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おすすめ映画|『メランコリア』(2011/ラース・フォン・トリアー監督)キルステン・ダンスト主演/世にも不思議 厳粛な地球最後の日を迎える!

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「メランコリア」のあらすじ・概要

Sergei TokmakovによるPixabayからの画像

コピーライターとしての才能を認められているジャスティン(キルステン・ダンスト)は、心の病うつ病を抱えていた。その鬱症状態が引かないうちに僚友マイケルとの披露宴を迎えた彼女は、母であるギャビーとともに奇矯なふたり共行動にで、姉夫婦の豪華な大邸宅で行われた、祝宴会場の雰囲気を完全にぶち壊してしまう。

その晩、上司ジャックや、結婚したばかりの新郎マイケルとの関係にも終止符を打ってしまう。そんなジャスティンをなじる姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)だったが、実の妹であり病気に病んでいることもあり、見話す事も出来ず、仕方なく夫のジョンや息子とともに彼女の家で4人の生活が続く。

だが、ジャスティンの病状が穏やかになるとともに、地球に奇妙な周回軌道をとる巨大惑星(メランコリア)が急接近してくるが、彼女は周りの人々の狼狽を意に介さず惑星の到来を待ち望んでいるかのようだ。やがて、地球は終末の瞬間を迎えます。

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「メランコリア」のネタバレ・感想

ストーリーとテーマについて

Jerzy GóreckiによるPixabayからの画像

映画のアイデアは、ラース・フォン・トリアー監督自身が鬱病に苦しんでいた頃、出席したセラピー・セッションから来ているそうです。セラピストは、鬱病の人々は先に悪いことが起こると予想し、強いプレッシャーの下では他の者よりも冷静に行動する傾向があることをトリアーに伝えていたことより発想を得て、今回の脚本を仕上げたという事です。

本作品は2部構成となっていますが、前半は殆んど結婚式の祝宴会場の描写で終始しますが、鬱病を患っているジャスティンの奇怪な行動にはほとんどの出席者が付いて行けず、映画を見る観客をも裏切る行動に終始します。

後半は、地球の近くを通過するものと思われていた惑星が、地球に接近してくる緊迫した状況です。あり得ない自然現象ですが、可能性はまったく否定できるものでもないと思いました。

本来であれば、地球全体で大騒ぎするところだと思われますが、本作品は人里離れた元貴族の大邸宅、庭園の中には18ホールのゴルフ場も抱えている舞台という設定もあり、地球最期の断末魔を迎える時に、かなり悠長にリヒャルト・ワーグナーの作曲作「ドリスタンとイゾルゲ」がテーマ曲として流れている異色な雰囲気となっています。(ワーグナーはナチスドイツに愛された作曲家でした)

 

キャラクターとキャストについて

moonziggによるPixabayからの画像

鬼才ラース・フォン・トリアー監督・脚本:デンマーク人、「エレメント・オブ・クライム」で長編デビューを果たし、カンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞を受賞。同映画祭では96年に「奇跡の海」で審査員特別グランプリ、00年に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で最高賞パルムドールも受賞。「ドッグヴィル」(03)、「アンチクライスト」(09)など常に物議を醸す作品を送り出し、デンマークの映画界を牽引。

カンヌ国際映画祭における記者会見でラース・フォン・トリアーは本作におけるドイツのロマン主義芸術からの影響を話した後、「ヒトラーに共鳴する」などと発言したために反ユダヤとされ、カンヌ映画祭事務局側は事態を重く受け止め、「好ましからぬ人物」としてトリアー監督は追放された。但し、同作品の主演女優キルスティン・ダンストは女優賞を受賞している。

トリアーは、これまで彼の作品の取り方と同様に、リハーサルなしというスタイルで監督し、代わりに俳優たちは即興で演技したとのこと。また、カメラはまずトリアーが操作し、次に撮影技師のマヌエル・アルベルト・クラロがトリアーの動きをそのまま繰り返すという手法だったそうです。

なお、鬱病を克服した後はそれを逆手にとって「うつ」をテーマに「鬱三部作」を作り上げたそうです。それが『アンチクライスト』、本作品『メランコリア』そして最新作の『ニンフォマニアック』があります。まだ他の2本は見ていないので、見ない訳にはいかないと思いました。

キルステン・ダンスト(ジャスティン役):サム・ライミ監督の「スパイダーマン」シリーズ(02~07)で、ヒロインのメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)役を演じ、人気を博す。再びコッポラ監督と組んだ「マリー・アントワネット」(06)等で主演を務めている。「エターナル・サンシャイン」(05)にも出演、最近見た投稿記事はこちら:

エターナル・サンシャイン 2004年 米国映画 レビュー

なお、主人公のジャスティンはもともとペネロペ・クルスが演じることが予定されていたそうです。しかし彼女は『パイレーツ・オブ・カリビアン』への出演予定で都合が合わなくなってしまい、急遽キルステンに主役が回ってきたそうです。ペネロペ・クルスのジャスティンも見たい気もします。

シャルロット・ゲンズブール(姉クレア役):85年、「なまいきシャルロット」で初の主演を飾り、セザール賞の有望若手女優賞を受賞。以降、出演作が続く。94年には舞台でもデビューを飾った。

まとめ

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巨大惑星メランコリアの周回軌道が地球に衝突してしまうと聞いて、ジャスティンの様に平然としていられる人間が果たしているだろうか? 新コロナウイルスの感染も恐ろしいですが、惑星の地球への衝突の恐怖は想像もつきません。

また、ジャスティンのセリフで「地球以外に生命はいない」と自信を持って断言しています。これはトリアー監督の信念なのかも知れません。もし、いないとなると少し寂しい気がします。私は地球以外にもいると信じたい。

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