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おすすめ映画感想|『her 世界でひとつの彼女』(2013/スパイク・ジョーンズ監督)近未来のロサンゼルスを舞台とするSF恋愛映画

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『her 世界でひとつの彼女』のあらすじと概要

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近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声にひかれ、生身の女性よりも、魅力的で人間らしい”彼女”に引かれていき、次第に“彼女”と過ごす時間に幸福を感じるようになる。

『her 世界でひとつの彼女』のスタッフとキャスト

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スパイク・ジョーンズ監督・脚本:99年、チャーリー・カウフマン脚本の「マルコヴィッチの穴」で長編映画監督デビューし、アカデミー監督賞にノミネートされる。本作品「her 世界でひとつの彼女」(13)では、アカデミー脚本賞を受賞した。

ホアキン・フェニックス(セオドア):最愛の妻と別れ傷心の日々を暮す男、他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライター。

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エイミー・アダムス(隣人 エイミー):「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(02)でレオナルド・ディカプリオと共演して注目される。

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ルーニー・マーラ(妻 キャサリン):デビッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」(10)で短い出番ながらも印象を残し、その次のフィンチャー監督作「ドラゴン・タトゥーの女」(11)では主人公の天才ハッカー、リスベット役に抜てきされ、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。

オリビア・ワイルド(デートの相手):「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」で監督デビューを果たす。その他最近の出演映画には「リチャード・ジュエル」(19)、「ジョジョラビット」(19)などがある。

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スカーレット・ヨハンソン(OSサマンサの声)

 

『her 世界でひとつの彼女』のネタバレ感想

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事前情報の入手が不十分でした。スカーレット・ヨハンソンが出演するものとばかり期待していましたが、実際は知能型OSサマンサの声の出演のみでした。スカーレット・ヨハンソンが出演していないとは期待外れ! 字幕だけ読んでいてもしょうがないので、OSサマンサの声を注意深く聞いてみることにしました。

知能型OS普及後の世界は驚くことばかりが展開されます。自分のパソコン内部の資料、メールなどのデータ処理を自分に替わって、一瞬で対応してくれます。仕事の効率UPは素晴らしい。自分が書き溜めた文章を勝手に整理して(主人公セオドアは代理恋文作家業)それを自分の判断で有力出版社に送り付けることまでやってのけてしまいます。これが出版社の編集者の目に留まり、本として出版されることになります。驚いた事にサマンサはセオドアと二人の世界のイメージを音楽に表現して“作曲”した曲を聞かせてくれるという能力も持っています(驚異的!)

驚いた事に“身体”を持たないサマンサは、自分の代理として無償で恋人役を買って出てくれる若い女性をセオドアの元に届けます。これにはびっくり仰天しました。近未来型のSFという程、遠い将来ではなく、現在でもAIの普及が始まっていて、癒し系ロボットも普及しつつあると聞いています。このサマンサがいくらで買えるか不明ではありますが、大変に興味あるし、便利そうなので将来的にはひとりに一台の時代がもうすぐそこまで来ているのかも知れません…

OSサマンサは感情もある為、嫉妬もするという設定になっていて、思わず笑えます。主人公はOSサマンサをずっとひとりで独占しているものとばかり思っていたら、実際は8316人の顧客と同時に”会話“していると告白します。また、641人の顧客とは”感情的な付き合い“をしていると聞き、セオドアは悲嘆に暮れます。

最近の自動車の自動運転、ハンドルから手を放していても、駐車が出来る「アクティブ・パーキング・システム」システムなどにびっくり仰天していましたが、科学技術の進歩は驚異的です。さらに、OAは製作者の意図を遥かに超えて進化していく可能性が内在しているところに恐怖すら感じました。

そもそも、セオドアは「一生味わう感情を既に味わってしまった」ような幸福な結婚生活を営んでいましたが、不幸にも妻とは別れざるを得なくなりました。その後、職場と家の往復ばかりで、余り社交的に外部と交流しようとしなくなってしまいました。そんなところにOSサマンサの出現があり、陰鬱としたセオドアの生活が一変し、明るさが蘇ってきます。

OSサマンサに心の慰めを求める事は、100%諸手を挙げて賛同できる解決方法ではありませんが、本人が幸せならばひとつの手段として、ペットの効用と同じく、OSサマンサとの会話を愉しむ事は否定すべきではありません。但し、あまりにOSばかりに依存し過ぎると実在の人間との接触が難しくなってしまうところが大きな問題だと思います。

本編映画ではラストシーンでは、我々利用者がスイッチをオフにするのではなく、OSサマンサ自らが利用者セオドアの元から消えてしまうという衝撃的な幕切れになっています。OSサマンサはなんとも不気味な存在であることを感じざるを得ません。

 

最後に

コンピューターのオペレーティングシステム(人格を持つ最新の人工知能型OS)に恋をする男(女)が近い将来増えてきたら恐ろしい世の中になってしまう事を感じる。やはり、機械は感情を持つべきではないと思う。

 

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