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映画『それでも恋するバルセロナ』(2008/ウッディ・アレン監督)感想‣大人のねじれた色恋沙汰、「ひと夏の三角関係」から意外な展開に・・・

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『それでも恋するバルセロナ』のあらすじと概要

benediclによるPixabayからの画像

 

 

 

婚約者もいる真面目なビッキーと、情熱的な恋を求める自由奔放なクリスティーナ。親友同士の2人は、夏のバカンスを過ごすバルセロナで魅力的な画家フアン・アントニオに出会い、それぞれ彼に惹かれていく。しかし、そこへ画家の美しい元妻が現れ……。

ウッディ・アレン監督が、スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデムを主演にスペインで撮影したロマンス・コメディで、ペネロペ・クルスが第81回アカデミー助演女優賞を受賞しています。

 

2008年製作/96分/アメリカ・スペイン合作
原題:Vicky Cristina Barcelona

『それでも恋するバルセロナ』のスタッフとキャストについて

Joaquin AranoaによるPixabayからの画像

ウッディ・アレン監督「ウディ・アレンの夢と犯罪」(07)の“ロンドン3部作”のようにヨーロッパの都市を舞台にした作品が増えてきた。スペイン・バルセロナが舞台の本作品「それでも恋するバルセロナ」(08)で女優ペネロペ・クルスにオスカーをもたらし、仏パリで撮影した「ミッドナイト・イン・パリ」(11)は自身最大のヒット作。

某映画雑誌のインタビューに回答して、既に50作に及ぶ映画作品を制作していますが、この中でも気に入っている作品としては、

その中で自分でも気に入っているのは、『カイロの紫のバラ』(85)だね。それ以外だと、『マッチポイント』(05)、『ブロードウェイと銃弾』(95)、『夫たち、妻たち』(92)、『それでも恋するバルセロナ』(08)かな」

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50作目、

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ハビエル・バルデム(フアン):90年、「ルルの時代」で本格的にスクリーンデビューすると、「ハイヒール」などペドロ・アルモドバル作品をはじめとしたスペイン映画に数多く出演。アメリカ進出作「夜になるまえに」(00)でアカデミー主演男優賞にノミネート、「ノーカントリー」(07)で同助演男優賞を獲得

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スカーレット・ヨハンソン(クリスティーナ:スター女優の地位を確立して以降も作品の規模やジャンルを問わず演技力を発揮し、ノア・バームバック監督作「マリッジ・ストーリー」(19)でアカデミー主演女優賞、タイカ・ワイティティ監督の「ジョジョ・ラビット」(19)で同助演女優賞にダブルノミネートされた。

本作ではアレン監督とは3度目のコラボとなった。

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ペネロペ・クルス(マリア)「ハモン・ハモン」(92)でスクリーンデビューを果たし、同年「ベルエポック」がアカデミー外国語映画賞を受賞。以降、スペインを代表する監督の作品に出演、特にペドロ・アルモドバル監督作「オール・アバウト・マイ・マザー」(99)は国外での評価も高く、この作品を機にアメリカやイギリス映画への出演が増える

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レベッカ・ホール(ベッキィー):2002年にジョージ・バーナード・ショーの『ウォレン夫人の職業』で舞台デビュー。2006年にデイヴィッド・ニコルズ原作の『Starter for Ten』に初出演し、続くクリストファー・ノーランの『プレステージ』で好演し、数々の新人賞候補となる。

 

『それでも恋するバルセロナ』のネタバレ感想

Kristina SpisakovaによるPixabayからの画像

ハビエル・バルデムが演じる、まるで光源氏のようなフアンのモテ振りには誰もが嫉妬してしまいそうです。それも、絶世の美女二人ではまだ物足りず、新妻・婚約中の女性が3人目の相手とは完全に呆れるばかり…

ヨハンソン演じるクリスティーナは情熱的な恋愛に、後先を考えず一途に身を捧げてしまう奔放なタイプの女性として描かれています。しかしながら、ある時、ふと理性が顔を持ち上げる時に、現在の幸福を投げ捨て、何のこだわりも無く軌道修正出来てしまうところが、少し理解に苦しむ所ではありました。

一方、泥沼離婚をしたという元妻マリア役のペネロペ・クルスも三角関係の微妙なバランスの中では、絶妙な安定感を保っていました。ところが、クリスティーナが突然姿を消すと、精神の支えが無くなったかの様に、不安定となり、なりふり構わずピストルまで持ち出すという豹変ぶりには驚きました。

ピストルが暴発した瞬間、あわやフアンとべッキィーと上手く行きそうだった危険な関係も崩れてしまったと思います。

他人の恋路なのでつべこべと外野から口出しするべきではないと思いますが、関係を複雑化させるのは面倒臭いだけの様な気がします。それにしても本編映画の中の様な”バランスの取れた三角関係”というのは存在するものなのでしょうか?(男性次第・・・?永遠の謎!)

 

 

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