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映画『ミスティック・ピザ』(感想)年頃の三人娘の恋模様を港町のピザハウスを舞台にほのぼのと描く

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SALVATORE MONETTIによるPixabayからの画像
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映画『ミスティック・ピザ』のあらすじ・概要

ピザハウスでバイトする3人の女の子の織りなすひと夏の恋愛模様を描くラヴ・コメディ。

米・コネチカット州の港町ミスティックを舞台にピザハウス「ミスティック・ピザ」で働くバイトの3人娘の1人ジョジョ(リリ・テイラー)は結婚式の最中に迷いや緊張で気を失ってしまい、突然恋人の漁師ビルとの結婚を無期限延期にしてしまいます。一方、デイジー(ジュリア・ロバーツ)はポルシェに乗った金持ちのぼんぼんに熱を上げますが、彼とはケンカ別れ。そしてしっかり者で将来天文学者を目指すデイジーの妹キャット(アナベス・ギッシュ)もベビーシッターとして雇われた先の主人、妻ある男性との恋に傷つきます。三人三様の夏が終わる頃、ジョジョは再び結婚を決意、デイジーも恋人とよりをもどし、キャットも大学進学を控え、それぞれの夢を胸に祝杯をあげることになります。

なお、本作はマッド・デイモン映画デビュー作でほんの一瞬のカットながら撮影当時18才の若々しい笑顔を見せている記念すべき映画にもなっています。

1988年製作/104分/アメリカ
原題:A Slice of Heaven

映画『ミスティック・ピザ』のスタッフとキャストについて

ドナルド・ペトリ監督:1988年に本作『ミスティック・ピザ』で映画監督デビューする。

ジュリア・ロバーツ(デイジー):ジョージア州 アトランタ近郊のコブ郡出身。『プリティ・ウーマン』(90)でブレイクする直前。本作撮影当時21歳というはち切れんばかりの若さと魅力を振り撒いています。自由奔放な役柄が取っても似合っていました。

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アナベス・ギッシュ(しっかり者の優等生。進学予定のエール大学で天文学を専攻する予定/キャット):ニューメキシコ州アルバカーキ出身。

リリー・テイラー(恋人ビルとの結婚式の最中に失神してそのまま結婚式を取り止めてしまった、ジョジョ):10歳より子役として活動し始める。シカゴのデポール大学の演劇学校などで演技を学び、ニューヨークで舞台に立っていたときにスカウトされて本作『ミスティック・ピザ』で映画デビュー。

アダム・ストーク(チャールズ・ゴードン・ウィンザー・ジュニア/おぼっちゃまの大学生。デイジーに一目惚れする):非常に良い性格のお坊ちゃま君、デイジー―の早とちりから愛車ポルシェに臭い魚汁をぶちまけられるという災難に遭う。また、愛車ポルシェがパンクした時、道中でヒッチハイクで町に戻ろうします。まったく車が止まってくれずに大変苦労します。最後に驚きの意外な奥の手を使い車を止める事に成功します!?

マット・デイモン(スティーマー/チャールズの親族):

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映画『ミスティック・ピザ』のネタバレ感想

(ネタバレ有り)ポルトガル系アメリカ人の経営するピザ屋が舞台というのも面白い設定でした。秘伝のソースが売り物で常に千客万来とまではいかない様でしたが、そこそこの繁盛店でした。最後に、覆面鑑定人から最高評価を受けたピザがTVで紹介されているシーンは圧巻でした。また、ピザ屋のご主人夫婦には本当の子供がいない事から、バイト3人娘もを本当の娘の様に親身に待遇しているところが素晴らしい映画でした。多分秘伝のタレのレシピは3人娘の一人に伝えたのかも知れません。

自由気ままで、玉の輿を狙うジュリア・ロバ―ツ扮するデイジーの恋はきっと成就しないだろうと誰もが思っていたと思いますが、予想に反して”御曹司”は結構いい奴でした。大学の法律の試験でカンニングがバレて、「退学」にでもなったのかもしれません。デイジーは彼との初デートで250㌦もするド派手なスタイルのドレスを着てい行きます。似合っているので、様にはなっていました。『一回着たら店に返品する』とか恐ろしい言葉が聞こえました。

大学教授の幼い娘のベビーシッターとなったキャット(デイジーの妹)はしっかり者の筈ですが、妻子ある大学教授に心を惹かれて行きます。ところがイギリスに帰国した筈の妻は突然自宅に戻り、彼女と鉢合わせするという気不味い関係にはドキリとさせられました。

殺伐としたアクション映画や法廷映画の合間に本作の様な、のほほんとしたラブ・コメディで一息入れてみるのも好いものです。

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