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新作映画『エルヴィス』(感想)エルヴィス・プレスリーとは何者か、少し分かった様な気になりました!

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新作映画『エルヴィス』のあらすじ・概要

「キング・オブ・ロックンロール」と称される伝説的な大スターエルビス・プレスリーの人生を、「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン監督のメガホンで映画化。

スターとして人気絶頂のなか42才で若くして謎の死を遂げたプレスリーの物語を、「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描いていく。ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルビス・プレスリー。

奇抜なヘアスタイルと衣装で観客の度肝を抜き、他の誰も真似できない圧倒的な歌唱力とセンセーショナルなパフォーマンスを披露します。腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルビスの姿に、女性客を中心とした若者たちは大興奮・大絶叫の嵐、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていきました。

しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまいます。やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったエルビスでしたが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカーは、逮捕を恐れてエルビスらしいパフォーマンスを一切阻止しようとします。それでも自分の心に素直に従ったエルビスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるのですが……本作品は、エルヴィスの背後にあった「死の真相」「陰で糸を引いていた恐るべき“黒幕”の存在」を暴き出すことに重点を置いた作品になっています。

 

2022年製作/159分/G/アメリカ
原題:Elvis

Gregory WaddellによるPixabayからの画像

新作映画『エルヴィス』のスタッフとキャストについて

バス・ラーマン監督:レオナルド・ディカプリオ&クレア・デーンズ主演の「ロミオ&ジュリエット」(96)、二コール・キッドマン&ユアン・マクレガー主演の「ムーラン・ルージュ」(01)が大ヒット。後者はアカデミー賞で作品賞など8部門にノミネートされた。

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オースティン・バトラー(エリヴィス・ブレスリー):米カリフォルニア州アナハイム出身。ディズニー・チャンネルのテレビドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」(06)でデビュー(懐かしいTV番組)(あの「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズに競り勝ち、主役の座をつかんだとのこと)によるエルヴィスの完コピぶりは、もはや神がかり的との最高の評価を受けています。

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エルヴィスを世界的スターへと押し上げた敏腕マネージャー兼プロデューサーであるが、そのショービズ界を裏でエルヴィスを完全に牛耳っていた男。カジノで全財産を使い果たしてしまい、金づるであったエリヴィスとカジノホテルとの間で5年間の内密で勝手に専属契約を交わしてしまう。

オリビア・デヨング(妻プリシラ):オーストラリア出身。15年にはM・ナイト・シャマラン監督作「ヴィジット」に出演して国際的にも知名度を上げている。

nitliによるPixabayからの画像

新作映画『エルヴィス』のネタバレ感想

エルヴィスが小さい頃住んでいた家はテネシー州メンフィスにある黒人居住地区内にある、白人住宅でした。小さい頃から遊んだ近所の友達は殆んどが黒人であるように描かれていました。教会でもゴスペル、他の場所でも力強い黒人音楽を聞いて育ったという環境の描写があり、これがエリヴィスの音楽のベースになっている事がようやく理解する事が出来ました。

冒頭から破竹の勢いでスーパースターに駆け上るシーン、熱狂しまくる若い女性ファンの姿を見ていると、映画館内の空調が効き過ぎていたせいかどうか分かりませんが、背筋が寒くなる程の衝撃を受けました。バス・ラーマン監督の演出の冴えを感じました。

エルヴィスを演じたオースティン・バトラーが自ら歌って踊った映像です。その素晴らしさにも感動しました。わたしの中学・高校時代良くレコードで聞いた懐かしい名曲も多く歌われていました。(LPレコードを何枚か持っていました。当時はビートルズ、プレスリー、ボブ・ディランは誰もが聴いていたのではないでしょうか!)余談ながら、ボブ・ディランもプレスリーの影響をかなり受けていた様で、自身の楽曲にも”メンフィス”の地名がよく出来ます。また、『セミの鳴く日』だったかディランがわざわざプレスリーに会いに行った(1,2言言葉を交わした程度だった)思い出を歌詞に書いた曲もあったと記憶しています。

トム・パーカーの存在そのものはまったく初耳でした。本作映画で初めて知りました。エリヴィスの身体の健康よりも金儲け目的に歌を歌わせることを重視していた非道な人間として描かれています。トム・ハンクスが演じていましたが、映画の中で時々見せた物すごく恐ろしい「悪人顔」が夢に出てこない事を祈ります。

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