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映画『ザ・エージェント』(1996/キャメロン・クロウ監督)‣感想 トム・クルーズのあたたかい人間味溢れる演技の大迫力!

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映画『ザ・エージェント』のあらすじ・概要

理想主義者のスポーツ・エージェントのジェリー(トム・クルーズ)は、業界の選手の年俸をつり上げるだけのやり方に疑問を持ち、会社に提案書を提出します。ところが、これが元で会社を解雇されます。ただ1人彼の提案書に共感してくれた会計係のドロシー(レネー・ゼルウィガー)と己の信念に従い独立します。ジェリーはクライアントのひとり、落ち目のフットボール選手ロッドとドロシーと共に、紆余曲折を経て成功を勝ち取ります。フットボール選手を演じたキューバ・グッディング・Jr.がアカデミー助演男優賞を獲得しています。

1996年製作/138分/アメリカ
原題:Jerry Maguire

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映画『ザ・エージェント』のスタッフとキャストについて

キャメロン・クロウ監督:15歳で音楽ジャーナリストになり、ローリング・ストーン誌に寄稿するなど若くしてキャリアを築く。監督作3本目本作「ザ・エージェント」(96)でアカデミー脚本賞に初ノミネートされ、続く半自伝的映画「あの頃ペニー・レインと」(00)で同賞を受賞し、ゴールデングローブ賞の作品賞にも選ばれています。

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トム・クルーズ(ジェリー・マクガイア/全米一のスポーツ・エージェント会社SMIに所属していた敏腕スポーツ・エージェント):自身の信条を語った誇り高い「提案書」が原因で突然会社を解雇になってしまう。持ち前の根性で独立を果たすが、前途多難な日々を送る。

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レネー・ゼルウィガー(会計係ドロシー/SMIのジェリーの同僚だったが、彼の信条に感銘を受け、一緒に退職、一児レイのシングルマザー)上司と部下の関係を超えて恋愛感情を持つ事を躊躇っていた。その後プロポーズを受け入れ結婚は果たすものの、ジェリーが仕事と家庭の両立を果たす事が難しいと感じて「離婚」を決意するが…

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キューバ・グッディング・Jr./落ち目のアメフト選手、唯一のジェリーのクライアントにして”友人”として残った。人間的にも非常に温かい心を持つが、チームメイトや他人に対して不満を持っている事が欠点だと指摘を受ける/1968年、ニューヨーク市ブロンクス生まれ。両親ともに歌手。1988年、『星の王子 ニューヨークへ行く』で映画デビュー。

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ジョナサン・リプニッキ(ドロシーの息子レイ):5才の頃に本編で映画デビュー。”名演技”に驚き!本作では重要な役割を果たす。

ボニー・ハント(ドロシーの姉ローレル):面倒見の良い姉役、妹の幸せが気がかりでしょうがない。

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映画『ザ・エージェント』のネタバレ感想

幸福感の余韻の残る素晴らしい映画で感動しました。トム・クルーズ演じるジェリーのちょっと張り詰めた、オーバー過ぎるアクションには終始驚かされましたが、これが一流エージェント的な生き方なんでしょう。一方、レネー・ゼルウィガー(ドロシー)の余り出しゃばらず、ちょっと遠慮気味のドロー役がぴたりとはまっていました。本作が切っ掛けで人気がブレイクしたことも十分頷ける素晴らしさでした。

キューバ・グッディング・Jr.は本作品でアカデミー賞助演男優賞を見事に獲得しています。落ち目のフットボール選手ながら妻の強烈なバックアップ、ジェリーとの友達としての交流関係を通じて、見事に大出世を果たし、夢の様な高額な契約金を獲得するシーンは感動的でした。

ジェリーとドロシーの間を近づける存在はドロシーの息子レイの存在が大きかった様に思えます。レイはジェリーに直ぐに懐いてしまい、ドロシーにレイには父親が必要ではないかと思わせたに違いありません。また、レイの聡明さと愛くるしい笑顔には皆を虜にしてしまうたいへんな魅力がありました。

また、ドロシーの見張り番役的な美人の姉のローレルの存在も映画の魅力アップには確かに必要な存在かも知れません。決して二人の恋路を邪魔する存在ではありませんが、心配でしょうがないという世話好きな姉の気持ちも分からないでもありません。しかし彼女は毎夜、離婚した女性らを家に呼ぶ「慰めの互助会」の世話人をしています。これは少し気が滅入るのではないかと思いました。

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