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巨匠「スティーブン・スピルバーグ」監督 おすすめ映画10作品ランキング(最近見た映画、見直した映画限定、好み順)

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絶対見逃せない映画 おすすめ
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スティーブン・スピルバーグ監督の製作映画作品は膨大です。その内、比較的最近作られた作品を中心に、最近見た(見直した)ごく一部の映画10作品(含む製作総指揮)を好み順にご紹介します。未だ見ていない映画やもう一回見直す際の参考にしてみてください。

 

『プライベート・ライアン』(1998)

1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉(トム・ハンクス)に、落下傘兵ライアン二等兵(マッド・デイモン)を戦場から救出せよという命令が下された。彼には3人の兄がいたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部は末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよ」という命令が下ったのでした。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、戦場にいる為に生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発して行った。

ライアン2等兵は落下傘の誤降下で行方の知れないライアンを敵地の前線へと探しに向かう。彼らは廃墟の町で攻撃を受け、ひとり、ふたりと銃弾に倒れていく。なぜライアン1人のために8人が命をかけなければならないのか? と部下のレイベンが怒りを爆発させた時、ミラー中隊長はライアンを探し出し妻の元へ帰ることが自分の任務だと淡々と語り、離れかけていた皆の心をまとめあげる。

前線へ進むうちミラーたちは空挺部隊に救われるが、その中にライアン2等兵がいたのだ。兄たちの死亡と帰国命令を知ったライアンは、戦友を残して自分だけ帰国することはできないときっぱりと言い放つ。

ライアンの意思がミラーたちの心を捉え、共に踏みとどまりドイツ軍と一戦を交えることに。乏しい兵力、装備という悪条件の中、仲間たちは次々と銃弾に倒れ、ミラーもついに爆撃を受け死んでしまう。ライアンに「しっかり生きろ」と言い残して…。

おすすめ映画感想|『プライベート・ライアン』(1998/スティーブン・スピルバーグ監督)

『メン・イン・ブラック』(1997/製作総指揮)

スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を担当、ローウェル・カニンガムのコミックをもとに地球上に存在する宇宙人を監視する秘密組織「MIB(メン・イン・ブラック)」の活躍をコメディ・タッチで描くSFアクションコメディ。

主演にトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。ニューヨーク市警の若き警官ジェームズは、追跡していた犯人を目の前で逃してしまうが、そこへ黒服の男「K」が現れ、逃がした犯人が宇宙人であったことを知らされます。Kはジェームズの素質を見込んでMIBにスカウトし、ジェームズはMIBの新たなエージェント「J」としてコンビを組んで活動を始めました。一般的にこの組織は、地球上に住む地球外生命体を監督し、その存在を一般の人間から隠しています。一方その頃、地球壊滅を企む昆虫(ゴキブリ)型エイリアンが地球に侵入し、不穏な動きを見せはじめていました。

おすすめ映画感想|『メン・イン・ブラック』(1997/バリー・ソネンフェルド監督)

『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)

スティーブン・スピルバーグ監督が、1961年にも映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」を再び映画化、初のミュージカル映画に挑戦したもの。

舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求めて世界中から多くの移民が集まっていました。社会の分断の中で差別や貧困に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と集団をつくり、各グループはお互いに激しく対立しあっていました。特に白人ヨーロッパ系移民のギャング「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」は激しく敵対していました。そんな中、ジェッツの元リーダーであるトニーは、シャークスのリーダーの妹マリアとある日のダンスパーティーで運命的な恋に落ちます。ふたりの禁断の愛は、多くの人々の運命を変えていくことになります。

公開中 おすすめ新作映画『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021/スティーブン・スピルバーグ監督)世界で絶賛相次ぐ! オスカー10冠のオリジナルを「超えた」の声もあるとかないとか

 
 
 
 
 
 
 
 

『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(2017)

巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。

ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされた。

ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハム(ストリーブ)のもと、編集主幹のベン・ブラッドリー(ハンクス)らが文書の入手に奔走していました。なんとか文書を手に入れることに成功しますが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧されました。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られることになります。

おすすめ映画感想|『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(2017/スティーブン・スピルバーグ監督)新聞存在の意義を問う映画!

『マイノリティ・リポート 』(2002)

2054年のワシントン。プリコグ(precog:precognitive、予言者)と呼ばれる3人の予知能力者が未来の殺人を予知システムが実用化された近未来、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうシステムの導入以後、西暦2054年のワシントンD.C.の殺人発生率は0%になったと報告されていました。

犯罪予防局のジョン・アンダートン(トム・クルーズ)は最もそのシステムを信じていましたが、しかし、ある日、ジョンは自分自身が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると、突然予知されたことを知ります。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走しますが…。

おすすめ映画感想|『マイノリティ・リポート 』(2002/スティーブン・スピルバーグ監督)トム・クルーズ主演の近未来SF映画の金字塔!

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)

高校生のフランク・W・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)は尊敬する父(クリストファー・ウォーケン)が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙されました。さらには、医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に2週間程度の勉強で取得したらしい)これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れることになる。一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)は、徐々に犯人に迫って行きます。

アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして詐欺防止を中心とした金融コンサルタント会社を設立。世界中に多くの顧客を抱え大成功しているというから恐ろしい。

おすすめ映画|『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002/スティーヴン・スピルバーグ監督)レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス主演映画

『ターミナル』(2004)

東ヨーロッパの小国からニューヨークの空港に着いたナボルスキーは、祖国で起きたクーデターのため突然故国が消滅し、パスポートが無効になり入国を拒否されるという突然の悲劇に襲われます。しかし、彼にはどうしてもニューヨークで果たさなければならないある誓いがあった。彼は入国を目指して空港内に住み続け、さまざまな人々と出会っていく内に、ターミナル内の他の従業員との交流と恋模様に彩られていくストーリーを描く。一部のロマンスおよびバカ受けコメディ要素を多分に持つ映画となっています。

主人公のモデルは、1988年からパリのシャルル・ド・ゴール空港で18年も生活したイラン人のマーハン・カリミ・ナセリと言われています。この映画の製作者は、このマーハンが書き続けた日記「ターミナルマン」の映画化権を30万ドルで買ったそうです。(18年とはびっくり仰天します)

おすすめ映画|『ターミナル』(2004/スティーブン・スピルバーグ監督)トム・ハンクス主演

『リンカーン』(2012)

スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。

貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こた南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していきます。

1865年1月。大統領に再選され2ヶ月が経ちましたが、アメリカでは4年以上に及ぶ南北戦争は泥沼化し未だ続いていました。「すべての人間は自由であるべき」と信じるリンカーンは奴隷を永久に解放するため、上院を通過したものの、奴隷制度を永遠に葬り去る「合衆国憲法修正第13条」を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意がありました。そのためにも、国務長官ウィリアム・スワードらと共に憲法修正に必要な票を獲得するための議会工作に乗り出すことになります。

奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。

アメリカ合衆国第16代大統領 エイブラハム・リンカーン ― 史上最も愛され、奴隷解放を推し進めたた大統領 映画『リンカーン』【感想】

『ミュンヘン』(2005)

1972年9月5日、ミュンヘン五輪の選手村にパレスチナの武装組織が侵入し、イスラエル選手11人を殺害する事件が発生。イスラエルの諜報機関モサドはその報復として、首相ゴルダ・メイア臨席のもと、アヴナーは実行部隊のリーダーとして、モサッド上官エフライムから「神の怒り作戦」の説明を受け、パレスチナ人首謀者11名の暗殺計画に乗り出します。

リーダーに任命されたアブナーは妊娠中の妻を置いてヨーロッパへ渡り、標的を1人ずつ抹殺していきます。「トロイ」のエリック・バナが主演を務め、後に6代目ジェームズ・ボンドとなるダニエル・クレイグ、「シャイン」のジェフリー・ラッシュが共演。

1972年ミュンヘンオリンピック開催中に起きたパレスチナ武装組織によるイスラエル選手団襲撃事件映画『ミュンヘン』【感想】

『戦火の馬』(2012)

1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めたマイケル・モーパーゴの小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品。第1次大戦下、デヴォンの貧しい農家の少年アルバートは毎日を共にしていた農耕馬のジョーイを軍馬として騎馬隊に売られてしまい。ヨーロッパ大陸に送り込まれる事になります。戦争中、ジョーイは飼い主が目まぐるしく変わり、さまざまな危機に遭遇しながら、欧州各地を転々とすることになります。

一方、フランスの戦地に行くことになったジョーイを探すため、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊し、激戦下のフランスへと向かうことになります。舞台となった第1次大戦中、英国では100万頭の馬が軍に徴用され、6万頭しか生き残れなかったというエピソードにもある通り、過酷な運命に翻弄されていく一頭の馬と飼い主アルバートとの深い絆の物語となっています。主人公アルバート役にイギリスの若手俳優ジェレミー・アーバインが扮しています。

英国デボンの農場で飼われていた馬が、第1次世界大戦で軍に徴用され、激戦地を生き抜く数奇の運命を描く映画『戦火の馬』(感想)

 

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