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おすすめ映画|『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)孤独な殺し屋と麻薬密売組織に家族を殺された少女との交流と壮絶な復讐劇

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『レオン』のあらすじと概要

Bruce EmmerlingによるPixabayからの画像

「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作映画初出演となったナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じています。

映画「レオン」の主題歌は、スティング「Shape of my Heart」超絶の名曲!

『レオン』のスタッフとキャストについて

Andreas H.によるPixabayからの画像

リュック・ベッソン監督・脚本

幼少期から異彩を放ち、特に思春期には類いまれな独創性を発揮して周囲を驚かせた。暇つぶしに書き始めた小説は後に『フィフス・エレメント』の作品世界として活かされているそうだ。

両親はともにスキューバダイビングのインストラクターであり、ベッソン自身もダイバーとして過ごしたが、17歳のときに潜水事故に遭いスキューバダイビングができなくなっている。18歳のとき故郷のパリに戻り、そこで映画の雑用的な仕事をこなして映画製作のノウハウを学んだ。その後3年間アメリカへ移住、さらにフランスに戻って自身の映画製作会社を興した。後に会社はLes Films de Dauphins(イルカ映画社)と改名し、現在に至っている。

ジャン・レノ(レオン):1948年モロッコ・カサブランカー出身、17歳でフランスに移住。83年、リュック・ベッソン監督の「最後の戦い」に出演し、以後「サブウェイ」(84)、「グラン・ブルー」(88)、「ニキータ」(90)などベッソン作品の常連となる。主演作「レオン」(94)で一躍世界的な注目を浴び、翌年「フレンチ・キス」(95)でハリウッドデビュー。

学校にも通わなかったためろくに字も読めず、書く事もできない。友達は無く、ほとんど誰とも交流しない孤独な日々を送っている。唯一彼が心を許している「友達」の観葉植物の世話が日々の楽しみ。好物は牛乳で、あきれられるほど毎日2パック欠かさず飲んでいる。趣味は腹筋運動と映画観賞。

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ナタリー・ポートマン(マチルダ):1981年生まれ、イスラエル・エルサレム出身。3歳のときアメリカに移住。11歳から芸能活動を始め、リュック・ベッソン監督作本作「レオン」(94)でセンセーショナルな映画デビューを果たし、「スター・ウォーズ」プリクエル3部作(99~05)のヒロイン・パドメ役でスターの地位を確立する。その間には名門ハーバード大学で心理学の学位も修得している才色兼備。

12才。幼いながらも言動は非常に大人びており、頭の回転も早い、精神年齢は実際よりも高い印象を受ける。大人の目を盗んでタバコを吸うという癖がある。最愛の4才の弟まで殺された復讐心に燃え、レオンに殺しの技術を教えてもらう代わり、学のない彼に読み書きや計算などの勉強を教え、少女と殺し屋との同居生活が始まる。

参考:

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出演作:

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ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンフィールド):本作「レオン」(94)や「フィフス・エレメント」(97)では悪役で個性を発揮している。その後、「ハリー・ポッター」シリーズ(04~11)のシリウス・ブラック役や、「ダークナイト」3部作(05~12)のジム・ゴードン役を好演。ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画「裏切りのサーカス」(11)で、アカデミー主演男優賞初ノミネートを果たした。

デビッド・フィンチャー監督作「Mank マンク」(20)では、映画史に残る名作「市民ケーン」でアカデミー脚本賞を受賞した脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じ、再びアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

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『レオン』のネタバレ感想

RJA1988によるPixabayからの画像

文句なしの最高傑作映画。既に何度かTVなどで見ていますが、何度見ても色褪せる事がありません。いったいどんな監督・脚本家がこれほど素晴らしい映画を撮る事が出来るのか? オーディションを受けに来たナタリー・ポートマンの映画初出演作にして、最高の演技を切り取るようなシーンの連続に一瞬たりも映画から目が離すことができませんでした。

確かに年の差はあります。レオンの超一流凄腕の殺し屋としての存在感は抜群ですが、こと私生活においては、12,3歳の才気走ったマチルダに完璧に振り回されていきます。この名(迷)コンビ振りは何とも言えぬ不思議な関係でした。マチルダ本人は本気で”恋人”気分でいたのかもしれません!でも、まだわずか12才です。

麻薬組織や暗黒街の世界の闇が深ければ深いほど、マチルダの穢れの無い純真さ、ひた向きな”愛”が一層際立っていくところが、兎に角むちゃくちゃ切なく感じられました。リュック・ベッソン監督の映画作りの天才的な能力が、妖精マチルダの魅力(魔性)を100%解き放ってくれた作品に感動させられました。

スティングの主題歌も永遠に耳を離れません!

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