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「オリビア・コールマン」出演作品おすすめ10作品(最近見た映画・見直した映画限定、順不同)

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数多くの名作に出演し、演技派女優として大活躍しているオリビア・コールマン。失礼ながらもう少し年は上かなと思っていたら、なんと、1974年生まれの50才とまだ非常に若い。(映画「ナイアド」で64才でフロリダ海峡を泳ぎ渡るというはまり役をやっていたので年齢を勘違いしていました…)これから益々活躍される期待が大きいです。最近見た映画おすすめ10作品をご紹介します。もし、まだ見ていない作品がありましたら、是非参考にしてみてください。

『ファーザー』(2020/フロリアン・ゼレール監督)

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した記憶を失って行く父と、人生の再スタートを切ろうとしている娘の人間ドラマ。

日本を含め世界30カ国以上(含む日本)で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していき、次第に自分自身や家族のことも分からなっていく父親の視点から描き出している。

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は認知症により記憶が薄れ曖昧になり始めていたが、娘のアン(オリビア・コールマン)が手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、父親と同居している現在の家を出て、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。

しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張し、アンソニーをよそ者扱いし始める。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない、、

映画『ファーザー』(2020/フロリアン・ゼレール監督)感想‣認知症の症状だけでなくそれが周囲の人々に与える影響を芸術的!?に描こうとした作品

『ロスト・ド―ター』(2021/マギー・ギレンホール監督)

エレナ・フェッランテ(なんと、著者は処女作公表以来、自身の匿名性”を条件にしている人物で、本名を明かしておらず、本人のことを知る人は誰もいない!)の小説を基にギレンホール監督が自ら脚本を手がけた作品、批評家からの受けも大変良く、2021年・第78回ベネチア国際映画祭で世界初上映され最優秀脚本賞を受賞しています。

ギリシアの海辺の町へバカンスにやって来た中年女性レイダ(オリビア・コールマン)は、ビーチで見かけた若い母親ニーナ(ダコタ・ジョンソン)と幼い娘の姿に目を奪われる。ニーナの娘エレナがビーチで一瞬行方不明になった後、レイダは娘を海岸で発見し、若い母親の元に返します。しかし、ビーチで椅子に座りながら、若い母親が幼い娘を持て余している様子などを観察していると、かつて自分が母親になったばかりで恐怖と混乱に満ちていた頃の記憶が蘇り、以前の悔恨の感情に押しつぶされそうになり、心の中の不気味な世界へと迷い込んでいくことになります。現在と過去のフラッシュバック映像が交互に重なり、彼女のキャラクターが次第に掘り下げられていく手法は実に見事です。

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『オリエント急行殺人事件』(2017/ケネス・ブラナー監督)

1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺されました。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人全員が、殺人事件の容疑者となってしまいます。そして、この列車にたまたま乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑みます。

『私が愛した大統領』(2012/ロジャー・ミッシェル監督)

重度の身体障害を抱えながらも3度の再選を果たし、後世に名を残す政治家となった米大統領フランクリン・ルーズベルトと、彼を陰から支え続けた女性デイジーの知られざる物語を描いたドラマ。舞台は1930年代アメリカ。多忙を極めるルーズベルト大統領は、一番の理解者でもある従妹のデイジーとドライブに出かけることが、心に安らぎをもたらしてくれる貴重な時間になっていました。そんなある日、英国王ジョージ6世夫妻がアメリカを訪問し、ルーズベルト邸にやって来ます。ドイツとの開戦が迫る中、2人は大統領の執務室で会談し、デイジーもその一部始終を見つめていました。しかし、その夜、デイジーも知らなかった大統領の秘密が明らかになっていきます……。

 

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011/フィリダ・ロイド監督)

イギリス史上初の女性首相で、その強硬な性格と政治方針から「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーの半生をメリル・ストリープ主演で描いたドラマ。父の影響で政治家を志すようになったマーガレットは1975年、50歳で保守党党首に選出されます。79年にはイギリス初の女性首相となりました。国を変えるため男社内の中で奮闘するマーガレットは「鉄の女」と呼ばれるようになりますが、そんな彼女にも妻や母としての顔があり、知られざる孤独と苦悩がありました。

 

 

『女王陛下のお気に入り』(2018/ヨルゴス・ランティモス監督)

「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える 2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。

2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、女王アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む9部門10ノミネートを受け、コールマンが主演女優賞を受賞している。

18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、肥満が原因の痛風に悩まされていて、気まぐれな女王を思うように動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが縁故を頼って宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイルを支配下に置きますが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を虎視眈々と狙っていました。フランスとの戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスを掴もうと野心溢れるアビゲイルでしたが……。

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『ロブスター』(2015/ヨルゴス・ランティモス監督)

アカデミー外国語映画賞ノミネート作「籠の中の乙女」で注目を集めたギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズら豪華キャストを迎えて手がけた、自身初の英語作品。

2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来、独身者は身柄を確保されて豪華なホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、特殊な手術を施され、自分が希望する動物に変えられて森に放たれてしまうという運命が待ってました。主人公のお兄さんは犬にされていました。

独り身のデビッドも湖畔のとても眺めの良いゴージャスなホテルへと送られますが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、とても堪えられなくなり、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出してしまいます。森では独身者のリーダーが決めた「恋愛禁止」のルールがありますが、彼はそれを破り、近眼の女性と恋に落ちてしまいます。

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『エンパイア・オブ・ライト』(2022/サム・メンデス監督)

「アメリカン・ビューティー」「1917 命をかけた伝令」の名匠サム・メンデスが、「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマンを主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。

厳しい不況と社会不安に揺れる1980年代初頭サッチャー政権下の英国社会。海辺のリゾートの町マーゲートで地元の人々に愛されている映画館・エンパイア劇場で働くヒラリーは、つらい過去のせいで心に深い闇を抱えていました。そんな彼女の前に、大学に進学して建築を学ぶ夢を諦めて映画館で働くことを決意した黒人青年スティーヴンが現れます。過酷な現実に道を阻まれてきた彼らは、映画館という独特な雰囲気の職場の仲間たちの優しさに守られながら、少しずつ心を通わせていきます。前向きに生きるスティーヴンとの交流を通して、生きる希望を徐々に見いだしていくヒラリー、時代の波によって彼らは想像以上の更なる試練に直面することに……。

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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023/ポール・キング監督)

ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演の大ヒット作「チャーリーとチョコレート工場」に登場した工場長ウィリー・ウォンカの始まりの物語を描くファンタジーアドベンチャー。

純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやって来ました。ウォンカの作るチョコレートはまたたく間に評判となりますが、その町は、チョコレート店の新規開店はご法度の、夢見ることさえ禁じられていた町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまいます。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士(身長20㎝)も現れ、事態はますます面倒なことに。それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘します。

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『ナイアド その決意は海を越える』(2023/エリザベス・チャイ・バサル、ヘリィ ジミー・チン夫婦監督)

アネット・べ二ングの本人なり切り演技が圧巻でした。遠泳についてほとんどどんなものか分かりませんが、170㌔、50時間以上も寝ず、休まず泳ぎ続けるという強靭な肉体、精神力はどのように培ったものか全くわかりません。急激な天候の変化、潮の流れ、人食い巨大サメの来襲、猛毒クラゲの攻撃など一度経験したら二度と挑戦意欲を失ってしまうようなことばかりが起こります。

60歳を過ぎてから30年振りの挑戦をします。しかしながら、幾多の困難に妨害され4度も失敗を繰り返していました。無謀とも思われる”挑戦”でしたが、彼女は決して諦めませんでした。5度目の挑戦で漸く偉業を達成します。とんでもない快挙に思わず拍手を送りました。力泳直後に発した言葉は諦めるな、夢を追えという励ましの言葉でした。胸に突き刺さる言葉でした。多分この発信された言葉は何万人という人々の心にしっかり届いているのではないかと感じました。

おすすめ映画『ナイアド その決意は海を越える』(2023/エリザベス・チャイ・バサル、ヘリィ ジミー・チン夫婦監督)感想‣64歳にして成し遂げた偉業に迫った実録映画の内容が凄い!

 

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