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おすすめ映画『アデル、ブルーは熱い色』(2013/アブデラティフ・ケシシュ監督)感想‣大胆な性描写による衝撃作!

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RD LHによるPixabayからの画像

『アデル、ブルーは熱い色』のあらすじと概要

2013年・第66回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。フランスの人気コミックを原作(ジュリー・マロによる2010年のフランスのグラフィックノベル『ブルーは熱い色(フランス語版)』)としている。レズビアンのラブストーリーがテーマとなっている作品。

「身をかわして」「クスクス粒の秘密」などで注目を集めたフランスの新たな才能アブデラティフ・ケシシュ監督(厳し過ぎる撮影でリアリティを追及する)が、青い髪のボーイッシュな美大生エマと出会い、運命的な恋に落ちた女性・アデルの情熱的な人生を、大胆な性愛描写とともに描いています。文学を愛する高校生アデル17歳は、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになります。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていくことになります。

カンヌ映画祭では、審査員長を務めたスティーブン・スピルバーグの計らいによって、ケシシュ監督とともに、エマ役のレア・セドゥーとアデル役のアデル・エグザルコプロスに対してもパルムドールが授与され、カンヌ史上初めて俳優がパルムドールを手にしました。

原題:La vie d’Adele : Chapitres 1 et 2、「アデルの人生」の意。

Paul Henri DegrandeによるPixabayからの画像

『アデル、ブルーは熱い色』のスタッフとキャストについて

アブデラティフ・ケシシュ監督・脚本・製作:1960年チュニジアの生まれ、6歳のとき両親とともにニースに移住している。

アデル・エグザルコプロス(アデル):1993年、パリ出身。08年の映画「Les Enfants de Timpelbach(原題)」では主演を務め仏国内で注目を集める。メラニー・ロランとジャン・レノが共演した映画「黄色い星の子供たち」(10)に出演。

レア・セドゥー(エマ):1985年、パリ出身。仏パリ出身。シャイな性格を克服しようと演劇を始め、2006年「Mes copines(原題)」で映画デビューを果たす。「美しいひと」(07)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の有望若手女優賞にノミネート。

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Pierre BlachéによるPixabayからの画像

『アデル、ブルーは熱い色』のネタバレ感想

大変美しい、とても大胆な官能的性愛描写の連続に驚きました。題名にあるブルー色が基調色で使用され、ありとあらゆるところに青色が使われていました。使い方によっては、ブルーはこれ程美しい色は他にないのかもしれません。変なところに関心させられてしまいました。チュニジア出身のアブデラティフ・ケシシュ監督には青色に対する何か特別な思い入れがあるようです。

アデルとエマの出会いから数年間の人生の断片が切り取られ、非常に生き生きと描かれています。フランス語の原題では「アデルの人生」とありきたりのごく平凡な題名です。(和訳は今回はずば抜けて冴えた命名をしたと関心しました。『アデル、ブルーは熱い色』ちょっと恥ずかしい気もしますが、冷めたブルーではなく、情熱的なブルーも確かにあることに気が付きました)

芸術家として奔放に生きようとするエマと堅実な学校の教師の道を選ぼうとしていたアデル、二人は出会いの時点から、同じレールの上を長く歩く事が出来なかったのかもしれません。それぞれの取り囲まれる周囲の環境がかなり異なる為、生活感に段々違和感を感じる様になっていました。エマはアデルに対して、自分の文筆の才能が有るなら、教師など辞めて自分の才能を生かす事に専念し挑戦してみたらと何度も薦めています。しかし、アデルはエマといる事だけで十分幸せなので、将来的には地に足の付いた教職の道を生きようと固く心で決めていました。

3時間もの長編映画です…しかし、この3時間の映像の中に、若いヒロインの眩し過ぎる鮮烈な”生”の輝きの瞬間を見事に捉えた映像と言えるかもしれません…

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