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おすすめ映画|『ミスティック・リバー』(2003/クリント・イーストウッド監督)ボストン郊外の街を舞台とする重厚なサスペンス・ドラマ

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『ミスティック・リバー』のあらすじと概要

Vernon SullivanによるPixabayからの画像

舞台はボストン近郊のミスティック川沿いにある小さな町イーストバッキンガム。幼なじみの3人の少年は、ひとりが誘拐事件に遭ったことから、次第に離れていくことになる。実は、彼らが11歳のとき、仲間のひとりデイヴが見ず知らずの大人に誘拐され、性的暴力を受けたのを境に疎遠になって行きます。25年後、運命の巡り合わせで、彼らは殺人事件を契機に再会することになる。ひとりは被害者の父、ひとりは容疑者、ひとりは刑事として。

それぞれに交錯する嘘や疑いが、事件を思わぬ方向へと発展させてしまう描写が高く評価され、第76回アカデミー賞で作品賞を始めとした6部門にノミネートされ、ショーン・ペンが主演男優賞、ティム・ロビンスが助演男優賞をそれぞれ獲得しています。

デニス・ルヘインの同名ベストセラー小説を「L.A.コンフィデンシャル」の名手ブライアン・ヘレゲランドが脚本化。撮影はイーストウッド組、「許されざる者」などの照明を経て「ブラッドワーク」を撮影したトム・スターン。

『ミスティック・リバー』のスタッフとキャストについて

Ewan McによるPixabayからの画像

クリント・イーストウッド監督「人生の特等席」(12)以降は俳優業から遠ざかり、監督として「アメリカン・スナイパー」(14)、「ハドソン川の奇跡」(16)、「15時17分、パリ行き」(18)など実話が基の映画を精力的に手がける。「運び屋」(18)で6年ぶり、自身の監督作としては10年ぶりに主演を務めた。そのほかの近年の監督作に「リチャード・ジュエル」(19)など。

90歳を迎えてもなお監督として、また俳優として精力的に活動を続ける名匠クリント・イーストウッドが、米ワーナー・ブラザースの次回作「Cry Macho(原題)」で製作・監督・主演の3役を兼ねることが明らかになった(米映画誌による)

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リチャード・ジュエル 映画 レビュー

ショーン・ペン(ジミー・マーカム):「ギター弾きの恋」(99)、「I am Sam アイ・アム・サム」(01)でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、本作「ミスティック・リバー」(03)と「ミルク」(08)で同賞を受賞している。

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ティム・ロビンス(デイブ・ボイル):94年には名作「ショーシャンクの空に」に主演、95年は監督作「デッドマン・ウォーキング」が話題を呼んだ。03年にはイーストウッド監督の本作品「ミスティック・リバー」でアカデミー助演男優賞を受賞した。

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ケビン・ベーコン(ジョージ・ディバイン):

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ローレンス・フィッシュバーン(ホワイティ・パワーズ):大ヒット作「マトリックス」(99)のカリスマ的指導者モーフィアス役で知られ、主演のキアヌ・リーブスとは「ジョン・ウィック チャプター2」(17)、「ジョン・ウィック パラベラム」(19)でも共演した。

『ミスティック・リバー』のネタバレ感想

Nils SeverinによるPixabayからの画像

仲良し3人組のひとりデイブが連れ去られ、性的暴行を受けた事件は暗く重く彼らの人生にトラウマとして影を投げ掛けています。そんな彼らですが、何と25年後に起きたショーン・ペン演じるジミーの愛娘ケイティーが何者かに殺害される事件が起こり、3人が再び結びつけられたというストーリーが展開されます。

最初は誰にも容疑者と思われたデイブ(彼自身の夫人がそう信じ切ってしまっていました)には、殺害の理由がはっきりないので、おかしいと思っていました。案の定真犯人は別にいました。しかしながら、夫人や我々の思い違いから、やがて事件は飛んでも無い取り返しの付かない方向へ展開して行きます。(ショーン・ペンの気持ちも十分理解できますが、事実と違います…)

クリント・イーストウッド監督作品の中でも最も分かりずらい作品のような気もします。そのひとつは真犯人の犯行理由が明らかになりますが、その理由はとても納得のいくものではない点にあるような気がします。

また、最後に救いようの無さが余韻として残るのですが、それでもアカデミー賞で作品賞を始めとした6部門にノミネートされ、主演男優賞、助演男優賞を獲得するなど大変高評価を受けている作品です。

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