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映画『プライドと偏見』(感想)“結婚”という切実な問題に直面したヒロインの心の葛藤を描出

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『プライドと偏見』のあらすじと概要

KevinsphotosによるPixabayからの画像

ジェーン・オースティンの同名小説を「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ主演で映画化。英国の上流社会を背景に、“結婚”という切実な問題に直面したヒロインの心の葛藤をつづる。

18世紀末のイギリスの田舎町。5人の姉妹が母親と暮らすベネット家の近所に、資産家ヒングリーが引っ越してくる。次女エリザベス(キーラ・ライトレイ)はヒングリーの親友ダーシーに出会い、その高慢な態度に反感を抱くが、、、エリザベスはそのダーシーに求婚されるが、彼の高慢な性格に反発してそれを拒むが、ある事件をきっかけに彼の意外な一面を知ることになる。何と彼は二度目の求婚をする。

オール・イギリス・ロケで撮った由緒ある豪邸の数々も、豊かな田園風景と共に見どころのひとつとなっている。

『プライドと偏見』のスタッフとキャストについて

Atanas PaskalevによるPixabayからの画像

ジョー・ライト監督:2005年に長編映画初監督作品でもある本作『プライドと偏見』で高い評価を受け、一躍注目を浴びる。この作品で英国アカデミー賞新人賞などを受賞した。私生活では、本作品に出演した女優のロザムンド・パイクと婚約していたが、後に破棄している。

キーラ・ライトレイ(主人公 次女エリザベス):。1999年、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』で、ナタリー・ポートマン演じるパドメ・アミダラの影武者役を演じて脚光を浴び、03年には『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』のヒロイン役エリザベスに大抜てきされる。14年の『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー助演女優賞にノミネートされる。

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マシュー・マクファディン(ダーシー):本作品『プライドと偏見』(05)で、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスの相手役ダーシーを演じ、国際的に注目を集めた。同作の監督ジョー・ライトが手がける文芸作品『アンナ・カレーニナ』(12年全米公開予定)にも出演。

他の出演作品投稿記事はこちら:映画感想|『ロビン・フッド』(2010/英監督リドリ―・スコット)戦う男ラッセル・クロウ演じる中世英国の伝説上の義賊ロビン・フッドを描いた歴史活劇。

ロザムンド・パイク(長女ジェーン):人気シリーズ第20作「007 ダイ・アナザー・デイ」(02)でボンドガールに抜てきされ、華々しいスクリーンデビューを飾り、「リバティーン」(04)で英国インディペンデント映画賞助演女優賞を受賞。その後、英米双方で活動し、デビッド・フィンチャー監督作「ゴーン・ガール」(14)でアカデミー主演女優賞にノミネート。

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キャリー・マリガン(キティ):在学中に演技に目覚め、講演に来たジュリアン・フェロウズ(※ドラマ・シリーズ『ダウントン・アビー』の製作および脚本によって知られる)に「プライドと偏見」のキャスティング・ディレクターの助手を紹介してもらい、05年に同作で映画デビューを飾るきっかけとなった。

本作映画では無邪気に笑い転げる幼い妹役に徹していたようだ。初々しい所が良かったが、余り画面にはっきり写っていないので誰だ判明しづらかったの非常に残念。

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『プライドと偏見』のネタバレ感想

awsloleyによるPixabayからの画像

当時の上流階級の中にも激しい貧富の差があることが分かりました。5人もの若い娘を抱える両親は何とか有力な婿探しをと必死の思いが強く、父親役のドナルド・サザーランドはそれなりに落ち着いた渋い大人の貫禄を見せていました!

自己表現のあまり上手ではない、ダーシーからの最初の求婚は拒絶してしまいます。それでもダーシーは一族の家族の為に黙って支援をするという態度に出ます。余りにも素晴らしい行動なので少々驚きます。拒絶した後でも、まだ、エリザベスの幸せを願う気持ちが変わらないということでしょう!!

原作を翻訳で読みましたが、社交界でのダンスのシーンの描写が実に見事で、文章を読んでいて舞踏会の臨場感が実に見事に叙述されていました。人々の視線、表情・心理描写などあたかもその場に立ち、見ている錯覚にに陥りました。正に筆力に圧倒された記憶があります。

このような永年読み続けられている古典的傑作小説を映像化することは並大抵の努力ではないと思います。ましてや、ジョー・ライト監督の監督デビュー作品です。撮影当時30代という若さにも驚きました。

なお、キーラ・ナイトレイとキャリー・マリガンは同い年だった事を知り少しショックを受けました。仕方の無いことかもしれませんが、本作品内では役柄の差が大き過ぎました。

 

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