>

映画『親愛なるきみへ』(感想)ラッセ・ハルストレム監督、若い兵士と女子大生の文通による長距離恋愛を描く。「すぐまた会おうね」の合言葉が印象的!

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
スポンサーリンク

『親愛なるきみへ』のあらすじと概要

1778011によるPixabayからの画像

「メッセージ・イン・ア・ボトル」「きみに読む物語」で知られるニコラス・スパークス原作のベストセラー(邦題「きみを想う夜空に」)を、名匠ラッセ・ハルストレムが映画化したラブストーリー。

ドイツ駐在の陸軍特殊部隊兵士ジョンは、アメリカ・チャールストンへ帰郷中に裕福な農園を営む両親の元で育った美しい女子学生サヴァナと出会う。2人はすぐに恋に落ちますが、ジョンの兵役のためにわずか2週間で離ればなれとなってしまいます。ネットも通じない戦地と文通しながら遠距離恋愛を続け、ジョンの除隊後に結婚を約束する2人でしたが、9・11の同時多発テロ事件が発生した為、予定が狂い始めます。

本作品は批評家からの低評価にもかかわらず高い興行成績を収め、公開当初、週末のオープニング成績で『アバター』を7週ぶりに首位から引き摺り下ろした作品だという。

長距離恋愛の最中、「すぐまた会おうね」の合言葉が随所に見られます。

主演に「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム、「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド。

『親愛なるきみへ』のスタッフとキャストについて

Cari DobbinsによるPixabayからの画像

ラッセ・ハルストレム監督:1946年スウェーデン・ストックホルム出身。91年の「ワンス・アラウンド」でハリウッドに進出し、ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ共演の「ギルバート・グレイプ」(93)を監督。ジョン・アービング原作の「サイダーハウス・ルール」(99)で再びアカデミー監督賞の候補となり、続く「ショコラ」(00)はアカデミー作品賞含む5部門にノミネートされた。ヒューマンドラマの名手として知られる。

感想|『ギルバート・グレイプ』(1993/ ラッセ・ハルストレム監督)ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオの顔合わせ

チヤニング・テイタム(ジョン):1980年生まれ、米アラバマ州出身。大学退学後、ストリッパーやセールスマン、建設作業員などを経験。モデル活動を経て、04年に人気TVシリーズ「CSI:マイアミ」で俳優デビューを果たす。

本作では少し自閉症の傾向のある父親一人の父子家庭で育てられる。

アマンダ・セイフライド(サヴァナ):1985年生まれ、ペンシルバニア州出身。「ミーン・ガールズ」(04)で映画に初出演した後、人気TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」や「ビッグ・ラブ」などに出演する。ABBAのヒット曲で構成されたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した「マンマ・ミーア!」(08)が大ヒット。

本作では裕福な農園で育った美しい女性。

出演作投稿記事:

映画感想|『Mank/マンク』(2020/デビット・フィンチャー監督)傑作『市民ケーン』の知られざる誕生秘話 本年度アカデミー賞有力候補。

映画感想|『マンマ・ミーア!』(2008/フィリダ・ロイド監督)ABBAの名曲が懐かしいミュージカル映画

映画感想|『ジュディを探して』(2017/ディート・モンティエル監督)アマンダ・セイフライド出演のコメディ映画

『親愛なるきみへ』のネタバレ感想

Kristin EisnerによるPixabayからの画像

(ネタバレ有り)二人が出会ってから2週間でジョンはまた特殊任務を帯び戦地へと舞い戻ってしまいます。それ以来戦場とサヴァナとの間では、メールが通じないので、数え切れない数の文通のやり取りが始まります。手紙のやり取りの中で、2人は共に生きていくことを固く誓い合っていきます。

ジョンも一日も早くサヴァナの元に帰りたい気持ちはありますが、一つの『チーム』として戦っている戦場から戦友を残し、ひとり立ち去る訳にはいかない気持ちは分かります。また、9.11のテロ事件発生以降、緊張も高まる中、苦悩の末にジョンは任期の延長を申し出てしまいます。毎日無事を心配しているサヴァナの不安な気持ちは既に限界点を超えていたのではないかと想像されます。

ジョンが任地を転々としている間に故郷のサヴァナの環境や心には大変大きな変化がありました。勿論1年、2年という年月は大変に長い時間であり、サヴァナの心の変化を非難することは出来ないと思います。彼女は、もう一人の自閉症の子供を抱え癌に冒されている別の男性と結婚していた衝撃の事実をやがて知る事になります。

わたし自身も結婚直前約2年間の海外赴任という経験があります。ジョンの置かれた戦地とは全く比べることは出来ませんが、まだ、メールやスマホなど無かった時代だった為、同じように『文通』が交信手段だったのを覚えています。懐かしい思い出ですが、ジョンの様に相手が待ち切れず、他の人と結ばれてしまうケースも十分あり得たと考えています。その責任はやはり恋人をひとり残していく男性側に100%あるのではないかと考えています。やはりどんなに魅力があろうと、1年も2年(或はそれ以上)も離れて暮らすという事には女性にとって限界があるなぁと感じました!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました