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おすすめ映画『gifted ギフテッド』(2017/マーク・ウェブ監督)感想‣天才子役が数学の天才児役を演じる

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『gifted ギフテッド』のあらすじと概要

「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エバンスが幼い姪に愛情を注ぐ独身男を演じ、「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブ監督がメガホンをとったファミリードラマ。

生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーは、独身の叔父フランクと片目の猫フレッドとフロリダ・タンパ付近の小さな町でささやかながら幸せな毎日を送っていました。しかし、メアリーに天才的な特別な数学の才能がある事が明らかになることで、静かな日々が揺らぎ始めます。メアリーの特別扱いを頑なに拒み、「この子にごく普通の生活を」と願うフランクに対して、小学校の教師たちは彼女を名門校への転校を薦め、更に縁を切ったはずのフランクの母イブリンが突然現れ、孫のメアリーに最高級の英才教育を施すため2人を引き離そうとします。そんな母に抵抗し、養育権をめぐる裁判にのぞんだフランクには、亡き姉から託されたある秘密がありました。

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『gifted ギフテッド』のスタッフとキャストについて

マーク・ウェブ監督:長編監督デビュー作「(500)日のサマー」は、ハイセンスでユニークな作風が米国だけでなく日本でも話題を呼んだ。同作の成功を機に、スーパーヒーロー映画「アメイジング・スパイダーマン」(12)の監督に大抜てきされている。

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クリス・エバンス(フランク):マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でキャプテン・アメリカ役に抜てきされ、「キャプテン・アメリカ」シリーズ(11~16)だけでなく、「アベンジャーズ」シリーズ(12~19)でも中心キャラクターとして活躍。

マッケンナ・グレイス(メアリ―):元フィギュアスケーターのトーニャ・ハーディングを題材にした「アイ、トーニャ(原題)」(17)ではマーゴット・ロビー扮するハーディングの少女時代を演じている。

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ジェニー・スレイト(ボニー):小学校のメアリーの担当教師役

オクタビア・スペンサー(ロバータ):近くに住む中年女性、メアリーの親友と呼び合い慕われている。

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『gifted ギフテッド』のネタバレ感想

この映画はマッケンナ・グレイス演じる7歳の天才少女メアリーの圧倒的な魅力に尽きると思いました。数学の天才的能力は大人顔負けですが、仕草、行動などはどこにでもいる7歳児童と全く同じというギャップの大きさも更に魅力アップになっていました。

実姉の生まれたばかりの赤ん坊を男手一つで育て上げる苦労というものはあまり実感が湧きません。これ程可愛くて、おまけに賢い子供であれば持てる全ての愛情を注ぐというのも十分頷けます。

小学校に入学すると直ぐにメアリーの才能が尋常ではない高いものである事が教師たちに知れ渡ってしまい、今までの平安な二人切りの生活に波風が立ち始めます。そこに、かつて厳格な教育者であった祖母まで現れ、メアリーへの英才教育を行う事を主張し、何と二人を引き離そうと必死になります。

折角才能が有るなら、しかるべき方法で更に磨きを掛けるべきではないかと一般人は思います。しかしながら、育ての親フランクの姉(メアリ―の母親)の”死”を目の当たりにしており、天才が自分の才能を生かす道は必ずしも幸福にはなれないと気づいたフランクは、メアリーに平凡な生活を過ごし、幸福に生きて貰いたいと願っていた気持ちも良く理解出来ます。

凡人には全く分からない、天才にも天才なりの贅沢な”悩み”というものがある事が分かります。

本編の中では、メアリーの本当の幸福を願うフランクの気持ち、一方で大人の感情など知る由もないまだまだ幼いメアリーの無邪気な感情など、演技とはとても思えない絶妙な表現力で”魅せる”素晴らしい映画になっていました。

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