キアヌ・リーブスは『スピード』『マトリックス』の世界的ヒットで人気を不動のものにしています。アクションスターとしてたいへん人気が高い一方、「聖人」と呼ばれるほどの人格者でも知られており、『イルマーレ』などのラブロマンスでも精彩を放っています。最近見た映画を中心に出演作10作をご紹介します。まだ、観賞されていない映画があれば是非次回視聴の参考にしてみてください。
- 『コンスタンティン』(2005/フランシス・ローレンス監督)
- 『マトリックス レザレクションズ』(2021/ラナ・ウォシャウスキー監督)
- 『イルマーレ』(2006/アレハンドロ・アグレスティ監督)
- 【ディアボロス/悪魔の扉】(1997/テイラー・ハックフォード監督)
- 『ジョン・ウィック』(2014/チャド・スタエルスキ監督)
- 『心のカルテ』(2017/マーティ・ノクソン監督)
- 『レプリカズ』(2019/ジェフリー・ナックマノフ監督)
- 『砂上の法廷』(2016/コートニー・ハント監督)
- 『スウィート・ノベンバー』(2001/パット・オコナー監督)
- 『ネオン・デーモン』(2016/ニコラス・ウィンディング・レフン監督)
『コンスタンティン』(2005/フランシス・ローレンス監督)
この世は天界・人間界・地獄の3つの世界に分けられ、それぞれの住人は別の世界へと自由に行き来することはできない。しかし実際は、天使や悪魔と人間の中間的存在「ハーフ・ブリード」が人間と違わぬ外見を持って、人間界に住み着いて暗躍しています。
ハーフ・ブリードは、人間界に直接干渉できない天界の神や天使、地獄の悪魔が人間界に送り込まれていました。天使や悪魔と人間との中間的存在。外見は人間そのもので区別がつきませんが、ジョン・コンスタンティンは自身の持つ能力によって見分けることができるという設定になっています。
ロサンゼルスに住むジョン・コンスタンティンは悪魔祓いを生業としている。ある日、同業者のヘネシー神父から頼まれて悪魔につかれた少女を助けるが、その悪魔が人間界に来ようとしていたことや少女が描いた“槍”の絵から、何か異変が起きていることを察知することになる。
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『マトリックス レザレクションズ』(2021/ラナ・ウォシャウスキー監督)
主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスが過去作と変わらず同役を担当するほか、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスらが続投。ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役を「アクアマン」のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ネオの宿敵スミス役をドラマ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが新たに演じ、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが扮する新キャラクターも登場する。シリーズの生みの親であり、過去の3作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとった。
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『イルマーレ』(2006/アレハンドロ・アグレスティ監督)
01年製作の同名韓国映画を「スピード」以来12年ぶりとなるキアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの共演でリメイクしたタイムトラベル・ラブストーリー。
2006年、湖畔に建つガラス張りの一軒家に住む女医のケイトは新たな勤務先のあるシカゴへ引っ越すことになります。手紙の転送をお願いするために、次の住人に郵便ポストに置き手紙を残したケイトだったが、次の住人であるアレックス(実は2004年を生きる建築家の青年)から奇妙な手紙を受けとる……。なお、オリジナルの基本的な設定はそのままですが、舞台は海辺の家から湖畔の家へと変更されています。
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【ディアボロス/悪魔の扉】(1997/テイラー・ハックフォード監督)
大都会ニューヨークを舞台に、悪魔が法曹界の黒幕となり若き弁護士の魂を狙うという訴訟王国アメリカならではのオカルト映画。監督は「黙秘」のテイラー・ハックフォード(製作総指揮も)。アンドリュー・ニーダーマンの小説『悪魔の弁護人』(ソニー・マガジンズ刊)を原作に、ジョナサン・レムキンと「ボディ・バンク」のトニー・ギルロイが執筆した。
フロリダの青年弁護士ケビンは、法廷で連勝記録を更新し続けていました。天才と評判のミルトンという法律家が経営する法律事務所に誘われます。ケビンは素晴らしい待遇を受けて、妻のメアリー・アンと共にニューヨークに移り住み、ミルトンのもとで働くことになります。ですが、裁判中に検事補が突然倒れるなど、奇妙な事件が続発。それらはすべて、ミルトンの仕業だったのです。ミルトンは自分が悪魔であることをケビンに告白、ケビンは必至に抵抗を試みるのですが……。
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『ジョン・ウィック』(2014/チャド・スタエルスキ監督)
「マトリックス」ほか数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけたチャド・スタエルスキが初メガホンをとり、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を中心とした独自のアクション世界を展開します。キアヌは長期の訓練と綿密なリハーサルでこれをマスターし、撮影に臨んだという。
愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から完全に足を洗った凄腕の殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れます。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーという名の一匹の子犬が送り届けられます。
亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻しつつあるジョンでしたが、ある日、ジョンの所有する愛車69年式フォード・マスタング・BOSS429の窃盗を狙って家に押し入ったロシアンマフィアの馬鹿息子が、車を盗む際に愛犬デイジーまで殺してしまいます。生きる希望だったデイジーの命を奪われたジョンは、かつてその名を轟かせた裏社会に舞い戻り、ロシアンマフィアの組織を相手に単身戦いを挑みます。
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『心のカルテ』(2017/マーティ・ノクソン監督)
摂食障害を抱える女性がグループホームでの生活や仲間たちとの交流を通して再生していく姿を、「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ主演で描いた、Netflix製作のオリジナル青春ドラマ。
複雑な家庭環境で育った20歳の女性エレンは、重度の拒食症に苦しんでいます。どこの病院も受け入れる事が難しくなった為、継母の勧めで風変わりなメンタルケアの専門家ベッカム医師の診察を受けた彼女は、食べ物の話をしないことや最低6週間の入所を条件を受け入れ、ベッカム医師が運営するグループホームで暮らすことになります。
エレンはホームの風変わりな規則に戸惑いながら、また時に反発しながらも、同じく摂食障害を抱える同年代の6人の入所者たちと共に、自分を見つめ直していきますが……。
複雑な家庭環境で育った20歳の女性エレン、重度の拒食症に苦しみながらも、グループホームでの生活を通じて復活して行く姿を描く映画『心のカルテ』
『レプリカズ』(2019/ジェフリー・ナックマノフ監督)
キアヌ・リーブスが愛する家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じる近未来SF映画。
人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした医療系バイオ企業の研究所で働く神経科学者ウィリアム・フォスターは、自動車運転中の突然の事故により最愛の家族4人を一度に亡くしてしまいます。失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとして蘇らせることに成功します。
家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究所の上司ジョーンズが現れ、ウィリアムの所業を全て把握していることを告げると、今の生活を続けたければ意識移植のアルゴリズムを渡すことを要求し、研究サンプルとしての家族(クローン)を奪おうとする政府組織が襲い掛ってきます。
人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした医療系バイオ企業が舞台の近未来SF映画『レプリカズ』(感想)クローン人間の誕生はもうすぐなのか!?
『砂上の法廷』(2016/コートニー・ハント監督)
莫大な資産を持つ大物弁護士が自宅で殺害され、17歳の息子が容疑者として逮捕されました。何故か少年は完全黙秘を続けます。一家の顧問弁護士・ラムゼイが少年の弁護を引き受けることに。法廷でも何も語らない少年をよそに、多くの証人たちが少年の有罪を裏付ける証拠、証言が語られます。すべてが少年にとって一方的に不利なものばかり。やがてラムゼイが、証言のわずかなほころびから証人たちの嘘を見破ると、有罪確実と思われていた裁判の流れが変わりはじめていきます。
そんな矢先、少年がついに沈黙を破り、驚くべき事実を告白します。リーブスが正義感あふれる弁護士ラムゼイに扮し、少年の母親役をレニー・ゼルウィガーがミステリアスに演じた。監督は、前作「フローズン・リバー」がアカデミー賞のオリジナル脚本賞ほか2部門にノミネートされた実績を持つコートニー・ハント。
映画『砂上の法廷』(感想)見終わって初めて”邦題”の意味が理解出来ました。予測絶対不可能な衝撃のラストに注目!?
『スウィート・ノベンバー』(2001/パット・オコナー監督)
サンフランシスコの一流広告会社に勤め、昼夜を問わず仕事に明け暮れる孤独な仕事人間のネルソン(キアヌ・リーヴス)は、ある日、自動車免許の更新場で出会ったとても風変わりな謎の美女サラ(シャーリーズ・セロン)から、この11月の間、1ヵ月だけの恋人になることを唐突に提案されます。
彼女の強引な態度、加え一緒に住むこと、仕事を一切してはいけないことという一方的な条件に困惑するネルソンでしたが、まもなく嫌々承諾することに。そして彼は次第に彼女に惹かれ、恋におちていきます。やがてプロポーズ。しかしながらサラは、実は末期ガンでした。「違う人生をステキに送る」といって家族とも別れていました。病院も拒否しています。そして、彼女が1ヶ月ごとに恋人を変えるのは幻想の世界に生きるためだった事が分かります。それを知ったネルソンは看病を申し出ますが、サラは彼への本当の愛ゆえに拒否することに。「自分の強く美しい姿だけを覚えていて欲しい」と告げ、マフラーだけを残し、彼の前から姿を消すのでした...
映画『スウィート・ノベンバー』(感想)切ない恋のゆくえは…ちょっと身勝手過ぎるヒロインの考え方は?
『ネオン・デーモン』(2016/ニコラス・ウィンディング・レフン監督)
卓越した映像表現でファンを魅了するニコラス・ウィンディング・レフン監督がエル・ファニングを主演に迎え、究極の美を追求するファッション業界に渦巻く欲望と狂気を、きらびやかに彩られた独特の映像美とスタイリッシュな音楽に乗せて描いたサスペンススリラー。
トップモデルを夢見て故郷ジョージアの田舎町からロサンゼルスに上京してきた16歳のジェシー。人を惹きつける天性の魅力と若さを持つ彼女は、そしてモデル事務所のオーナーのロバータ(クリスティナ・ヘンドリックス)に、一目見て才能を見抜かれ、即座に契約するとすぐに一流デザイナーや有名カメラマンに紹介、順調なキャリアを歩みはじめることになります。
ライバルたちは嫉妬心から彼女を引きずりおろそうとしますが、ジェシーもまた自身の中に眠っていた異常なまでの野心に目覚めていきます。モーテルで働く男ハンク役にキアヌ・リーブス。
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