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映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』(感想)精神病や孤独に苦しみ、作品が世に理解されずとも筆を握り続けた天才画家の半生!

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RD LawによるPixabayからの画像
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映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』のあらすじ・概要

「潜水服は蝶の夢を見る」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が画家フィンセント・ファン・ゴッホを描き、2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、ゴッホ役を演じた主演ウィレム・デフォーが男優賞を受賞した伝記ドラマ。

画家としてパリで全く評価されないゴッホは、出会ったばかりの画家ゴーギャンの助言『南へ行け!』に従い南仏のアルルにやって来ますが、地元の人々との間にはトラブルが生じるなど孤独な日々が続いてゆきます。やがて弟テオの手引きもあり、待ち望んでいたゴーギャンがアルルを訪れ、ゴッホは心底心酔している良き理解者ゴーギャンと共同生活をしながら創作活動にのめりこんでいくことになります。しかし、その日々も長くは続きませんでした……。

精神病や孤独に苦しみ、作品が世に理解されずとも筆を握り続けた不器用な生き方を通して、多くの名画を残した天才画家が人生に何を見つめていたのかを描き出していきます。そして、ゴッホの絵がこれほどまで長い年月にわたり、多くの人々の心をとらえて離さないのか、その核心に迫っていきます。

ゴッホ役のデフォーのほか、ゴーギャンをオスカー・アイザック、生涯の理解者でもあった弟テオをルパート・フレンドが演じるほか、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックら豪華キャストが共演する。

2018年製作/111分/イギリス・フランス・アメリカ合作
原題:At Eternity’s Gate

映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』のスタッフとキャストについて

ジュリアン・シュナーベル監督・共同脚本:ニューヨーク出身。「潜水服は蝶の夢を見る」でカンヌ国際映画祭とゴールデングローブ賞の監督賞を獲得する。

監督自身画家でもあることから本作品で、「自分だけに見えるその美しさを人々に伝えたい」という使命と情熱から絵筆をとったと考え、本作品に表現しています。更に監督が言われる様に「ゴッホの目を通した〈世界〉を、自分の目で見ることが出来る──そんな驚くべき体験を与えてくれる」スクリーンというカンバスにゴッホが見た世界を表現している映画作品となっています。

ウィレム・デフォー(フィンセント・ファン・ゴッホ):アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身。個性派俳優として幅広く活躍し、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(17)でアカデミー助演男優賞、本作「永遠の門 ゴッホの見た未来」(18)で同主演男優賞にそれぞれノミネートされています。

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ルパート・フレンド(テオドルス・ファン・ゴッホ):「ヴィクトリア女王 世紀の愛」「わたしの可愛い人 シェリ」(ともに09)のメインキャストに名を連ねています。

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マッツ・ミケルセン(牧師):主演を務めたデンマーク映画「アナザーラウンド」(20)はアカデミー国際長編映画賞を受賞した。

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マチュー・アマルリック(ポール・ガシェ医師):ゴッホの描くへのモデルも務めている。

オスカー・アイザック(ポール・ゴーギャン):同じ画家乍ら絵を描く手法などはゴッホと全く対照的。但しゴッホの絵の才能を見抜いていた数少ない人物の一人。

南フランス民家の窓飾り

映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』のネタバレ感想

生前に一枚も絵が売れなかったという悲壮な人生を送ったゴッホです。理解者は弟テオと画家仲間のゴーギャンのみでした。テオからの仕送りが無ければ生きてもいけない状況であることが映画からよく分かりました。現在はその価値を認められて、大人気のゴッホの絵画です。同時代の人々の美意識からはまったく蚊帳の外とはどういうことだったのでしょうか? マッツ・ミケルソン扮する聖職者はゴッホの絵を見て「これが絵と言えるのか?不愉快だ!」とまで面と向かい怒った顔で言い放っていました。この時、本当にゴッホが気の毒になりました…

精神病院の入退院を繰り返します。自傷行為など精神的に追い詰められていくシーンも描出されています。周囲に迷惑を掛けながらも弟テオの献身的な世話振りは兄弟愛を遥かに超えたものの様に思われました。

「自分だけが見て取る事が出来る美しい世界を表現して人々に伝えたい」という強い意思がゴッホの筆を動かしていた解説にありますが、創作活動に対する漲るエネルギーの力を感じさせられるものがありました。

近い内どこかの美術館でゴッホ展が開催される機会があれば、是非、行ってみたくなりました。

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