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アイルランドから自分の土地を手に入れるという夢を持ち、アメリカに来た青年の生き様を描く『遥かなる大地へ』トム・クルーズ、ニコール・キッドマン夫婦(当時)共演!

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『遥かなる大地へ』のあらすじと概要

Christian_BirkholzによるPixabayからの画像

当時夫婦であったトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した事や、映画史上初となる“パナビジョン・スーパー70mm方式”の撮影で話題に上った映画。

19世紀のアメリカ・オクラホマ州で実際に起こったランドラッシュをベースに、アイルランドから自分の土地を手に入れるという夢を持ち、アメリカにやって来てランドレースに参加した青年の生き様を描く物語。監督自身も出身地はオクラホマ州でした。

(あらすじ)

ジョセフ(トム・クルーズ)は身分が低いアイルランドの小作農です。シャノン(ニコール・キッドマン)は地主の娘を演じています。シャノンはお上品な上流社会に嫌気がさしていた為、新しい大陸アメリカに憧れを持っていました。そこに現れた、青年ジョセフ(地主であるシャノンの父親に恨みを持ち屋敷に殺しに来ますが捉えられてしまいます)を誘ってアメリカに向かう船旅に出て、辿りついたアメリカ・ボストンでは予期もせぬ波乱万丈の人生が待ち構えていました。二人はそれでもどうにか生き抜き、悪戦苦闘の末、ようやく土地を手に入れるホース・レースに勝ったジョセフはシャノンとともに自分のものとなった土地に旗を立てることに成功します。

『遥かなる大地へ』のスタッフとキャストについて

NakNakNakによるPixabayからの画像

ロン・ハワード監督:01年の「ビューティフル・マインド」では、アカデミー賞で作品賞と監督賞のダブル受賞を果たし、「フロスト×ニクソン」(08)でも同作品賞・監督賞にノミネートされた。ダン・ブラウンのベストセラー小説をトム・ハンクス主演で映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」(06)も大ヒットし、映画化シリーズ第2弾「天使と悪魔」(09)、第3弾「インフェルノ」(16)を次々と発表している。エイミー・アダムス、グレン・クローズの出演している『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』が昨年11月に公開された。

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トム・クルーズ(ジョゼフ):「7月4日に生まれて」(89)、「ザ・エージェント」(96)でアカデミー主演男優賞、「マグノリア」(99)で同助演男優賞にノミネートされた。

アイルランドを愛する熱血漢を軽妙に演じている。親の仇である地主の娘と組みアメリカに渡る突拍子もないストーリーで、ボストン到着後も波乱に巻き込まれるドタバタ劇の連続でした。

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ニコール・キッドマン(大地主の娘シャノン):デビュー早々、ハリウッドのトップに踊り出たトム・クルーズによって、映画「デイズ・オブ・サンダー」(90)の共演相手に、オーストラリアで女優として芽を出し始めていた頃に抜てきされる。2人は「どうしようもなく愛し合っていた」ため、ニコールが周囲の猛反対を押し切ってトムの妻になったという。結婚後、養子を2人迎え、本作品「遥かなる大地へ」(92)と「アイズ ワイド シャット」(01)で再共演しましたが、01年結婚生活にピリオドを打っています。

じゃじゃ馬なお転婆娘が、古い伝統としきたりの生活に行き詰まりを感じ、大きな期待を抱き新大陸に飛び込む。

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『遥かなる大地へ』のネタバレ感想

Herbert BieserによるPixabayからの画像

19世紀ボストンの恐ろしい大混乱の様子が描かれていました。正に生き馬の目を抜く世界!飄々としてジョゼフらですが、ボストン到着後ものの見事に有り金を全て奪われてしまいます。二人が案内された宿泊所は猥雑な娼婦館の一室と言う乱雑振りには驚きました。金を稼ぐ手段は賭けの拳闘試合に勝つ事という凄まじさにもびっくり仰天しました。さらに以前は大地主の令嬢として育てられたシャノンは鳥を捌く仕事にありつき、力強く生活費と西部に向かう費用を稼ごうと涙ぐましい努力を重ねています。

当時からアイルランド人は真面な仕事には有りつけないという状況だった様です。それでも全般的に悲壮感は余りなく、コメディー映画っぽい展開で楽しく見る事はできます。最後の、早いもの勝ちのランド・レースの展開にも驚きです。他人よりも先に到着して旗を立てたらそこは自分の土地なるという夢の様な話にも驚きです。古き良き時代のひとりの青年の生き様を爽やかに堪能する事が出来る映画ではないでしょうか。

 

 

 

 

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