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おすすめ映画『マザー!』(2017/ダーレン・アロノフスキー監督)感想‣宗教的観念が強過ぎ日本上映中止映画!

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『マザー!』のあらすじ概要

「ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー。宗教観念の強さからか当初日本で予定されていた映画公開は急遽上映禁止となった話題作!

緑豊かな自然に囲まれた郊外の一軒家に暮らす詩人の夫と暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変していきます。翌日以降も次々と謎の訪問者が現れますが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、どんどん受け入れていきます…

一方、その家にやってくる男の横暴さやだらしなさ、女のあつかましさやいやらしさ等、あらゆる気持ち悪さが詰め込まれている為、妻の忍耐力も我慢の限界に達していました。

そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者(詩人のフアンら)たちの行動によって重大な事件、想像を絶する飛んでもない人々の行動が相次ぎ発生します。そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻でしたがが、そんな彼女を想像もしない出来事が更に待ち受けていました。

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『マザー!』のスタッフとキャストについて

ダーレン・アロノフスキー監督・脚本:1968年、米・ニューヨーク生まれ。ブルックリンのロシア系ユダヤ人の家系に生まれ、ハーバード大学で人類学やアニメーションを学ぶ。ミッキー・ロークを主演に迎えた「レスラー」(08)でベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得している。

映画感想|『ノア 約束の舟』(2013/ ダーレン・アロノフスキー監督)ラッセル・クロウ主演「ノアの方舟伝説」を壮大なスケールで描くスペクタクル歴史ドラマ

ジェニファー・ローレンス:1990年、米ケンタッキー州生まれ。14歳のとき、ニューヨーク旅行中に芸能事務所のオーディションを受け、ショウビズ界に足を踏み入れる。その後TVドラマに出演するようになり、一家でニューヨークに移り住む。

本作では詩人が次期作品の執筆に取り掛かれるよう健気に内助の功で見守る女房役。奇行とも取れる夫の赤の他人にやさしく手を差し伸べる性格、行動には徐々に我慢の限界を感じてきます。

出演作➢

感想|『世界にひとつのプレイブック』(2012/デヴィト・O・ラッセル監督)ジェニファー・ロレンス主演ヒューマン・コメディ

映画感想|『レッド・スパロー』(2018/フランシス・ローレンス監督)ジェニファー・ローレンス主演

映画感想|『パッセンジャー』(2016/モルテン・ティルデゥム監督)ジェニファー・ローレンス出演SFラブストーリー

ハビエル・バルデム:スペインを代表する演技派俳優。芸能一家に生まれ、6歳でキャリアをスタートさせる。10代の頃は俳優業だけでなく、ラグビーのナショナルチームのメンバーとしても活躍

詩を書く文才に恵まれているが、新しい創作のアイデアが湧かず、新作に中々取り掛かれないでいる。

おすすめ映画|『それでも恋するバルセロナ』(2008/ウッディ・アレン監督)

エド・ハリス:コロンビア大学在学中に演劇に目覚め、オクラホマ大学とカリフォルニア芸術大学で演技を学ぶ。舞台俳優としてキャリアをスタートさせる。

感想|「ビューティフル・マインド」(2001/ロン・ハワード監督)ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語

ミシェル・ファイファー:「バットマン リターンズ」(92)で演じたキャットウーマンは、ファイファーの美貌とボンテージ風の衣装が相まって魅力的なキャラクターになった。

見知らぬ男の女房、かなり厚かましい性格で、だらしない女。他人の秘密の詮索が好きで、淫らな考えを持つ。

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『マザー!』ネタバレ感想

(ネタバレ注意)

鑑賞後に詳しい解説を読んで、多少は何が起きていたのかが理解出来る内容でした。初めは中盤以降わけのわからない詩人のファンという厚かましい男女が勝手に家に押し掛けて来て大暴れするシーンはゾンビ映画でも見ている様な錯覚に陥ってしまいました。

詩人は”神”、妻は”地球” 最初の訪問者男女は”アダム”と”イブ”、殺された兄弟は”カイン”と”アベル”、老若男女は”人類”、生まれた赤ん坊は”キリスト”を示しているそうです。シンクに腰かけて水道管が破裂して水が流れるところは”大洪水”の暗喩だとかいう話でした。キリスト教に詳しい人々には何が起きていて、何を批判してようとしているのか意図が分かるらしいです。キリスト教の知識が無いとチンプンカンプンでひたすら、薄気味悪く、腹の立つ烏合の衆の集まりの様なストーリー展開に不愉快極まる感じの映画だと思います。

何に対する批判なのか、はっきりわかりませんが、女性の母性への理解を示さない、現在も残る男女差別への批判、人類の身勝手な行動への批判他考えられます。正直ちょっと解釈をするのは困った映画でした。日本で劇場公開が土壇場で中止されて正解だったかもしれません。こっそりDVD等で愉しむにしても事前知識を十分仕入れておかないとかなりショッキングな内容です(要注意!)

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