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おすすめ映画|『42 世界を変えた男』(2013/ブライアン・ヘルゲランド監督)感想‣史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描く伝記映画

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『42 世界を変えた男』のあらすじと概要

Free-PhotosによるPixabayからの画像

史上初の黒人メジャーリーガー、アメリカの全球団 (独立リーグやアマチュア含む)が永久欠番にしている背番号42、ジャッキー・ロビンソンの苦悩と活躍の半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交流を軸に描いた伝記ドラマ。

1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。当時はまだ黒人差別が激しく、メジャーリーグも白人だけのものだった事から、彼の入団は球団内外に大きな波紋を巻き起こす事になる。2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられる。

当時のMLBオーナー会議ではドジャースを除く全15球団がロビンソンがメジャーでプレイすることに反対しており、映画の内容通り、フィラデルフィア・フィリーズはドジャースとの対戦を前にロビンソンが出場するなら対戦を拒否すると通告したりととんでもない大騒ぎになっていたようです。

理不尽な侮辱を受けても、なお懸命に野球に打ち込むジャッキーは、自制心を貫き通し、そのプレーに徹するロンビンソンの姿勢は、次第に周囲の人々の心もひとつにしていく。

「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本・監督。リッキー役のハリソン・フォードは、キャリア初の実在の人物を演じた。

2013年製作/128分/アメリカ
原題:42

ロッテントマト批評家支持率:81%

黒人人種差別を描いた他の作品 ➢

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『42 世界を変えた男』のスタッフとキャストについて

Anne & Saturnino MirandaによるPixabayからの画像

ブライアン・ヘルゲランド 脚本・監督

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チャドウィック・ボーズマン(ジャッキー・ロビンソン):単独映画「ブラックパンサー」(18)が歴史的大ヒットを記録し、アメコミヒーロー映画としては異例のアカデミー作品賞ノミネートを果たすなど、世界的な注目を集めました。しかし享年43歳、結腸癌に斃れています。

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ハリソン・フォード(リッキー):1966年にコロンビアの「現金作戦」で映画デビュー、その後ユニバーサルと契約するが結果が出ず、大工として生計を立てる。なかなか日の目を見ることがなかったが、「スター・ウォーズ」(77)のハン・ソロ役で一躍スターの座を射止めた。

ニコール・ベハーリー(ジャッキーの新妻・レイチェル):『SHAME シェイム』などに出演

『42 世界を変えた男』のネタバレ感想

Adam VegaによるPixabayからの画像

野球をやりたい、試合に勝ちたい気持ちがあったので、ジャッキーは数々の屈辱を耐え忍び、栄光を勝ち得たのだと思います。また、良き理解者であり、もっとも重要なサポーターであるブランチ・リッキーの存在が無ければ、ジャッキーは永遠に浮かび上がる事はありませんでした…

白人観客のヤジ、相手チームの選手いやがらせ、監督や球団オーナーから試合放棄、宿泊ホテルからの宿泊受け入れ拒否、意図的な死球、脅迫状など数え上げれば切りがないほどの屈辱を本当に耐え忍ぶという事は並大抵の精神力をもっていないと出来る事ではありません…

その戦いに勝つには、君は偉大なプレーヤーであるばかりか、立派な紳士でなければならない」と入団前にリッキーからアドバイスを受けます。しかしながら、紳士的態度ではない人々に対して、紳士的な冷静な態度を取り続ける事は、相当な勇気が必要だったと思います。

これが実在の人物と言う事でびっくり仰天しました。ブルックリン・ドジャーズの初日ロッカールームに行くとまだロッカーが準備されておらず、壁のフックに自分の真新しい背番号「42」のユニフォームが掛けられていました。チームメイトからは奇異の目で見られながらも、きちんとユニフォームが準備されていた瞬間を見た時は感動しました。

本作品は、あらゆる場面で感激感動させられる名場面がやたらに多いです。バッティングシーン、走塁シーン、捕球シーンなど一瞬たりとも目を離す事が出来ません。本物の野球の試合シーンを見ている様な緊張感がありました。さすがに名脚本家でもある監督の映画作り作品だけあり、観客を感動させる肝を知り尽した映画作りをされているという印象を強く受けました。

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