『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のあらすじと概要
ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア共演で軽やかに描いたハートフルコメディ。
妻子持ちの男性と恋に落ちて略奪婚するものの、最終的に元妻に夫を返そうと思い立つヒロインを取り巻く不思議な人間模様を描いています。
ニューヨーク・グリニッチ・ビレッジで、アート関係の仕事に携わりつつ、大学でアート・ビジネスを教えているマギー（グレタ・ガーウィグ）、彼女は子供が欲しいと思うようになり、一方で、マギーは半年と恋愛が続かないので結婚することなく、旧知のガイ・チャイルダーズから精子の提供を受けることになりました。
一方、妻子持ちの文化人類学者ジョン（イーサン・ホーク）と知り合いになります。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼット（ジュリアン・ムーア）、同じ教授ながらコロンビア大学で学部長をオファーされている、妻に愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、ついにマギーと再婚します。
数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じ始めていました。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、魅力を失いつつある夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつきますが…
監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。
原題：Maggie’s Plan
『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のスタッフとキャスト
レベッカ・ミラー監督：
グレタ・ガーウィグ：米カリフォルニア州サクラメント出身。恋人のノア・バウムバックがメガホンをとった「フランシス・ハ」（12）では脚本と主演を兼ね、ゴールデングローブ賞ミュージカル／コメディ部門の主演女優賞にノミネートされている。
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イーサン・ホーク：アメリカ・テキサス出身。カーネギーメロン大学に入学したが、ピーター・ウィアー監督作品「いまを生きる」（89）で俳優に復帰しブレイクしたため、大学を退学する。
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ジュリアン・ムーア：アメリカ／ノース・キャロライナ出身。若年性アルツハイマーの主人公を演じた「アリスのままで」（14）もゴールデングローブ賞（ドラマ部門）など数々の映画賞で主演女優賞を受賞、アカデミー賞では5度目のノミネートにして初受賞を果たし、3大映画祭の女優賞に加え、オスカー像も手中に収めた。
『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のネタバレ感想
突拍子も無いマギーの考え方と行動が関係する人々に重大な波乱を起こします。しかしながら、本人は非常にあっけらかんとしています。不倫で奪った旦那を元の奥さんに返すという話を持ち掛けるとう図太い神経も、本人は心からジョンの幸せを考えた上での事で、”世間体”など全く気にしません。
世間にマギーの様な考えや行動する人間ばかり増えたら生き難くくしょうがないと思いますが、１％程度ならば存在しても許せる許容範囲なのかも知れません。それも部外者なら許せますが、本人に利害関係が直接関わる問題では、こんな悠長な事は言っていられません！
元妻ジョーゼットは離婚後３年も経ってもジョンの事を忘れる事が出来ません。暫くの冷却期間を置いた事で、ジョンとの関わり方が間違っていた、自己中心的な生き方をしていた為、ジョンには申し訳ない事をしたという事に漸く気が付く事が出来ます。恐らく再婚後は上手くやっていくに違いありません。
しかしながら、主役のマギーは恋愛感情が永続きしないのは不幸な人生を決定づけるような気がしてしまいました。半年も一緒に暮らせば、相手の良い所、悪い所すべて見えて来ると思います。また、一時の恋愛感情も高まりは徐々に引いて行くのは当然で、出会いの始めての出会いの頃のウキウキした”感情”と同じレベルを維持して行くのはお互いの努力無しでは絶対不可能だと感じます。さて、みなさんのご意見は如何でしょうか？
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