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おすすめ映画感想|『ジョイ』(2015/デビッド・O・ラッセル監督)アイデア商品の発明で人生の大逆転を果たした主婦の実話を映画化

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『ジョイ』のあらすじと概要

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「アメリカン・ハッスル」のデビッド・O・ラッセル監督とジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーが再結集し、アイデア商品の発明で人生の大逆転を果たした主婦・女性発明家ジョイ・マンガーノの半生を実話に基づき映画化したもの。

シングルマザーのジョイ(ジェニファー・ローレンス)は航空会社で働きながら2人の子どもや家族の世話に追われ、貧しく冴えない日々を送っていた。ある日、割れたグラスを掃除したモップを絞って手を怪我した彼女は、触らずに絞れるモップのアイデアを思いつく。父の恋人に出資してもらい、父の工場でモップを生産したものの、誰も関心を示さずまったく売れなかった。

そんな折、元夫の知り合いで、ショッピングチャンネルQVCで働くニール(ブラッドリー・クーパー)と知り合った彼女は、モップを番組で紹介してもらえることになるが、彼女が乗り越えなければならない試練はまだ数多くあったが...

ジェニファー・ローレンスがゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。

『アメリカン・ハッスル』の感想投稿記事はこちら:

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『ジョイ』のスタッフとキャストについて

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デビッド・O・ラッセル監督:次回作関係情報 ➡「クリスチャン・ベールを主演に迎えたデビッド・O・ラッセル監督によるタイトル未定の新作映画に、マーゴット・ロビーが出演することがわかった。」と報じられていました。

また、「プロットなど詳細は不明だが、ラッセル監督が自ら執筆したオリジナル脚本をもとにメガホンをとるという。『アメリカン・ハッスル』『ジョイ』に続き3度目のタッグとなるマシュー・バドマンがプロデューサーを務める。」

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ジェニファー・ローレンス:女性発明家としての若い頃のエピソードを描いている。成功までの過程は決して楽な道では無かった事が良く理解出来ます。

デビッド・O・ラッセル監督の「世界にひとつのプレイブック」(12)でアカデミー主演女優賞を受賞し、若手女優の中でも抜きんでた存在となった。その後もラッセル監督の「アメリカン・ハッスル」(13)でゴールデングローブ賞助演女優賞に輝き、アカデミー助演女優賞にノミネート。ラッセル監督と3度目のタッグとなった本作品「JOY」(15)で、ゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞し、3度目のアカデミー主演女優賞候補となるなど、人気、実力ともにトップ女優の地位を築いている。

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ブラッドリー・クーパー:ジョイとの絡みのシーンは決して多くはありませんでしたが、ジョイの成功への足掛かりとなる極めて重要な部分での協力者役を演じている。

デビッド・O・ラッセル監督との別の作品「世界にひとつのプレイブック」(12)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、続いて同監督の「アメリカン・ハッスル」(13)で助演男優賞、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」(14)で主演男優賞と、3年連続でオスカー候補となった実力派俳優のひとり。

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『ジョイ』のネタバレ感想

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手で触れずに絞れるモップという地味な題材の映画ながら、豪華スターを迎えての映画化にはびっくり仰天しました。ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ブラッドリー・クーパーらを起用してアイデアモップ販売成功物語の映画をデビッド・O・ラッセル監督が撮るというのも凄いことです。何がそこまで映画作りに打ち込ませる魅力があるのか考えてみました。

なお、やはりというべきか、これだけの豪華キャストにも関わらず、何故か日本では劇場公開されず仕舞ということでした。なるほど、そうかと思わず納得してしまいました。

発明家ジョイ・マンガーノさんは実際3人の子供の母親でしたが、この本作品中の「ミラクルモップ」を筆頭に100件もの新商品のアイデアを発明し、億万長者になっています。中でも一番売れ筋の商品は「Huggable Hanger(ハガブルハンガー)」との事です。

映画では、新規商品開発のアイデアがひらめく瞬間や試作品の実演販売の苦労話など、全然売れない時期の話もありますが、TVショッピングの営業関係者であったニールの目に留まり、何とかTVショッピングで売り込む事ができました。第一回目の放送は大失敗に終わりましたが、二回目は自分自身が普段着を着て、出演するという作戦で大成功を収め、5万本もの在庫が一挙に捌けるという快挙を成し遂げます。それで、めでたしめでたしで終わるかと思えましたが、その後、一旦自己破産してしまうという失意の時期があります。しかし、どん底からまた見事に這い上がっています。

主人公である発明家ジョイ・マンガーノさんはアメリカでは相当な有名な成功者であり、アメリカでは誰もがその成功への道のりについて大変興味を持たれる方なのだろうと思われます。

ジェニファー・ローレンスの今までの映画作品の多くは、たくさんの家族に囲まれた内容の作品が多い気がします。今回も映画の語り手となっているミミお祖母ちゃん、TVに齧りつき放しの母親、母親のハイチ出身のボーイフレンド、元夫、父親も離婚していますが、ネットで知り合ったガールフレンドがいます。彼らが全て同居している生活というのは我々日本人にはちょっと想像も出来ません。歌手を目指す元夫が地下室に間借りして住んでいる生活というのがあるでしょうか? 娘の確かに父親には違いありませんが、離婚した夫と同居し続ける???

こんな環境だからこそ、家事の手を抜きたい、より便利な生活を過ごしたというアイデアがぞくぞく出て来るのでしょう!

最後に

Sergio CerratoによるPixabayからの画像

驚いたシーンはジェニファー・ローレンスが自分のブロンドの髪をバッサリとショートに切ってしまったところです。イメージを変えて、テキサス・ダラスに乗り込みますが、交渉相手は気に圧倒され誤魔化していたロイヤリティーの倍返し(+利子)の返却を約束しています。それと億万長者になった後、TVショッピング会社を立ち上げて、昔のニールと同じ様な立場で働いている様子・風貌がものの見事にビジネス成功者に変貌している様子が実に驚きでした。

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