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おすすめ映画『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)感想‣マーゴット自身が心の底から惹かれ、映画化実現に向けて奔走した“作品”

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『ドリームランド』のあらすじと概要

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「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビーがプロデュース&主演を務め、美しき指名手配犯と17歳の少年の鮮烈な恋を描いたラブストーリー。本作品は、マーゴット自身が心の底から惹かれ、映画化実現に向けて奔走した“特別な作品”(肝いりの作品)となっています。

1930年代。テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージン(フィン・コール)のエヴァンス一家は世界恐慌と頻繁に発生する砂嵐に苦しめられており、長男ユージンは町を離れる隙を狙っていました。ある日、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見します。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソン(マーゴット・ロビー)であることに気が付きます。内心、「こいつを保安官に突き出せば懸賞金1万ドルが手に入る。それだけあれば町を出られる」という考えが頭を掠めました。しかしながら、大変な危険人物だと知りながらもアリソンの怪我を手当てするうちに彼女に惹かれたユージンは、やがて彼女を匿い行動を共に新天地を目指す逃避行を繰り広げる事になります。

警察の包囲網を逃れて自由を手にしたいアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を募らせるユージンだったが……。

ユージン役にはNetflixドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のフィン・コール。

なお、本作はロビーが設立した製作会社「ラッキーチャップ・エンタテインメント」の第3作にあたる。同社はこれまで、第90回アカデミー賞の3部門にノミネートされた「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」や「アニー・イン・ザ・ターミナル」などの良作を生み出してきています。

『ドリームランド』のスタッフとキャストについて

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マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督:「As You Are」がサンダンス映画祭で注目された新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督にマーゴット・ロビー自らオファーを出すなど、映画化に情熱を傾けたという。

マーゴット・ロビー(アリソン・ウェルズ)主演・プロデュース:1990年生まれ、オーストラリア・ゴールドコースト出身。米・TVシリーズ「PAN AM パンナム」(11~12)を経て、マーティン・スコセッシ監督の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)で、主演のレオナルド・ディカプリオの相手(ナオミ・ラパグリア)役に抜てきされ、一躍注目を浴びる。

映画情報誌によると、ロビーは先頃、デビッド・O・ラッセル監督のタイトル未定の新作コメディがクランクアップし、現在はデイミアン・チャゼルが監督、ブラッド・ピットと共演の新作「Babylon(原題)」を撮影中。この後、グレタ・ガーウィグ監督と組む主演作「バービー(原題)」が控えているとか、超多忙の中次期作品の公開も目白押しのようで、大変楽しみです。

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フィン・コール(ユージン・エバンズ):1995年英ロンドン出身。大ヒットアクションシリーズ第9作「ワイルド・スピード ジェットブレイク」(21)にも出演している。

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トラビス・フィメル(ジョージ・エバンズ):オーストラリア・ビクトリア州出身。モデルとしてキャリアをスタートさせ、カルバン・クラインの下着広告で注目を集める。その後、活動の拠点を米国に移し、俳優に転向した。

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『ドリームランド』のネタバレ感想

Angie TohによるPixabayからの画像

若く美貌のアリソンが銀行を次々に襲い、殺人を繰り返す凶悪犯にはとても見えませんでした。17歳のユージンにしてみれば銀行強盗とはいえ、アリソンを見た瞬間、彼女に心を奪われてしまうのは当然と言えるのではないでしょうか?お尋ね者の凶悪犯の恐ろしさや、1万㌦の懸賞金よりももっと価値のある存在としての”彼女”を見出し、『現実逃避』のパートナーとしての幻想を抱いたことも大いに頷けます。

ユージンの両親が入植したニューメキシコ州の土地はあまりに荒廃していた為、何とかその土地から抜け出したという望みが強く、これが彼を逃避行に走らせた大きな原因だったのです。最後にユージンらが義父らに追い詰められ、絶対絶命のピンチとなります。ユージンだけは義父の”温情”で何とか見逃されました。この切ない映画の中でも唯一の救いでしたが…

また、映画の中の語り役でもある、妹フィービーが随所で見せる兄思いの行動や発言シーンは、心に残る素晴らしい出色の演技でした。わたしだったらこんな可愛い妹を残してメキシコには逃げないなと思います。

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