
おすすめ映画『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』(2011/トーマス・マッカーシー監督)感想‣いかす髪型のレスリング少年の身体能力に注目!
「扉をたたく人」のトーマス・マッカーシー監督が、ポール・ジアマッティを主演に迎え、ダメな中年男が成功へのチャンスをつかむも、厳しい現実に直面する姿を描いたヒューマンドラマ。ニュージャージー州のとある小さな町が舞台。不況で仕事がない弁護士マイクは、違法すれすれのサイドビジネスである初期認知症の老人の”後見人”を月1600㌦の報酬で引き受けていました。また、生活費を稼ぐために高校の弱小レスリング部でコーチをしていました。そんなある日、ひょんなことから出会った世話をしている老人の孫、身寄りのない青年カイルに同情したマイクは、カイルを自宅に居候させることに。さらに、暇つぶしにと入部を勧めたレスリング部でカイルの才能が開花、彼は嘗てオハイオ州で名を馳せた天才レスリング選手だったのです。そのことをきっかけに2人の生活は充実していきますが、そんな2人の前に薬物中毒のカイルの母が現れます……。