『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のあらすじと概要
「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元総料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ／ロードムービー。
ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール（ジョン・ファブロー）は、口うるさいオーナー(ダスティン・ホフマン）や自分の料理を酷評する評論家と大ケンカした挙句に店を辞めてしまう。そもそも自分の作りたい料理をオーナーの反対に遭い作れず、レストランに来店していた有名料理評論家に、オーナーに言われるがままに定番メニューを振る舞ってしまったためにこっぴどく叩かれてしまうという事態が起こりました。彼はSNSでは叩かれるは、店はくびになり失業状態が続いていました。
心配する元妻イネス（ソフィア・ベルガラ）の提案で、息子パーシーを連れて故郷のマイアミを訪れたカールは、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつくのでした。果たして、起死回生の作戦は成功するのでしょうか！？
カールはイネスやパーシー、仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと旅を続けていく。「3人のエンジェル」のジョン・レグイザモが主人公の友人役を、「マチェーテ・キルズ」のソフィア・ベルガラが元妻役を好演する。
ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマンら豪華ハリウッドスターも花を添えている。
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のスタッフとキャストについて
ジョン・ファブロー監督・主演：俳優業のかたわらアドベンチャー映画「ザスーラ」（05）などでメガホンをとり、2008年、ロバート・ダウニー・Jr.主演のSF超大作「アイアンマン」の監督に抜てきされ、主人公の運転手ハッピー役で出演も兼ねる。同作は大成功を収め続編「アイアンマン2」（10）でも監督を続投。
この映画にも出演：
感想｜『ウルフ・オブ・ウォールストリート』（２０１３／マーティン・スコセッシ監督）レオナルド・ディカプリオ主演コメディ映画
ソフィア・ベルガラ（元妻イネス）：１９７２年コロンビア生まれ。ドラマ「Out of the Ordinary（英題）」が国外でも放送され、アメリカの作品にも出演するように。ラテン系セクシー女優として「ビッグ・トラブル」（02／日本劇場未公開）、「ロード・オブ・ドッグタウン」（05）などの映画やTVに出演。「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」（05）では演技力も示し、さらに出演作が増えている。
ジョン・レグイザモ（マーティン）：コロンビアの首都ボゴタに生まれ。98年に一人芝居「Freak」でブロードウェイデビューし、トニー賞の主演男優賞と脚本賞にノミネートされた。ニコール・キッドマン主演のミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」（01）では画家ロートレック役を演じている。
映画感想｜『ムーラン・ルージュ』（２００１／バズ・ラーマン監督）魅惑のニコール・キッドマンの歌と踊り
スカーレット・ヨハンソン（ウェイトレス モリ―）：ウェイトレス役も素晴らしく似合ってました。
映画感想｜『LUCY ルーシー』（２０１４／リュック・ベッソン監督）スカーレット・ヨハンソン主演 フランスで制作されたSFアクション映画
映画感想｜『真珠の耳飾りの少女』（２００３／ピーター・ウェーバー監督）17歳の少女グリート役をスカーレット・ヨハンソンが演じる
レビュー｜映画「マリッジ・ストーリー」（2019）スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバー共演の離婚劇！
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のネタバレ感想
レストランオーナーの意向通りの料理を提供した事が原因で、大物料理批評家に最悪の批評をされてしまいます。SNSの影響力と対応次第では取り返しのつかない事態を招くことがある得る事が良く分かりました。結果としてロサンゼルスの超人気店のシェフの職を失ってしまいました。
失意のどん底に落ちたカールは奮起し、トラックフード店を始めようとします。そこには全く悲壮感は感じられません。彼自身の人柄もありますが、息子パーシーや助っ人マーシーも駆けつけて来てくれます。また、離婚しているとはいえ、大金持ちで魅力的な元妻の温かい心に囲まれています。
パーシーがSNSを駆使したフードトラックの”宣伝広告”の効果も絶大な影響力をもつ事も良く分かりました。
マイアミからロサンゼルスまでの父と子のロードムービー的な感じも受けます。普段一緒に過ごす時間の少ない父子が、徐々に成長していく姿も心温まり、良い感じで描かれていて出色の出来栄え！
最後、予想もしていなかった、問題の料理批評家との仲直りでハッピーエンドを迎えられるところは憎い演出でした。
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