映画『ベティ・サイズモア』のあらすじ・概要
カンザスの田舎町に住むウェイトレスのベティは、女癖の悪い亭主に泣かされる日々を過ごしていました。でも彼女には大好きな昼メロという支えがあった。TVの医療連続ドラマを見ながら、自分が看護婦になって主人公の医師と恋をするという空想にふけるときが最も幸せな時間だった。一方、純情な彼女は、車のディーラーである夫のデル(アーロン・エッカート)が他の女と寝ているとは疑いもしなかったし、彼が陰でドラッグ取引にも手を出しているとは知りもしなかった。
だがある日、目の前で夫が殺されショックを受けたベティは、現場を目撃したベティは強いストレスによって現実乖離を起こし、現実と夢の境を飛び越え自分を昼メロの中の看護婦だと思い込んでしまいます。彼女は憧れの医師と結ばれるためハリウッドへと旅立ちました。夫を殺した犯人に追われているとも知らずに……。
2000年製作／110分／アメリカ
原題：Nurse Betty
ナース姿が似合う女優が活躍した映画➢
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映画『ベティ・サイズモア』のスタッフとキャストについて
ニール・ラビュー監督：アメリカ合衆国ミシガン州出身。
レネー・ゼルウィガー（ベティ・サイズモア）：トム・クルーズの相手役を演じた「ザ・エージント」（96）でブレイク。本作「ベティ・サイズモア」（00）で主演を務めるなどキャリアを積む／田舎育ちで純情な彼女はウェートレスとしてい働いています。しかし、ちょっと不釣り合いな亭主と結婚していることから、家庭内の不満をTVドラマを見る事で”現実逃避”して一時を過ごす事が常となっている。
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モーガン・フリーマン（チャーリー）：90年代には「許されざる者」（92）、「ショーシャンクの空に」（94）、「セブン」（95）などの名作・話題作に出演し、米映画界にとって欠かせない存在となった／手下のウェズリーとの二人組で麻薬取引に関わる仕事をしている。組織の殺し屋的な存在。ベティ―の写真を見ている内に恋心を抱く。
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クリス・ロック（ウェズリー）：ニューヨークのブルックリンで育つ。スタンダップコメディの世界で長く経験を積み、エディ・マーフィ主演の「ビバリーヒルズ・コップ2」（87）でスクリーンデビューを果たす／先日ウィル・スミスにアカデミー賞授賞式で平手打ちを食らった事であまりに有名となっています／衝動的な行動をする事が多い。これが最後には命取りとなってしまう。
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映画『ベティ・サイズモア』のネタバレ感想
奇想天外なドタバタコメディーを愉しく見る事が出来ました。何と言ってもレネ―・ゼルウィガーの魅力に引き込まれてしまいました。TVの連続ドラマのヒロインになり切ってしまい、現実逃避する事が本当に起こったら少し怖いとは思います。レネーがTVドラマの”名医”と再会を果たすシーン、”劇中劇”の迫真の演技が本編の見どころの一つになっています。
美しさだけではなく、抜群の演技力を見せつけられた思いがしました。後に「オズの魔法使」で知られるミュージカル女優のジュディ・ガーランドを演じた「ジュディ 虹の彼方に」で１９年見事アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。
メルヘンチックな夢の中を彷徨い、ベティ・サイズモアはロサンゼルスの病院まで来てしまいます。一方、彼女を追う”暗殺者”二人組はマジで凶悪な殺人者です。（ベティ―の亭主を殺害している）ストーリーを引き締める筈なのですが、どうしてこの場面で突発的な拳銃の撃ち合いが始まってしまうの！？これはかなり場違いな展開ではありました。最近大きな話題を呼んだ”クリス・ロック”の演技なので、予想外はつきモノだったのかと妙に納得をしてしまいました。
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