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映画感想|『オフィーリア 奪われた王国』(2018/クレア・マッカーシー監督)

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『オフィーリア 奪われた王国』のあらすじと概要

ExplorerBobによるPixabayからの画像

シェイクスピアの戯曲「ハムレット」を、王子ハムレットの恋人オフィーリアの視点から描いたラブストーリー。リサ・クレイン(英語版)の同名小説をもとにしている。

16世紀デンマーク。貧しい少女オフィーリアは、偶然出会ったガートルード妃に気に入られ侍女として城に迎え入れられる。やがて年頃を迎えたオフィーリアは、長い戦争から帰還した王子ハムレットと禁断の恋に落ちる。

そんな中、王の弟クローディアス(クライヴ・オーウェン)は蔭で密かに王位を狙う悪漢、ついでに王妃ガートルードに横恋慕します。王を毒で暗殺、自ら王となりガートルードまで手に入れて再婚するずる賢さです。しかし、ガートルード妃はクローディアスが先王を毒殺したことを知りません。秘密を知り、ショックを隠しきれないハムレットは、次第に情緒不安定に陥っていきます。

「スター・ウォーズ」シリーズのデイジー・リドリーがオフィーリア、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイがハムレット、「インポッシブル」のナオミ・ワッツがガートルード妃、「キング・アーサー」のクライブ・オーウェンがクローディアスをそれぞれ演じる。日本では劇場公開されなかったが、現在Netflixで「オフィーリア」のタイトルで配信中のものを視聴しました。

『オフィーリア 奪われた王国』のスタッフとキャストについて

MICHOFFによるPixabayからの画像

クレア・マッカーシー監督:女性監督による女性目線のオフィーリアを描く。

デイジー・リドリ―(オフィーリア:キャリア1年あまりの新人ながら「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15)のヒロイン、レイ役に大抜てき。ライトセーバーを使ったアクションシーンや、ハン・ソロやレイアとのエモーショナルなシーンを演じて一躍注目の若手女優となる。

ナオミ・ワッツ (王妃ガードルート及び森に住む魔女メヒティルト):01年デビッド・リンチ監督に抜擢され「マルホランド・ドライブ」に出演すると、アメリカ国内外から演技を絶賛され、スター女優に。

1人二役で活躍していますが、二人とも弟王と関係を持ってしまいます。

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ジョージ・マッケイ(王子ハムレット):サム・メンデス監督の戦争映画「1917 命をかけた伝令」(19)ではディーン・チャールズ=チャップマンとともに戦場を駆け抜ける若き英国兵を演じて主演を務めた。

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クライヴ・オーウェン(弟王クローディアス):「シン・シティ」「エリザベス ゴールデン・エイジ」等に出演。

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『オフィーリア 奪われた王国』のネタバレ感想

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「スター・ウォーズ」レイのデイジー・リドリ―というよりはどちらかといえば、ナオミ・ワッツ見たさに見た映画でした。ハムレット役は「1917命をかけた伝令」で走りまくっていたジョージ・マッケイ。

当時の宮廷内では陰謀術策渦巻くなかで、どこでも国王の毒殺などが行われていたのでしょうか?驚くべき恐ろしいことです。また、本作品の様に死んだと思わせながら、時間が経つと生き返るような便利な「毒」まで本当にあったのか疑問です。多分小説や映画の中だけのモノでしょう。

更に、王妃ガードルートの関心事は永遠に若さを保つ秘薬にあるなど、かなり、「薬」に注目が注がれていた時代背景があるのかもしれません。

本編冒頭のシーン、ミレーの「オフィーリア」を再現した映像は本当に美しくびっくり仰天しました。また、度々映し出されるその他自然の風景シーンはどれもかなり鮮明な美しい映像なので、女性監督ならではの感性を感じることが出来ました。

肝心なストーリーはラブロマンスですが、「君の為なら王位も王国もいらない・・・」というセリフは色々などころでよく聞くなぁという感じがします。でも、このような国王に統治される民衆は少し気の毒な気がします、、、

最後の血統も剣に毒を塗り込め、本の少しでも剣の刃で相手を傷付けるとたちどころに全身に毒が回り死に至るという恐ろしい仕掛けとなっています。何とも恐ろしい幕切れですが、シェークスピア四大悲劇の一つ「ハムレット」をオフィーリアの視点から撮った映画なので、悲惨な結末はどうしても避けられません。

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