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おすすめ映画|『ジョジョ・ラビット』(2019/タイカ・ワイティティ監督)

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ジョジョ・ラビット の作品情報

  • 製作2019年 アメリカ、上映時間109分、原題 Jojo Rabbit
  • 監督:タイカ・ワイティティ:1975年、ニュージランド ウェリントン出身、オーストラリアのビクトリア大学を卒業後、俳優兼コメディアンとして活動。短編監督作「Two Cars, One Night(原題)」(03)がアカデミー短編実写映画賞にノミネートされ、2007年の「Eagle vs Shark(原題)」で長編監督デビュー。同作のコンセプトを発展させた「Boy(原題)」(10)はニュージーランドの歴代最高興収を記録した。ジェマイン・クレメントとの共同監督作「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」(14)や「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」(16・日本劇場未公開)が世界的に好評を博し、マーベル映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(17)の監督に抜てき。同作の大ヒットによりハリウッドでも引っ張りだこの存在になり、「スター・ウォーズ」シリーズ初のドラマシリーズ「マンダロリアン」(19)でも1エピソードの演出を担当する。監督・製作・脚本・出演を兼ねた「ジョジョ・ラビット」(19)はトロント国際映画祭の最高賞である観客賞を受賞、アカデミー賞で作品賞・脚色賞を含む6部門にノミネートされ、アカデミー賞脚色賞を受賞した。
  • 主演男優:ジョジョ役 新人ローマン・グリフィン・デイビス 英ロンドン出身。父は映画監督のベン・デイビス、母は脚本家のカミーユ・グリフィン。イギリスとフランスの国籍を持つ。家族とともにイースト・サセックスに暮らし、9歳の時から俳優のオーディションを受けはじめる。11歳の時にタイカ・ワイティティ監督作「ジョジョ・ラビット」(19)で映画初出演ながら主演男優に抜てきされ、第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳の主人公を演じ、第77回ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門で、最優秀主演男優賞にノミネートされた。
  • 母親ロージー役:スカーレット・ヨハンソン 第61回ゴールデングローブ賞では「ロスト・イン・トランスレーション」(03)でミュージカル/コメディ部門、「真珠の耳飾りの少女」(03)で同ドラマ部門の主演女優賞にダブルノミネート。「アイアンマン2」(10)でマーベル映画に初出演以降、「アベンジャーズ」シリーズを中心にブラック・ウィドウ役を演じ、「LUCY ルーシー」(14)や「ゴースト・イン・ザ・シェル」(17)などのアクション映画にも主演した。スター女優の地位を確立して以降も作品の規模やジャンルを問わず演技力を発揮し、ノア・バームバック監督作「マリッジ・ストーリー」(19)でアカデミー主演女優賞、タイカ・ワイティティ監督の本作品「ジョジョ・ラビット」(19)で同助演女優賞にダブルノミネートされたが、いずれも取り逃がしている。
  • ユダヤ人少女エルサ役:トーマシン・マッケンジー 映画監督の父と女優の母のもとに生まれる。12歳の時、ニュージーランド映画「Existence(原題)」(12)でスクリーンデビューを果たし、ピーター・ジャクソン監督作「ホビット 決戦のゆくえ」(14)でハリウッド映画デビュー。タイカ監督とは同郷のニュージーランド、ウェリントン出身。2000年生まれ。

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ジョジョ・ラビット のあらまし

タイカ監督が監督、製作、脚本、出演の四役を務めた作品。第二次大戦下のドイツを舞台に、ナチスへの忠誠を誓う10歳の心優しいドイツ人少年ジョジョとユダヤ人少女の交流を描く作品。ジョジョの空想上の”友人”アドルフ・ヒトラーを監督が演じている。また、監督自身もマオリ系ユダヤ人として育ち、ある程度の偏見も経験している。祖父は第二次世界大戦で実際にナチスと戦ったこともあるという。

一方、スカーレット・ヨハンソンは母親ロージーとしてシングルマザー役を演じている。

ジョジョ・ラビット の見どころ

ナチスに忠誠を誓う少年の空想上の友人として”アドルフ・ヒトラー”が登場してくる着想が面白い。しかもこのアドルフをワイティティ監督自らが演じているので非常に見どころ。

母親はこの戦争がドイツが負ける事により、もうすぐ終わると考えており、ユダヤ人の少女を危険を覚悟で自宅の屋根裏に匿う。その少女は無くなった自分の本当の娘とよく似ている。突然のゲシュタポの家宅捜査に遭遇するが、娘の身分証明書を使い何とか娘になり切りゲシュタポの捜査を潜り抜けるところははらはらドキドキさせられた。

母親は反ナチス的な行動が理由で悲劇的な最期を遂げる。同時に連合軍との凄まじい最期の攻防シーンでナチス軍の悲惨な状況が辛口のユーモアの中で描かれている。

取り扱う時代背景、第二次世界大戦でのナチスの戦い振りなど、暗い残酷な場面もあるが、それなりにユーモアで笑い飛ばすところも見どころのひとつなっている。かつて無いナチス関連映画ではないだろうか。

ヨハンソンの色気たっぷりのシングルマザー役も傑出。

今年のアカデミー賞の行方はどうなることやら、非常に楽しみである。おすすめ度★★★★★

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本作品ジョジョラビットは脚色賞受賞(おめでとう!)

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