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おすすめ映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(2017/ジョー・ライト監督)感想‣ドイツとの徹底抗戦を決断するまでのチャーチルの葛藤…

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『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』のあらすじと概要

名優ゲイリー・オールドマンがイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルを演じ、第90回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した歴史ドラマ。

主戦派チャーチルの65歳で新首相に就任してから、ダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を、「つぐない」の映像派ジョー・ライト監督のメガホンで描いた。陰影を上手く使った映像、上空から俯瞰するような独特の視点など見どころも大変に多い。第2次世界大戦初期、ナチスドイツの破竹の勢いによってフランスが陥落寸前にまで追い込まれ、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。歯に衣着せぬ物言いと妥協しない性格で政敵も多く、挙国一致内閣を率いながらも和平交渉派に追い込まれ孤立感を深めていました。

一方、連合軍は北フランスの港町ダンケルクの浜辺で独軍に包囲され、ヨーロッパ大陸に展開していたイギリス陸軍は全滅の危機を迎えていました。就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手にヨーロッパ中の運命が委ねられることになります。ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦か、究極の選択を迫られるチャーチルでした…

なお、ダンケルクの戦いを兵士と民間の船乗りたちの視点で描いたクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」と、本作品は互いに補完し合う内容になっているのでたいへん興味深い。

チャーチルを支える妻クレメンティーンに「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス、秘書エリザベス役に「ベイビー・ドライバー」のリリー・ジェームズ、英国王ジョージ6世役に「名もなき塀の中の王」のベン・メンデルソーン。脚本は「博士と彼女のセオリー」のアンソニー・マッカーテン。アカデミー賞では主演男優賞のほか、オールドマンの特殊メイクを担当した日本人メイクアップアーティストの辻一弘らがメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。

原題:Darkest Hour

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『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』のスタッフとキャストについて

ジョー・ライト監督:ジェーン・オースティン原作の「プライドと偏見」(05)で長編映画監督デビューし、続く「つぐない」(07)はBAFTA作品賞を受賞、アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされた。

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ゲイリー・オールドマン(ウインストン・チャーチル):リュック・ベッソン監督の「レオン」(94)や「フィフス・エレメント」(97)では悪役で個性を発揮。98年には「ニル・バイ・マウス」で監督業に進出し、批評家に絶賛された。その後、「ハリー・ポッター」シリーズ(04~11)のシリウス・ブラック役や、「ダークナイト」3部作(05~12)のジム・ゴードン役を好演。ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画「裏切りのサーカス」(11)で、アカデミー主演男優賞初ノミネートされている。

本作品では辻一弘による驚くほど自然な特殊メイクにより丸顔のチャーチルに大変貌しています。短期で怒りっぽい性格のチャーチルを熱演。熱い演説が見事にイギリス国民を一つにまとめ上げたのではないか。昼間から浴びるほど酒を飲むのは精神安定剤替わり!?

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クリスティン・スコット・トーマス(クレメンティーン・チャーチル)英コーンウォール出身。「イングリッシュ・ペイシェント」(96)ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞などで主演女優賞にノミネートされた。

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リリー・ジェームズ〈エリザベス・レイトン):イギリスの人気TVシリーズ「ダウントン・アビー」(12~15)を経て、ディズニーの実写版「シンデレラ」(15)で主演の座を勝ち取り、一躍注目を集める。彼女の視線からチャーチル首相を見たままに描出した首相就任後1か月余りの見たまま姿。

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『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』のネタバレ感想

たまたまチャーチルが乗り合わせた地下鉄での庶民との会話で、対独戦争で非常に厳しい状況の中で イギリス市民がヒットラーとの徹底抗戦を願っている事を知り、彼の方針であるドイツとの徹底抗戦は間違っていない事を確信しました。少し前には、国王ジョージ6世自ら深夜にチャーチルを訪ね「彼を信頼する」というお言葉も頂いています。

国家存亡の危機に一国の人心をまとめるリーダーの存在の意義は大きい事を確信出来る映画でした。

映画『レオン』の悪徳麻薬取締刑事役のゲイリー・オールドマンとまったく違いに唖然とさせられました。演技力の幅の広さに驚きました。キャスチングで彼を似ても似つかないチャーチル役に選定することにも驚きですが、、、

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