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おすすめ映画見どころ|『43年後のアイ・ラブ・ユー』(2021公開中/マルティン・ロセテ監督)名優ブルース・ダーン主演映画

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『43年後のアイ・ラブ・ユー』のあらすじと概要

judithbrodnickiによるPixabayからの画像

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(13)でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた名優ブルース・ダーンが主演クロード役を務めます。ネブラスカ以来久々の主演作に登場。

アルツハイマーで過去の記憶が失われた元恋人に思いを伝えようと奮闘する老人の姿を描いたハートフルコメディードラマ。

妻に先立たれ、LA郊外に住み、ひとり気ままな老後生活を送っていた70歳の元演劇評論家クロードは、昔の恋人でかつての人気舞台女優のリリィ(カロリーヌ・シオル)がアルツハイマーのため介護施設に入ったことを知る。

もう一度リリィに会いたい、もう一度「愛してる」と伝えたいと考えたクロードは、自身もアルツハイマーのフリをして同じ施設に入居するという大胆な計画を実行します。施設内でリリィと念願の再会を果たすことに成功しますが、リリィの記憶からクロードの存在はきれいさっぱり失われていました。

そんなリリィに対し、クロードは毎日のように2人の思い出を語って聞かせたり、部屋を埋め尽くす思い出の百合の花束を贈り続けます。

そしてある日、かつてリリィが嘗て舞台で演じたことがあるシェイクスピアの「冬物語」を施設で観劇することなり、クロードは孫娘と一緒にある作戦を立て、リリィの記憶を鮮やかに蘇らせることに成功します、”愛を伝えるのに遅すぎることはない!?。本作は、諦めなければ人生はいつでも輝きだすと教えてくれる”・・・ らしいです・・・

元気過ぎる爺さんクロードに元気がもらえる事は間違いありません。

『43年後のアイ・ラブ・ユー』のスタッフとキャストについて

Michelle MariaによるPixabayからの画像

マルティン・ロセテ監督:1980年4月21日、スペイン・マドリード生まれ。2002年から短編映画を撮り始め、4作目となる短編映画″Voice Over(原題)″(11)で ゴヤ賞短編映画賞のノミネートをはじめ、世界中で100を超える賞に受賞している。

ブルース・ダーン(演劇評論家クロード):1936年生まれ。ジョン・ウェイン主演の「11人のカウボーイ」(72)では悪役を演じ、「華麗なるギャツビー」(74)ではヒロインの夫トム・ブキャナン役を好演。更に、「ヒッチコックのファミリー・プロット」(76)、「ザ・ドライバー」(78)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19)などにも出演している。アルフレッド・ヒッチコック、フランシス・フォード・コッポラ、クエンティン・タランティーノなど数々の巨匠監督に起用され続けたハリウッドのレンジェンド俳優。

大昔の恋人である舞台女優リリィ―との思い出が忘れられず、アルツハイマー症を患った彼女の施設まで、押しかけて入所するという大胆な行動に出る。

出演映画投稿記事はこちら:

感想ネタバレ|『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012/クエンティン・タランティーノ監督・脚本 ウェスタン映画

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 映画レビュー

カロリーヌ・シオル(リリィ):2007年に公開された『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』ではエディット・ピアの親友マレーネ・ディートリヒを熱演しました。フランスでは主に舞台女優として活躍しておりフランスの演劇界では最も権威のある重要な賞とされるモリエール賞の最優秀女優賞に3度ノミネートされている実力派女優である。

アルツハイマーを患っているリリィ―役なのでセリフは少な目。鮮やかな色の衣服の着こなしが非常に上手で、上品な印象を受けた。やはり、「冬物語」の短いセリフながらとても板に付いていた。

 

おすすめ映画|『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(2007/オリビエ・ダアン監督)マリオン・コティヤール主演

『43年後のアイ・ラブ・ユー』のネタバレ感想

Joseph ShambrookによるPixabayからの画像

一編の愛情溢れるストーリーとして非常に爽やかな印象を残す、大人のラブストーリーだと感じました。事情があり43年間も分かれていながら(彼女は結婚しており、夫がいました)漸く消息が掴めたら、彼女はアルツハイマーで昔の記憶を失っているという悲しい話ですが、それでも諦めず、昔の記憶を蘇らせようと必死に努力するクロードの姿が実に涙ぐましい。

クロードの奮闘努力の甲斐があり、奇跡的に彼女の僅かな記憶が一瞬蘇ります。

それにしても「記憶を喪失する」という、こういう状況に陥る可能性は誰にでもあろうかと思われます。記憶を失くしたという自覚が無い本人に比べ、周囲に残された人々の喪失感の方がずっと大きいのではないかと思わされました。

当事者になってみないと何とも言えませんが、「もう年齢なんだからしょうがない」と諦めるのも寂しい気がします。何とか頭がさび付かない様に、日々刺激を与え続けて行きたいものです。

それにしても43年前にやり取りした手紙を大事に良く残して置いたと感心します。そんな手紙が出てきたら、恐ろしくぞっとします。

人生やはり決して”風化しない記憶”というものが確かにあるものだという事を教えられました。

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