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おすすめ映画感想|『アトミック・ブロンド』(2017/デビット・リーチ監督)

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アトミック・ブロンド』(2017/デビット・リーチ監督
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『アトミック・ブロンド』のあらすじ概要

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ワイルド・スピード ICE BREAK」など近年はアクション映画でも活躍の幅を広げているシャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。

アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベル『The Coldest City』を映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとっている。

冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが奪われてしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)は、協力者のはずがどうも信用できないMI6支部員(MI6ベルリン支部の責任者/ジェームズ・マカヴォイ)ら各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げ、ロレーンの超人的な戦闘能力を発揮しながら立ちはだかる敵をバタバタとなぎ倒すシーンが見ものです。

原題:Atomic Blonde

Nikolaus BaderによるPixabayからの画像

『アトミック・ブロンド』のスタッフとキャストについて

デビット・リーチ監督「ファイト・クラブ」(99)などでブラッド・ピットのスタントダブルを務めたほか、「マトリックス レボリューションズ」(03)や「300」(06)、「ボーン・アルティメイタム」(07)といったハリウッドのアクション大作でスタントを演じる。本作、「アトミック・ブロンド」(17)が実質的な監督デビュー作となる。

シャーリーズ・セロン(腕利きの女スパイ/ロレーン・ブロートン):父親はフランス人、母親はドイツ人。幼い頃よりバレエのレッスンを受け、ニューヨークの学校に通うために母娘で移住する。

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ジェームズ・マカボイ(ベルリンに潜入中のMI6のスパイ、ベルリン支局責任者/デヴィット・ヴァ―シヴァル):英スコットランド・グラスゴー出身。ファンタジー映画「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」(05)で世界的に脚光を浴びる。

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エディ・マーサン(シュタージ=旧東ドイツ秘密警察から離反したスパイ/スパイグラス):マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)などに出演する。

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jplenioによるPixabayからの画像

『アトミック・ブロンド』のネタバレ感想

ネタバレ有り

シャーリーズ・セロンはスパイ、ロレイン・ブロートンを演じるに当たり、過激なトレ-二ングを重ね肉体を鍛え上げたそうです。練習中には歯を食いしばり過ぎ、歯を折ってしまったという話があります。また、偶然に『ジョン・ウィック:チャプター2』出演のために訓練を重ねていたキアヌ・リーブスのトレーニング期間が重なった為、一緒に練習に励んだそうです。

その稽古の甲斐もあり、全編で展開される格闘シーンはブロンドの髪を掻き乱しての大迫力の熱い戦いが繰り広げられます。大の男がセロンの強烈な廻し蹴り、肘鉄の餌食になって行きます。勿論、時にはセロンがぶん投げられたリ、蹴とばされたり、首を絞められたリして、ヒヤヒヤです。不思議なことに鉄砲の弾は一発も当たりません。一方、ド派手なアクションシーンとは正反対に会話のシーンは冷静沈着そのもの、やたらとたばこを吸うシーンとウォッカをストレートかロックであおるシーンが多いのですが、印象的でした。これらは間を持たせるための小道具として多用されたのでしょう。

一方、味方の筈のジェームズ・マカボイ(ベルリンの責任者/デヴィット・ヴァ―シヴァル役)が冒頭より『怪しいなぁ』という部分がいかにもそのままバレバレ(二重スパイ)なのはどうしたものなのか、正直ちょっと理解に苦しみました。最後に必ず、どんでん返しでもあるのではないかと期待しましたが…

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