是非参考にして見てください。
『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)
CM撮影のために東京にやってきた落ち目のハリウッドの中年男優ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)。カメラマンの夫に同行して東京にやってきてホテル・パークハイアット東京の部屋で過ごす若い妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)。見知らぬ異国の街で出会った、年齢も性別も違う2人が夜の都市を彷徨い歩く。「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラが監督と脚本を担当して、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞したロマンティック・ラブコメディ。
映画感想|『ロスト・イン・トランスレーション』(2003/ソフィア・コッポラ監督・脚本)倦怠期のスターと、孤独な若い人妻の淡い出会いと別れ
『アイランド』(2005)
「アルマゲドン」「パール・ハーバー」など送り出す映画のほとんどが興行的な成功を収める、ヒットメーカーマイケル・ベイ監督が第6作目にして初めて大物プロデューサー/ジェリー・ブラッカイマーと離れて、ティーブン・スピルバーグのドリームワークスと組んでする仕事となった近未来SFサスペンス超ド級アクション映画
映画感想|『アイランド』(2005/マイケル・ベイ監督)クローン技術が可能になった世界を舞台に繰り広げられる近未来SF
『私がクマにキレた理由(わけ)』(2008)
「アメリカン・スプレンダー」のシャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ夫婦監督の本作品「私がクマにキレた理由」は、スカーレット・ヨハンソン扮する、大学を卒業したものの将来の進路が見出せず、就職活動にもつまずいてしまう実年齢と近いごく普通の若者役アニーを演じている。ふとした切っ掛けから、セレブの家庭でひとり息子のナニー(Nanny=住み込みベビーシッター)として働く様子を描く。しかし、自分勝手なセレブ一家に振り回され続け、ついに我慢の限界を超えたアニーはとうとうブチ切れます…
ネタバレ感想|『私がクマにキレた理由(わけ)』(2008)スカーレット・ヨハンソン主演のコメディ・ドラマ
『ブーリン家の姉妹』(2008)
16世紀のイギリス・ヘンリー8世統治時代の宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。フィリッパ・グレゴリーによる同名小説を原作としているもの。男子の世継ぎがなかったことに、いら立つヘンリー(エリック・バナ)が愛人を求めていることを知った、野心家のブーリン卿(マーク・ライアンス)は聡明な長女のアン(ナタリー・ポートマン)を愛人候補に仕立てる。しかしながら、王が目に留めたのは、結婚したばかりの気だての良い次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だったことから、姉妹間の葛藤が生じる。
感想|「ブーリン家の姉妹」(2008/ジャスティン・チャドウィック監督)ナタリー・ポートマン/スカーレット・ヨハンソン初共演映画
『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009)
いつも自分ひとりで空回わりしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ(ジニファー・グッドウィン)、同居して7年になるのに結婚する気のないニール(ベン・アフレック)と、本音を隠しつつも本当は結婚を望んでいるベス(ジェニファー・アニストン)、家の改築不動産業者コナー(ケヴィン・コナリー)に片思いされるヨガインストラクターのアンナ(スカーレット・ヨハンソン)がいた……
映画感想|『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009/ケン・クワピス監督)要注意男子禁制 ガールズ・トーク映画!?
『幸せへのキセキ』(2011)
イギリスの閉鎖されていた動物園を買い取り家族とともに再建したイギリスの新聞コラムニスト、ベンジャミン・ミーの回顧録(実話)をもとに、最愛の妻を40歳という若さで脳腫瘍で亡くした男が、何の知識も経験もないまま、廃園寸前だったダートムーア動物園を、200頭もの野生動物と共に買取り、立て直すことで悲しみを乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマ。スカーレットは動物園の飼育係として出演!
映画感想|『幸せへのキセキ』(2011/ キャメロン・クロウ監督)マット・デイモン主演、動物園再建に関わるヒューマンドラマ
『ドン・ジョン』(2013年)
「(500)日のサマー」「ダークナイト ライジング」の人気俳優ジョセフ・ゴードン=レビットが初監督・主演を務めたラブコメディ。家族関係も良好、教会にもきちんと通う真面目な青年ジョンは、ナンパにかけては無敵で周囲からは伝説のプレイボーイ、ドン・ファンにちなんでドン・ジョンと呼ばれていた。そんな彼が、物凄い美女(スカーレット・ヨハンソン)と出会い恋に落ちる。だが、彼女は見た目とは正反対の純粋な恋愛を夢みる乙女だった。
感想|「ドン・ジョン」(2013年)ジョセフ・ゴードン=レビット主演・監督、共演はスカーレット・ヨハンソンの驚きのラブコメディ!
『her 世界でひとつの彼女』(2013)
近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声にひかれ、生身の女性よりも、魅力的で人間らしい”彼女”に引かれていき、次第に“彼女”と過ごす時間に幸福を感じるようになる。スカーレット・ヨハンソンはサマンサの声のみの出演ながら、存在感は抜群!
映画感想|『her 世界でひとつの彼女』(2013/スパイク・ジョーンズ監督)近未来のロサンゼルスを舞台とするSF恋愛映画
『マリッジ・ストーリー』(2019)
「ヤング・アダルト・ニューヨーク」のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎えて描いたNetflixオリジナル映画。女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。
レビュー|映画「マリッジ・ストーリー」(2019)スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバー共演の離婚劇!
『ジョジョ・ラビット』(2019)
第二次大戦下のドイツを舞台に、ナチスへの忠誠を誓う10歳の心優しいドイツ人少年ジョジョとユダヤ人少女の交流を描く作品。ジョジョの空想上の”友人”アドルフ・ヒトラーを監督が演じている。また、監督自身もマオリ系ユダヤ人として育ち、ある程度の偏見も経験している。祖父は第二次世界大戦で実際にナチスと戦ったこともあるという。
スカーレット・ヨハンソンは母親ロージーとしてシングルマザー役を演じている。
第二次大戦下のドイツを舞台に、ナチスへの忠誠を誓う10歳の心優しいドイツ人少年ジョジョとユダヤ人少女の交流を描く作品。ジョジョの空想上の”友人”アドルフ・ヒトラーを監督が演じている。また、監督自身もマオリ系ユダヤ人として育ち、ある程度の偏見も経験している。祖父は第二次世界大戦で実際にナチスと戦ったこともあるという。
一方、スカーレット・ヨハンソンは母親ロージーとしてシングルマザー役を演じている。
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