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映画『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992/ロバート・レッドフォード監督)感想‣フライ・フィッシングという欧米式の釣りを通して兄弟の絆を描く物語!

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映画『リバー・ランズ・スルー・イット』のあらすじ概要

「普通の人々」で監督としても高い評価を得た名優ロバート・レッドフォードが、ブラッド・ピットを主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。ノーマン・マクリーンの小説「マクリーンの川」が原作。

20世紀初頭のモンタナの壮大な自然を背景に、フライ・フィッシングを通して交流する家族の絆とそれぞれの葛藤を描く。スコットランド出身で、実に厳格な牧師の父の家庭で育てられていますた。兄弟ふたりは、街の学校には通わずに父から読み書きを学び、午後からは自分たちの川と呼んでいた自然豊かな地元を流れるブラックフット川でフライ・フィッシングに明け暮れて育つ姿がたいへん微笑ましい。真面目な兄ノーマンと自由奔放な弟ポール。父に習ったフライ・フィッシングで結ばれる2人は、やがてそれぞれの道を歩み始めますが……。

舞台となったモンタナ州の雄大な自然とフライ・フィッシングの美しい描写で、第65回アカデミー賞では撮影賞を受賞しています。

1992年製作/124分/アメリカ
原題:A River Runs Through It(人生は苦楽何があっても時は流れ続けるといった様子を川に例え、川は流れ続けるという意味)

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映画『リバー・ランズ・スルー・イット』のスタッフとキャストについて

ロバート・レッドフォード監督・製作「明日に向って撃て!」(67)のサンダンス・キッド役でブレイク。バーブラ・ストライサンドと共演した「追憶」やアカデミー主演男優賞にノミネートされた「スティング」(ともに73)「華麗なるギャツビー」(74)でスターの地位を確立。初監督作「普通の人々」(80)はアカデミー作品賞・監督賞を含む4部門を制しています。

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撮影監督:フィリップ・ルースロ フランス・ムルト=エ=モゼル県出身の映画撮影監督。本作以外の有名な映画作品の撮影も多く手掛けています。

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
『ビッグフィッシュ』
『チャーリーとチョコレート工場』等

クレイグ・シェイファー(兄ノーマン・マクリーン):ペンシルベニア州ヨーク出身。『BAD/傷だらけの疾走』で映画デビュー。

ブラッド・ピット(弟ポール・マクリーン):1963年12月18日 生まれ。

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トム・スケリット(父親マクリーン牧師):
ブレンダ・ブレッシン(母親マクリーン夫人):
エミリー・ロイド(ノーマンの恋人ジェシー・バーンズ):

ジョセフ・ゴードン=レビット(若き日のノーマン役):現在の面影そのまま残す少年役にびっくり。

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映画『リバー・ランズ・スルー・イット』のネタバレ感想・見どころ

性格の全く異なる兄弟が父に教えられたフライ・フィッシングを通じて大人になって心を通じ合わせていく物語が美しい自然を背景に描かれます。

釣り糸を巧妙に操り、フライを水面に飛ばしながら獲物に見せかけ、水中の鱒が喰らいつく様に仕掛ける技を駆使していました。実際やった経験が無いので何とも言えませんが、結構熟練の技が試されるのではないかと思います。わたしは、以前会社の先輩に連れられ、名古屋から福井県若狭湾に行き、船に乗り海釣を楽しんだのを思い出しました。フライフィッシングとまったく漁法は異なります。イカ釣り(夜釣)は”疑似餌”(仕掛け)を一本の糸に4つ着けて、水深深く沈めたところで、糸を上下に揺らし、疑似餌が泳いでいる様に見せかけて、喰らい付いてきたところを勢いよく糸を引き上げます。これを夕刻から朝方まで7-8時間延々とやっていました。イカが釣れると大興奮、ドーパミン出まくりでした。結構激しく波に揺られる船の上で立ちっ放しでも疲れを忘れてしまいます…初心者でも一晩70-80パイの釣果! 先輩は100パイ超。とても食べきれないので、先輩は自宅にイカ専門の冷凍保存用の冷凍庫を準備していました。わたしは朝方、眠い目を擦りながら釣ったイカの”解体処理”(はらわたを抜き、イカ専用の袋に入れ冷蔵)や、採れたてのイカ刺しを食べたり、大忙しでした…

モンタナの自然描写も素晴らしいですが、何と言っても何度もフライフィッシングを楽しんでいるシーンが現れるので見惚れてしまいました。やはり経験のある本人でなければまったくその楽しさの本質は分からないのではないかという目で映画を見ていました。

釣をしてい感じたのは、釣りは人間と”自然”(魚)との闘いです。針に引っ掛かり鯛やイカは決死の逃走を図ります。それは釣り糸の緊張感として、釣り師の両掌の中に伝わってきます。水深60-70㍍であろうともっと深みからでもドスンと伝わって来ます。こちらも当然のことながら逃がすまいと力が入ります・・・

大物の鱒が掛かり、ブラッド・ピット演じるポールが危うく川に呑み込まれそうになりますが、魚がそれこそ全身全霊で逃げようとするので、こうなることも理解できました。

取り留めも無い映画感想になってしまいました。本編はわたしにとって「釣り=自然との格闘」を思い出させてくれる映画でした…

 

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