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映画|『ドライヴ』(感想)ライアン・ゴスリングが孤高の天才ドライバーに。日本にニコラス・ウィンディング・レフン監督の名を知らしめた作品

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『ドライヴ』のあらすじと概要


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「きみに読む物語」「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング主演で、昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手(逃がし屋)として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる姿を描いたクライムサスペンス。

寡黙なドライヴァー役でセリフは殆んどありませんが、音楽、映像で主人公の心理を鋭く描出している見事な作品です。

日本にニコラス・ウィンディング・レフンの名を知らしめた映画であり、この映画のヒットをきっかけにレフンの過去作が相次いで劇場公開・ソフト化されたという作品。

(あらすじ)

ある晩、仕事を終えたドライバーは、同じアパートの同じ階に息子ベニッシオと二人で暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちます。

次第に親しくなっていく2人でしたが、ある日、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が、服役を終え突然戻って来ます。アイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をし、ドライバーも一旦は身を引き、家族から距離を置くことになる。

しかし、ある晩、ガレージで血まみれで倒れているスタンダードを発見。服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、マフィアから妻子の命と引き換えに、街の小さな質屋を襲う計画に加担するよう脅されていたのでした。絶体絶命のスタンダードは、ドライバーに助けを求める事になります…しかし、この質屋襲撃事件の裏には別のもっと大きな事件が絡んでいました。

デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督が手がけ、2011年・第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した作品。

『ドライヴ』のスタッフとキャストについて

Julia SchwabによるPixabayからの画像

ニコラス・ウィンディング・レフン監督:デンマーク・コペンハーゲン出身。96年、監督・脚本作「プッシャー」でデビュー。2作目「ブリーダー」(99)はベネチア国際映画祭、3作目で初の英語作品「Fear X」(03)はサンダンス映画祭で上映され話題となった。

ライアン・ゴスリング:逃がし屋/天才的なドライバー。昼間は自動車修理工やカースタントマンとして働いている。寡黙な男。

カナダの俳優・ミュージシャン。ライアンが注目を集めるようになったきっかけは、商業的に成功したロマンティック・ドラマ『きみに読む物語』(2004年)への出演であった。

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キャリー・マリガン:ドライバーと同じアパートに住む女性。ドライバーと惹かれあっていく。

2004年に舞台でデビュー。翌年公開のキーラ・ナイトレイ主演作『プライドと偏見』で映画デビューを果たした。

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『ドライヴ』のネタバレ感想

Barbora MartinakovaによるPixabayからの画像

(ネタバレ有り)孤独なドライバーが隣人の人妻に心魅かれたことから、ふとしたきっかけで闇の組織との闘いに巻き込まれてしまうストーリーです。運転技術には絶対の自信を持っているカッコ良さは、男が見ていても引きつけられてしまいます。質屋強盗に加担した際、予期せず出現した悪党のいかつい車に追跡されるカーアクションは迫力満点、見応え十分でした。手に汗握るシーンの連続が圧巻。

わたしは、キャリー・マリガンのファンなので、もう少しキャリーとのやり取りシーンが見たかったのですが、寡黙なライアンが余りにかっこ良過ぎる映画で、二人の絡みでもセリフは余りなかったのが少し残念でした。

何となく、『ドライヴ』のライアンと『レオン』のレオンとダブらせて見てしまいました。好きな女性(たとえ人妻でも)の為ならば、命懸けの修羅場でも敢えて危険を冒す事を厭わない心境に陥るところに、理屈を超えたものを感じさせられ、ジーンと込み上げてくるものがありました。この辺の描写は見事でした。

なお、話はまったく逸れますが、ドライバ―はアイリーン親子を車に乗せてほんの束の間、郊外の川に遊びに出掛けます。どう見ても清流の流れる小川という雰囲気からは程遠く、小さな沼地の様な所なので少々興ざめでした。やはりこの場面では白砂の続く真っ青な海辺のシーンは本作品にはそぐわないと考えたのかも知れません。

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